トラブル・防犯・治安対策東アジア:日本

時間ギリギリで搭乗できず。国内LCCで起こった搭乗手続きでのトラブルについて、解説と今後の対応策案

この記事を書いた人
Kumi

2014年1月よりデジタルノマド的に海外放浪生活を送っています。現在10年め。COVID-19の間はタイに留まっていました。その間に最愛の猫夫に出会ってしまう。
色んなところにちょっとずつ住んでみる、短期旅行でも長期滞在でもない感じが好き。現地SIM好き。

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こんにちは、くみです。

今日、本当は大阪から沖縄に移動する予定でしたが、乗れませんでした。またかよ。

なんばでのんびりたこ焼きなんか買って、道に迷って空港にぎりぎりに着いた一番私が悪いのですが、航空会社からの状況リカバリのための選択肢提示も十分ではなかったと感じたし、動揺したので対応策とか反省とか愚痴を書いていきます。

ちなみに明後日まで関西国際空港に住みます。(市内に戻る交通費が高いんで…)

▼深夜3時現在の関西国際空港。店は閉まり、活動している人もいれば寝ている人も。

深夜の関西国際空港

今日私に起こったこと

  1. 荷物預け入れに間に合わない(13:55まで受付で13:55にカウンターに着いた。預け入れオプションをつけていたが55分に締め切りなのでと預け入れを無慈悲に拒否される)
  2. カウンターにて、機内に持ち込みできる荷物は全部で7kgなので『隣りにある郵便局で荷物を送る』か『搭乗を諦める』か『荷物を捨てる』か選択せよと言われる。カウンターに着いた時はまだ時間内だったんだし、どうにかならないの?と聞くうちに時間がなくなっていく
  3. どうにもならなさそうなので、沖縄の知人宅にバックパックを送る事を決意、数日間分必要な荷物だけ出して郵便局のカウンターまで行く
  4. 郵便局のカウンターで化粧品などは入れないでくださいと言われ、慌ててダメそうな荷物を出す。宛先を書いて重量を測ってもらい料金を払う
  5. 持ち込み手荷物7kg以下で急いで搭乗口に向かう(しかしこの時点で実は時間切れ)
  6. 搭乗口到着。まだ出発時刻になっておらず飛行機はいるが、搭乗時刻を過ぎているので無慈悲に搭乗拒否。この時「当社の便は今日も明日も満席ですので、他社様をご利用ください」と言われる
  7. しばらく搭乗口でぼんやりし、スカイスキャナー
    で他社のチケットの値段などをチェックしていたが、ふとダメ元で振替できないのかジェットスターの別の人に聞いたら席の空きを調べてくれて「明後日なら乗れる」との事。料金も3,000円の手数料だけで済むので他社を取るより安い。
  8. 荷物預け入れオプションも消滅しないと聞いたので慌てて郵便局に戻って荷物送付をキャンセルできないか訊くも、「送付キャンセルはできるが料金は払い戻しできない」との事なので、荷物を改めて整理しやっぱり送ってもらうことに
  9. 交通費高いので明後日まで関西国際空港に住むことを決意 ←Now!

それぞれのステップで反省点ともっといい選択肢があったかとかと愚痴を書いていきます。

時間に遅れた!荷物預け入れられない!飛行機に乗れない!そんな時どうしたら良かったか

1.荷物預け入れに間に合わない

  • 改善点1:時間ぎりぎりなのに、初めての土地に並ぶ人気店のたこ焼きとか買いに行かない。時間に余裕を持って行動する
  • 改善点2:SIM代をケチらない

なんばの大たこおいしかったです(^ρ^)
ずいぶん高いたこ焼きになりましたが…

なんば乗り換えの南海電鉄で空港まで行ったのですが、南海電鉄のホームも遠くて遠くて…。しかもたこ焼き買ってから最初方向音痴属性がスキル自動適用して、道頓堀を超えて駅ではなく北の方に向かっていました。そんな誰も見てないところで(しかもクリティカルな所で)ドジっこ属性発揮しても、全然かわいさとかなくて実害があるだけですやめてください

