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英語を日本国内・独学1年でTOEIC500点台から800点超まで上げた私がやった学習内容|私の英語習得の歩み(3)

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この記事を書いた人
Kumi

2014年1月よりデジタルノマド的に海外放浪生活を送っています。現在10年め。COVID-19の間はタイに留まっていました。その間に最愛の猫夫に出会ってしまう。
色んなところにちょっとずつ住んでみる、短期旅行でも長期滞在でもない感じが好き。現地SIM好き。

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こんにちは、くみです。
今回はTOEIC575点から805点まで、日本国内で独学で1年間で上げた時に私がやった英語学習について紹介します。

私は外国人の友達ができたのがきっかけで33歳から英語に取り組み、1年でTOEIC575点から805点まで上げ、34歳でフィリピンでの事業立ち上げに参画して、現在は他国の人と英語でのやりとりには一応困らないくらいの英語力を身につけています。

30代から始めたにしては成果が出ている方だと思うので英語学習について聞かれる事が時々あり、いい機会なので自分が何をやったか今回洗い出してみる事にしました。
英語教育者ではなくあくまで学習者としての経験談ですが、参考になる部分があれば幸いです。

この記事の想定対象者
  • TOEIC700点未満(700まで自力で上げられるんだったら、既知の事が多いかも)
  • 英語は義務教育+高校(+大学)までで、社会に出てから使う機会がなかった方(特に英語はできるようになりたいけどどこから手を付けて良いのか…というような方)
  • 現時点で社会人で仕事を持っていて忙しく、留学などに行くのも難しい方(紹介するのは私が日本で働きながら実践した独学方法なので。留学に行けるような方はまた別の解があるかもです)
  • カタコトで通じればいいやではなく、内容のある会話を英語で話せるようになりたいと思っている方(単語での意思疎通をゴールにするなら、もうちょっと時間効率のいい方法がありそう)

この記事は『私の英語習得の歩み』の3番めの記事です。

  1. 私の英語使えなかった歴史|私の英語習得の歩み (1) 
  2. 生まれたきっかけからモチベーションを育てる|私の英語習得の歩み(2)
  3. 英語を日本国内・独学1年でTOEIC500点台から800点超まで上げた私がやった学習内容(当記事

何より大事なのはモチベーション!

以前の記事にも書きましたが、何より大事なのはモチベーションです。モチベーションが弱いと必死さが足りなくて結果が出ない。私も海外に出て外国人の友達できるまで全然英語力つかなかったからね。

私は『他の国の人と会話ができて友達になれる』という事がすっごく楽しくて、それが自分のモチベーションになっています。

英語学習を体系立てて考える

現在の修得状況が違えば今何をすればいいかの解も変わるので、『これをやれば誰でも英語ができるようになる』というような万能の学習方法はなくって、その人の状態に応じて今何をすればいいかは異なります。

そのためにはまず英語の学習を体系立てて考え、自分にとって何が欠けていて今何が必要かを考えるのが必要かなと。
以下は私が考えている内容です。

英語学習の要素、4つのスキル(LRSW)+語彙と文法

英語には以下の4つのスキルがあるとよく言いますが、

  • リスニング(Listening)
  • リーディング(Reading)
  • スピーキング(Speaking)
  • ライティング(Writing)

それを語彙文法が支えている感じかなと私は考えてます。

英語の4スキルと2ベースの図
私の『英語の4スキルと2ベース』イメージ図

取り組む順番の案

これらはつながり合っていて相互作用があります。例えばスピーキングに力を入れているとリスニング力も伸びたり。
なのでどれかを完璧にしてから次へ、というものではないのですが、日本人初心者が取り組むに当たってのよさげな順番は、私の経験からするとこんな感じかな。ちなみに私は今3と4の間にいます。

  1. 文法(&語彙)
  2. リスニング(聴く、音のインプット)(&語彙)
  3. スピーキング(話す、音のアウトプット)(&語彙)
  4. リーディング(読む、文字上のインプット)&語彙
  5. ライティング(書く、文字上のアウトプット)(&語彙)

1:まず文法を身につけて文を理解できるようになり(同時に語彙も増えます)
2:短い文章を聞く練習をする事で耳を鍛え、
3:しゃべりを練習する事で2でインプットした内容を、脳の中に回路を作って
4:それから長い文章を読めるようになり、
5:最後に自分で長文を書けるようになる、という感じで。