今回もお金をケチってプリペイドSIMとか買ってなかったんですが、この時ネットに繋げられていればGoogleMapsで方向を確認することもできたのに…。

いやーもう情けない…、時間的に間に合うと思ってたんだけど、初めての土地は迷ってしまいますね。特に空路の時はギリギリで何かするのやめます…

2.カウンターで荷物預け入れを拒否

他の航空会社はどうか分かりませんが、ジェット★は全く取り付くしまがありませんでした。人にもよるのかもしれませんが… 13時55分締め切りで13時55分に着いて、ダメなんだね。締め切り時間よりも先に閉めてしまうものらしく、閉めてしまったら時刻的には間に合っていてももうダメなんだそうです。

知人の知人も少しオーバーしたら荷物を捨ててくださいと言われたとか、そういう対応が目立つらしいので、個人的なものではなくて社風なのかもしれません(もちろん超過を見逃せと言っているんじゃなくて、言い方の問題ね)
関西国際空港が厳しいという反応も他の人からあって、時間的に間に合っていたのに荷物の重量がちょっと超過していて、『整理している間に時間が来て「はい。もう締め切りました!!」みたいな鬼のような対応をされた』そうで、辛い…。どの航空会社か忘れたそうですけど。

結果は結果で、定時運行はもちろん大事で、他の乗客に迷惑をかけてはいけないし、こちらに原因があるのだからもちろん結果は当然だと思うんですよね。緩いエアラインもあるにはあるけど、重量はルールで決まっていることなわけだし。
私もすぐに郵便局で送ろうと決めたら搭乗は間に合ったかもしれないので(遅れたのが初めての経験だった事もあって、その時は心理的にすごく難しかったけど)
ちょっとねばってみてダメだったらさっくり諦めるのも大事かも(´・ω・`)

以前キャセイパシフィックで東京からマニラまで乗った時は荷物に関してかなり柔軟な対応をして頂いたので(荷物を預け入れたあとで缶詰が機内持ち込み不可だったのを知らず荷物検査ではねられたのを相談したら、わざわざ小さな箱を用意して預け入れにしてくれた)、やはりこういうのはLCCとそうでない会社の差が出るんでしょうか…

また、この時カウンターの人からは

  • 『郵便局で送る』
  • 『搭乗しない』
  • 『荷物(バックパック)を捨てる』

の三択しか提示されなくて少しパニックになったのですが、私のように時間に融通の効く人間は実は『別の便に振替をする』という選択肢もあります。

  • どうしても今日この便に乗らないといけない → 郵便局で送る or 可能なら荷物を機内持ち込み可能になるまで捨てる
  • この便じゃなくてもいい → 振替の可能性を探る

本来は分岐条件はこの2つで、私はこの日この便じゃなくても良かったので、違う便にするか聞いてくれていたら郵便局で送らなくても良かったのです。まあそれも今考えればなんだけど(その時は搭乗はなんとか間に合うだろうと思っていたし)

3.郵便局で送ることを決意

  • 注意点:ゆうパックで送れるものと送れないものがある(特に化粧品は注意、おすすめは衣服と本)

ジェット★のお姉さんもさ、郵便局で送れって何度も言うんだったら送れる荷物と送れない荷物がある事くらい教えてよー!!><

まあそこは当然ジェット★の管轄じゃないんで私の八つ当たりに近いんですけど、
でもタイムリミットが迫る中、荷物整理して7kg未満になるようにしてカウンターに行って重量チェックしてもらって、
郵便局ブースに行ったらまた荷物選び直しって…辛い。

この時点で既に14:09、出発時刻は14:25。
カウンターのお姉さんは15分までにどうこうしないと乗れないという事もありますので〜 全部の荷物合わせて7kgですので、全部合わせる必要がありますので〜7kg以上あったらお乗せすることはできませんので〜しか繰り返さない器物となった。
今考えると厳密に15分切ったら乗せないのであればこの時点で無理だったし、無理な時点で振替も勧めてくれればよかったのになあと思う。

あと最初は測らなかったサブバッグも、荷物送って7kg未満にして搭乗する意思を伝えた途端に「全部載せてください!全部です!」って計測に足すように言われたのも、なんか…
確かにルールでは全ての荷物なので全然間違ってないんですが、私の経験上重量チェックでサブバッグ(お財布とか入れてるやつ)まで乗せるよう要求されたの初めてで、さっきは測っていなかったものをこのタイミングでそれって、…なんか何とかして乗せまいとしている印象を受けて、…

もちろん遅れた私が悪いですし、無理そうな時点で他の選択肢(他の日に手数料を払って振り替えるとか)を提示してくれればそちらを選んだんですけど…
こういうのは人によるのか、それとも社のマニュアルで決まっているのかなあ…。

4.郵便局のカウンターで送れないものを注意され、荷物詰めなおし

郵便局カウンターにて。
スプレー缶とか、女性だと化粧品とか送れないので抜いてくださいって言われました。あと充電池の入ったもの。

化粧品とか充電池の入ったものとかは送れないことはないけど、『品名を全て送り状に書く』のと『検査のために届けるのに10日くらいかかる』と言われ、そんなに沖縄居ないから受け取れないし!全て書く時間もないし!とテンパった頭がギブアップ。
(品名を全部詳細に書かないと検査のために届けるのに時間がかかる、だったかな?ANDだったかORだったかちょっと覚えていません。とにかく急いでいる時に言われて辛かった)

衣類や本は問題ないということなんで、同じような状況になった時は(そうそうあるか分からんけど)衣類と本とかだけ詰めて送れば問題なさそうです。

それで結局荷物は5.5kgになりました。

5.持ち込み手荷物7kg以下で急いで搭乗口に向かう(しかしこの時点で実は時間切れ)

この時点で実は乗れなかった。つらっと無言で搭乗券出してあいつ…。

搭乗券出されたら今急げば乗れるかもって思っちゃうよね…、同じ会社だからもう搭乗口閉まってるなら連絡して確かめられただろうし(実際に振替手配してくれた人はカウンターに連絡してくれていた)、以前に国内線乗った時は搭乗手続きしていれば遅れている人の名前とかアナウンスして、少しは待ったりしてたような記憶があるんですけど…、あれはANAとかのフラッグキャリアだから…?

6.搭乗口到着、だが…

まだ出発時刻になっておらず飛行機はいるが、搭乗時刻を過ぎているので無慈悲に搭乗拒否。この時「当社の便は今日も明日も満席ですので、他社様をご利用ください」と言われる。

時間に遅れた私が悪いのは大原則なんですが(繰り返し)、他の選択肢が実はあったのに、それを教えてもらえず「他社様をご利用ください」はちょっと…。
他の選択肢は伝えないというマニュアルになっているのか、応対した人の感情的な問題なのか分からないですが。

私この時、ジェット★で便の振替できることを知らなくて、こう言われたので航空券取り直しになると思っていましたが、実際は3,000円の追加料金で明後日の便に振替できました。

7.ダメ元で振替できないのか別の人に訊いたら席の空きを調べてくれた

ダメ元で他の人に訊いたところ、相手がちゃんとした方で、「明日は満席なので他社様を〜」だけではなく明後日まで調べてくれて。ほんとうに助りました。
ここで「明日は満席なので他社様を〜」って言われてたら本当に他社で取り直ししていた。ピーチが9,000円くらいだったかな。「他社様を〜」の人は客に恨みでもあるのか…。
この教えてくれた人は、丁寧にカウンターに連絡してくれて、なおかつ本人がカウンターまで来て手続きを手伝ってくれました。神。
なぜ同じ会社なのにこんな対応が違うのか…この人はマニュアルを超えて私に親切にしてくれたのだろうか…こんな遅れるような悪客に;;

  • 対応策:「今日も明日も満席ですので他社様をご利用ください」と言われても諦めずに他の日もないか聞いてみよう

しかしLCCなのに完全取り直しってわけじゃないんですね。台北で乗り逃がした時は完全に取り直しでした。
今回は二度目に聞いた相手が良かったけど、今までの対応を振り返ると他の人なら「できる事を私が知らなかったら伝えない」という可能性も有り得たので、この人に訊いたのは本当に不幸中の幸いでした。ありがたい。お金の問題だけじゃなくて…打ちひしがれていた心が少し救われました。