1は文法と言っても難しいところまでしっかりやるんじゃなくて、最初は文の組み立てが理解できて自分でも簡単な文が作れるレベルでいいかなとは思います。
英語を受験でしっかり勉強して覚えている人は、文法はスキップできるかな。

語彙はどの行程でも増えるけど、特に頑張らなきゃいけないのはインプット時(2と4)かな。
リスニングは難しい文章を聞き取れるようになるよりも簡単な文章を何度も聞いて自分の脳の中に英語回路を補強するほうがいいと思うので、特に語彙に注力するタイミングは4といえるかもしれません。

またリーディングとライティングが4・5になっていますがそれまで読み書きを全くやらないわけではなく、
4・5は記事や本などの長い文章を想定しており、2・3の学習段階で短文での読み書きをする事になります。(喋る前にその文を読みますもんね!)

日本人の英語環境と他の国との違い

ヨーロピアンやフィリピーノの話を聞いていると、彼らはテレビ番組が英語だったり英語話者と話す機会が多かったりで小さい頃からverbal communication、つまり英語を聞いたり話したりに特に慣れているらしいんですよね。
なので彼らは話せるけど、テキストメッセージをやりとりするとつづりや文法はひどい、みたいな事もよくありました。

日本人は座学はわりとしっかりしているけど『聞く・話す』の機会が全然ないので、聞き取れないし話せないけど実は筆談ならできるという、他の国の人が驚くような状況になっているんだと思います。だからそれに合ったステップを考えないといけないかなって。(帰国子女とか小さい頃から英語を話す環境にいた人はもちろん別です。)
ヨーロピアンやフィリピーノと英語習得の話をしていて食い違うのはここだなーとよく感じます。

では実際に私が何をやったか説明していきますね。

文法

文法を身につけてまずセンテンス(文)を読めるようにする。高校英語で言うGrammarとReaderというやつですね。(今の時代はもう違うのだろうか?)
ネイティブスピーカーの子供のように音だけで始めるという学習方法もあるけど、大人はやはりそれだと時間効率が悪すぎると思うので、私は『簡単な文法は最初に学習した方がいい』派です。(この辺は宗教戦争っぽくなってて、以前アメリカ人英語講師と不毛な議論をした事があります)

この辺は受験英語の範囲で充分だと思うのでやってる人は軽い復習でいいと思います。私も文法は中学〜高校と大学受験で勉強したので、大人になってからは現在完了・過去完了の確認とTOEIC対策くらいで特に勉強はしてなくて。

『受験してない・学生の時にあまりちゃんとやってなかった・苦手だった』という人はこのあたりから時間をかけてやり直す事になりそう。カタコトの単語のやりとりで意思疎通が図れればそれでいい、という人には文法は必要ないかもだけど。
独学だと書籍とかになるのかな。基本構文(SVOなど)基礎知識(時制・三単現など)品詞の理解ができるようになれば先に進んでいいのかなとは思います。

目標がTOEIC高得点ならもう少しする必要がありますけど(私も現在はLよりRの方が点数悪いので勉強しないと何ですよね)、現在完了とかは他の国の人でもできてなかったりするので、目標が『他の国の人と英語で会話をする』であれば最初からそんなにディープにやる必要はないかも。

文法学習の参考書

中学英語の本も買ってみたけれど、大学受験で勉強した人には易しすぎる内容でした。
本当に中学生レベルからやり直したい人向けかな。登場人物が設定されて対話形式で進むなど、ちょっと子ども向けの印象。→ カラー版 CD付 中学3年間の英語を10時間で復習する本

▼これは未読ですが、中学・高校6年間だしKindle版があって安いですね。ざっと中身を見てみたいな。

Amazonを見たところ、文法の参考書で人気があるのは『一億人の英文法』と『Forest』ですね。
『一億人の英文法』はサウスピーク留学の時に参考書として指定されました。

せっかく買ったんですけど、あまり大きな声では言えないのですが、まだそんなに読んでいない…

Forestは一からやるようなものではなく、文法で不明な点が出てきた時に辞書のように使うものなのかな。

英語で英語の文法を勉強する事について

日本語で英語の文法を勉強するのではなく『英語で英語の文法を勉強する』という事について。
用語も英語で勉強する事になってかなり大変なので初心者にはおすすめできないのですが、英語で文法を勉強するメリットとして『英語で文法の質問ができるようになる』という点があります。
例えばSkype英会話でフィリピン人に文法の質問をしたりとかできるようになります。文法用語って普段勉強する文章の中にないのでいざという時出てこなくて、意外と単純な事が聞けないんです。『前置詞が』と言おうとしてpre…で止まったり。現在完了が『present perfect』なんかも、調べないとなかなか分からないですよね。