8.慌てて郵便局に戻って荷物送付をキャンセルできないか訊くも、料金は払い戻しできないとの事

これなあ、搭乗がもうできないって分かってて、なおかつ振替の事も知っていたら送付しなかったのになあ…。なんて言っても後の祭りなんですけど。

あと荷物が多かったのも悪かったなあ。
荷物が多いと持っているものの把握が大変だし、パッキングも時間かかるし、飛行機で重量も超過するし、体力も減るし本当良いことない。

今回日本でなんと350gの超軽量バックパックを買ったので、これに入る分だけに荷物を減らそうと思います。ちなみに35L。常に7kg以下を目標にするぞ。いつでも機内持ち込みで動けるよう身軽にする。

(アクトン) 超軽量 折り畳み 旅行用 リュックサック 35L グリーン

パッカブル(Packable)だけあって非常に軽く、それゆえ生地も薄く作りも簡素なので耐久性が心配ですが、それはしばらく使ってみて判断します。この値段と軽さなら、高い割合で消耗品なのだろうし。軽さという機能性を重視するなら買い替え頻度多くても別にいいかな。(移動中に壊れた時の対応策だけしっかり確立できていれば)

  • 改善点:荷物を減らす

9.交通費高いので明後日まで関西国際空港に住むことを決意

お金って大切ですね(´・∀・`)

  • 改善点:もうちょっと経済的に余裕を持つ

まあ関西国際空港、色んなお店あるし、24時間空いてるし、寝やすそうだし、ネットも電源もあるし(現在マクドナルドにて充電しながらやってます)、シャワーもあるそうなので1・2泊なら平気かもしれない。
色んな人がもうやってるようなので、ブログネタになるかはちょっと微妙ですけど。

私はベンチ泊ですけど、ネットカフェ的な?エリアもあるみたいです。

見たらアプレシオが運営しているようだ。アプレシオ懐かしいなー、五反田で働いていた時終電後によく目黒のアプレシオで寝てました。

最後に

今回の事がどこまでLCC(ジェット★)だからだったかはちょっと分からなくて…、ちゃんとしたフラッグキャリアとかでも同じ結果になっていたかもしれないんですけど、対応の刺々しさとか、あーLCCだしなあ…とこちらも思ってしまう所があって。

こちらは乗れない可能性が高いという事に(少なくとも最初の時点で予想していた形では乗れないという事に)心理的なショックを受けている状態なので、あの対応だとあまりうまく意思決定できなくなるというか…、結果は同じでももう少しお互いにとって良い言い方もあると思うんだけど…。振替の提示がなかった、とかを置いておいても。

そりゃ変なお客も(まあ私もか)いて大変なのだろうだと思うけど、あんなに客と敵対するような言い方しなくてもなあ…とは感じてしまった、まあそもそもギリギリに行った私が悪いんですけど。あと1分なあ…、いや1分でも同じ結果だったかも、10分くらいなのか?30分か?とにかく向こうが締め切る前ね。時間には間に合ってたんだもんな…

向こうも顧客の(それも遅れてきた顧客の)ケアとか代替手段の提示とかまでは業務内容ではないかもしれないので。振替を提示してくれた方に出会えたのは今回ラッキーでしたが、そういうのも普通はないかもしれないし…
今回起こった事とその時どうもっとベターに動けたかを自分の中で反省して、次に似たような事にもしなってしまったら自分で自分にとって最善の行動ができるようにしておこう。
というのがこの記事の趣旨です。
まあ一番は余裕を持って空港に到着する、だね…。

ちなみに私の知り合いは規約をよく読んで、電話で問い合わせした時に規約にはこう書いてありますけど、みたいに粗をついてようやく対応をしてもらえたらしい。本来ある権利を遂行するにはやはりそこまでの熟知がこちらにも必要なのか…。

改善点・結論

  • ギリギリでたこ焼きとかにつられない
  • 荷物を減らす
  • それでも遅れてしまった時は、振替などができるか探ってみよう

あーもうだから空路は嫌いなんだよ!!!><

深夜3時の関西国際空港からお届けしました。現場からは以上です。

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