ある程度英語が使えるようになると、やっぱり英語の質問は英語話者にしたいですよね。そうすると文法用語が分かっていると聞ける幅が広がります。英語で英語の質問ができるようになる。
なので、目指しているところが高い人にとっては、英語での文法勉強はしても良さそうです。

▼この本、フィリピン時代の同僚でずっと英語学校でテキストを作ってきた人から勧められました。洋書のせいかうまく画像が出なかった><
Grammar Strategies and Practice I

▼この本はAmazonのカテゴリで1位ですね。Kindleないなあ…;;
English Grammar in Use with Answers and CD-ROM: A Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of English

文法を勉強せずひたすら英語に触れるという学習法について

英語圏の子どもは文法を学習してから英語を話せるようになるわけではないのだから、英語圏の子どもと同じように、文法を勉強せず、ただ英語のシャワーを浴びて英語を学習しよう、 というやり方がありますよね。私達も日本語の文法を勉強して喋れるようになったわけじゃないですし。
文法に拒否反応が出る人にはいいかもしれません。実際、文法書を見ても、これ覚える意味は無いよね…?という日本語の専門用語がたくさん出てきて、肝心の英語の勉強が進まなかったりします。

ただ、私は、それでもやはり基本的な文法は勉強した方がいいと思う派です。
だって今の日本に大人として住んでいて、英語圏の子どもと同じように英語のシャワーを浴びるのって無理だと思うんです。多分1/1000も浴びないんじゃないでしょうか。
言語情報を大量に(それも小さいうちに)浴びているから身につくのであって、それはやはり日本国内の社会人には無理じゃないかなあという気がします。脳と耳の柔らかさも違うし。

なので、私は『あまり文法に振り回されず、かと言っておろそかにもしない』というスタンスです。

文法が分かれば文章の理解スピードも上がるので面白くなってくるし、やはり大人学習者は最低限の文法は身につけた方が早いかなと思います。

短文・文章読解(文法の応用)

これは先ほどの学習順番で書いたリーディングの事ではなくて、その前段階の『文章構造を分解して理解する』というものになります。これができないと英語の文章の意味が取れないので、リスニングをやっていてもスピーキングをやっていても楽しくないと思うし、いつも日本語訳に頼ることになってしまう。それだと英語の回路が脳の中にできないので、学習効率が悪いです。

『文章構造を分解して理解する』というのは例えば簡単な例で言うと、
It’s 〜 that 〜文でthat 以下を独立したものと理解して、それに対してIt’s 〜がかかってるんだなと理解する
みたいな感じ。例えば、

It’s very nice that you are so kind to her. (彼女に優しいのはとてもいいね)
これはthat以下(you are so kind to her)が「あなたは彼女に優しい」で、それをniceと言っている(It’s very nice)という事ですよね。

大学受験の時にこういう勉強をやったなという記憶があるんですけど、こうやって文章を分解できるようになってから文章をちゃんと読めるようになってテストの点数がすごく伸びて、2回めのセンター試験で186点取れたんですよね。(覚えてないけど1回めは確か100〜130点くらいだったと思う)

私がこの読解の学習に使ったのは西きょうじ先生の本で、とても分かりやすく書いてあった覚えがあります。
私が受験生の時なんで、もう20年も前なんですけど!今は他にも良い本あるのかなあ?
薄いので、気楽に取り組めます。

『話す時は頭から理解するんだから読む時も頭から』について

これも諸説あって、分解して読むんじゃなくて頭から読む方がいいという説もあります。 話し言葉は後ろから言い出したりしないからね。私も今は頭から訳すようにしています。
ただ、頭から理解するためにはまず日本語脳じゃなくて英語脳にならないとなんですよね。英語は日本語と文章の構造や概念が違うので、英語で考える事にまだ慣れていない状態で頭から訳すのは結構ハードです。

例えば英語を和訳する時、頭から訳すとおかしい感じになったりしますよね。さっきの文だと「それはとてもいい、あなたが彼女に優しい事は」って日本語で言ったら変です。
このレベルだと何となく分かるけど、複雑な文になってくるとかなり辛い。日本語を通さずに英語のまま理解できる力がないと、頭から読んで理解するのは難しい。

私が今頭から読めるのは、だいぶ英語に慣れて、英語で考える練習をしているから出来るようになってきたんだと思います。(英語のまま理解するというのは、上の例で言うと『It’s nice, →  you = so kind → her なのか、ああ〜』みたいな…?😅)

初心者はまず、英文の意味が分かるようになる、読めるようになる喜びを噛みしめる事から始めたほうが良いかなって、そのためには構造分解をして意味の理解から始める事はいいんじゃないかなと。

教育者じゃないので、これが正解とは言えないんですが…
頭から理解しようとするのも、文法勉強せずにただ英語のシャワーをあびるのも、自分が今10歳未満で英語圏に住んでいたら良いかもしれないけど、日本人の大人初心者としては効率が悪いのではないかなと思います。

リスニング(聴く、音のインプット)

出た!リスニング!日本人に立ちはだかる壁!
ずっと苦手意識がありました。
文法はそんなに復習しなかった私だけど、リスニングは本当にダメだったので、まずここから重点的に時間を使いました。

学習を始めた当初は特に戦略的には考えてなくて、
単に TOEICの点数を上げたい → 一番苦手なリスニングをなんとかしたい
という気持ちで取り組んだのですけど、さっき書いたような英語学習の要素とステップを考えると、リスニングから始めたのは良かったと思う。

ちなみに、TOEICのリスニングの点数は1年間で
265(2011年5月)→ 325(同8月)→ 335(2012年1月)→ 425(同7月)
と上がりました。(495点満点)
2014年にタイで受けた時は450でした。リスニングはやればやる分ちゃんと上がるんだな。嬉しい。

当時、私がリスニング対策としてやった事を紹介しますね。

  • TOEICの公式リスニング教材をひたすら聞く
  • Duo3.0の音源をひたすら聞く
  • iOS Appのえいご上手・聞き耳上手を聞く

TOEICの公式リスニング教材をひたすら聞く

多分一番良かったのはTOEICの公式リスニング教材。これをひたすら聞いてました。

聞いて問題を解いて、分からなかったところはひたすら聞く、何度聞いても分からない部分は本を見て、理解して、聞く、を繰り返す。
Part2は音声だけで問題が完結しているので、移動時などに問題を実際に解きながら聞く事ができて楽しい。
寝る前に聞きながら入眠したら、寝る前は聞き取れなかった場所が起きたら聞き取れるようになっていたという事もありました。脳って不思議。

実はこの勉強方法、ヨーロピアンや英語圏の人には否定される事が多いです。
TOEICの公式音源は発音が非常に綺麗で分かりやすいので、『こんな喋り方するやつはいない』と言われるんです。多分日本でいうとNHKアナウンサーみたいな感じなのだろう。
だから、リアルな会話を聞き取る役にはあまり立たない、と言われるんですね。

だけど、彼らは日本人がいかに英語を聞く機会がないかを知らないんです。
リアルの会話で勉強を始めるのは、生まれてからずっと入院生活で足の筋肉ができてない人にいきなりジョギングをさせるようなものではないのか。
綺麗な発音で聞き取りを始めるくらいでちょうどいいんじゃないか。と私は思っている。
確かにこれだけではリアルの会話時になかなか聞き取れないし、ステップアップのためにドラマや映画などリアルの音声に触れていくのは必要ですけれども。最初の助走としてはいいんじゃないかなあ。

あと、Part2とかまさにそうなんですが、質問と回答の実例をたくさん聞けるのでそれは実際の会話に役立ちますよ!5W1H(Who, What, When, Where, Why, How)の質問文と、それにどう答えているかとか。5W1Hの聞き取り練習できるのとても良いですね。実際の会話でもよく使うので。

短文で易しい内容なので、聞き取りが上達したら問題を解くだけでなく

  • 聞きながら書き取りをする(ディクテーション)
  • 聞きながら真似して喋る(シャドーイング)

と何度もスルメのように味わえます。

リスニングはDuo3.0の音源も語彙が同時に増えてお得。Duo3.0については語彙のところで書きますね。

iOS Appのえいご上手&聞き耳上手

iOSの英語アプリは色々DLしたり買ったりして、単語暗記系はあまり役に立たなかったんですが、これは悪くはないと思う〜。

えいご上手はショートストーリーがスピードを変えて何度も流れます。異なるスピードに脳を慣らすのは良いですね。

えいご上手

 

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聞き耳上手の方はLRやShとSなどの日本語の発音にない音の違いを聞き取る練習をするアプリなんですが、それ自体も役に立つんだけど、その中で出てくるチャンツが英語のリズムで話す練習にもなって良かったです。これは一朝一夕では身に着かないので、ずっと繰り返しやっていった方が良いんだろうな。

えいご聞き耳上手

 

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スピーキング(話す、音のアウトプット)

私もまだスピーキングは途上なのですが…
スピーキングはリスニング教材をシャドーイングしたり、また実際に英語話者と喋るのがいいのかな。
リスニングをずっとしていると自分のしゃべりも良くなってきます。多分脳の中に回路ができてくるんじゃないかな。

英語が口をついて出てくるようになるために

基礎文をすぐ言えるようになるためには『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』もいいですね。

慣れてないときって、例えば『This is good.』を疑問文にすると『Is this good?』になりますが、頭でわかっていてもいざ会話となると『Is this is good?』とかつい言っちゃうんですよね。
そういう間違いをなくすために、ひたすら簡単な文を口に慣らして頭の中に英語回路を作るための本です。

その観点ではカランメソッドも良さそう。

これも基礎的な文を一切省略せずに話す練習で、最初は退屈だと感じましたが、型を身につけるという意味では効果的だなあと感じました。ずっとやるものではなさそうだけど。

会話の場に慣れるためのSkype英会話

日本国内にいるなら、Skype英会話は本当におすすめです。
英語で外国人としゃべるという場慣れになるし、話せるようになってくると楽しいのでモチベーションにもなります。

私は日本国内にいる時はレアジョブをやっていました。

DMM英会話もすっかり業界最大手になりましたね。フィリピン以外にも様々な国の人達と話せるのは良いですね。ヨーロッパの人と今の難民問題について訊けたりディスカッションできたりとか…ちょっと英語学習サービスの領域を超えていますよね。 

英語学校のようなものだと考えると学習効果については疑問がある部分もあるかと思いますが、『家にいながら外国人と話せるサービス』だと考えればこれは英語力向上のためには使わない手はありません。

発音…!発音はお金を出して矯正がおすすめ

発音は私も課題なんですよね〜、これは独学でやるには限度があると思う。フォニックスの本とか良いと言われますけど自分で自分のチェックができなくて。
発音はフィリピン留学などで集中的に矯正したいとずっと思っていました。

米Apple勤務を経て語学学校ブライチャーを設立した松井博さんも、発音と作文はお金を払って習う価値が極めて高いとツイートされてました。(どちらもアウトプットですね)

2017年に幸運にもブロガー留学企画に採用して頂いて、以前から行ってみたかったサウスピークさんに1ヶ月発音矯正のため留学してきました。

受けた感想としては、サウスピーク留学記事にも書きましたが、自分で『知らなかった』英語の発音の事がたくさんあったので、受けて本当に良かったと思います。まさか『N』の発音が間違ってたなんて、独学では一生気づかなかったと思う。
また、1ヶ月だと全然足りない!知識として勉強してもそれを身体で覚えて自然にできるようになるまでには、1ヶ月なんて短すぎますね。発音矯正、また行きたいなあ。

語彙を増やす

英語を勉強していれば自然に語彙は増えてくるので(自然に身に着けた語彙のほうが記憶が長持ちしますし)、会話程度だったら特に意識する事はないと思うのですが、Duo3.0はよく使う言葉がギュッと詰まっていて、文章の中で自然に身に着くのでおすすめです。音源があるのも良い。

Duo3.0でやった単語がアメリカのドラマの中で出てきて聞き取れた時は『あ、ここDuo3.0でやったところだ…!』と進研ゼミばりに感動しました。

よくある単語アプリのように、英語の単語→日本語意味みたいなのをひたすら覚えるのは私はあまりおすすめできません。 シチュエーションや周りの言葉と一緒に覚えないと身に着きにくいので…

フィリピンで同僚と口論した時に「You insist ~ ~!」って言われて「What’s “insist”?」と聞いたら「辞書引け!」と言われて、ムッとしながら辞書を引いて意味を読んだら頭来て一発で『insist』を覚えました(笑)。こうなるともう絶対忘れないもんなあ。

本格的なインプット(ドラマや映画を見たり英語の記事や本を読んだり)のためにはこれだと全然足りなくて、今の私にとっても語彙を増やすのは課題なんですけど、これはもうインプットを増やしてその都度知らない言葉や表現を身に着けていくしかないのかな、と思っています。今のところはとっつきやすい手段として、英語圏のドラマをNetflixで見たりしています。

リーディング&ライティング…

これは私もまだ学習途上なので、この項は白紙です(笑)
ライティングは先ほどの松井さんのツイートの通り、独学ではなくお金を払って英語話者に添削してもらうのが一番だろうなあと感じています。

ただ、TOEICレベルのリーディングであれば最初の方に書いた読解をちゃんと身につけて、あとは数をこなせば800〜900点台取れるレベルのリーディングスキルは身につくのではないかな。まだ900点台とってないので説得力が薄いですけど😅

900点のReadingは、Part5の文法系知識の勉強と、Part6・7の英文をとにかく短い時間に正確に文章の意図を把握できるようになるスキルが必要で、私が対策するとしたらTOEIC系の問題集(対策だったら公式がおそらく一番適していると思う)をひたすらやるかな。文法で分からないところがあったら適宜『一億人の英文法』や『FOREST』を参照して。

  

TOEICで実力チェック

あとは時々TOEICで実力チェック。TOEIC(LR)はリスニングとリーディングしか測れない、スピーキングとライティングは測れないっていう批判がありますが、初心者のアウトプットを測っても意味ないと思うので、まずはインプットがちゃんと出来ているかどうかのテストから始めるのは妥当だと思います。(SWテストはまだ受けた事ないので分からない) 

TOEIC900点取っても話せないというのは事実ですが、TOEICが役に立たないのではなくて英語の世界におけるTOEICのレベルが低いのです。そのレベルが低いテストで低い点数しか取れないなら、まずそこで高い点数を取れるよう頑張ってもいいんじゃないかな。Part5とかはともかく、リスニングとかは変な内容じゃないし。

私のこれからの課題

ここまでは私が日本国内にいた時にやっていた事の話です。
ここから先は、今私が自分の課題を解決するためにやろうかなと考えている事を簡単に。

語彙・リーディング

語彙が足りない。ので、

  • Duo3.0を完璧にする
  • 映画やドラマを見る
  • Web上の記事を読む
  • 洋書を読む 

等で語彙を身につけていこうかと。動画と活字でインプットです。

映画・ドラマは英語字幕で止めながら見て分からない単語を洗い出し、調べたあとに字幕無しで繰り返し見るというのが楽しかったので、それを続けてみようかと。ただ映画だと2時間は長すぎるので、30分のドラマが良いんだろうなあー。
英語音声+英語字幕ができるのでNetflixで見てます。

オンライン上の英語のディスカッションに参加するのも良さそう。Digital Nomad Forumとかも積極的に参加していきたい。海外のノマドとかトラベル系のブログを読むのも良いな。

▼この本良かったんだけど、今見たらもうAmazonで販売してないみたいですね;; 何が起こったんや…

しばらくはこんな感じで頑張ろうかな。

スピーキング(発音矯正)

先ほどスピーキングの発音のところでも書きましたが、発音矯正は未だ私の課題です。
サウスピークさんの発音矯正すごく良かったんですけど今の私の生活でまた行けるのはいつになるか分からないので、今は習ったことを大事に反復するという感じかな。

だけど、留学してから、町中の英語の看板を見ても会話をしてても『あっNだから舌を上につけて…』『Fだから吹くんじゃなくて下唇と歯をつけて空気を震わせて…』『THだから、Sではない…』と意識して発音するようになったので、一度発音矯正を受けたのは本当に良い経験だったと思います!

サウスピークさんの発音矯正で指定された教材。最初はこの2冊から始めるのが良いと思います。だけど独学だと目で読むだけなのはやっぱり限度があるので、これを元に矯正してもらう方がいいと思う。

また、私は留学時、上の2冊に注力してこの本は結局やらなかったんですけど、こちらも指定の参考書です。

この本は、よく使う表現のリンキング(単語と単語がつながって発音が変化すること)を練習できるので、単語と単語がぶつぎりになって日本人っぽい英語になってしまったり、知っている単語のはずなのにつながっているせいで聞き取れない…、英語の会話のリズムに慣れていない、という事が多い人に特におすすめです。
(私は英語話者との英語の会話自体は現在わりとよくしている環境なので、これよりもまず自分の音の矯正を徹底的にするほうが優先順位が高かったのです)

ライティング

ライティングは自分の課題としては正直かなり後回しなんですけど…
今年は英語のブログを更新していきたいですね…。

仕事で使う人なんかは、状況にあった書籍でまず語彙を補充して、あとはリーディングのインプットを増やして自分の中に引き出しを作り続けたり、添削サービスなどを使ったりするのがいいのかな。
Lang-8のような相互添削サービスも楽しい。

英語で英語のことを質問できるようになると捗りますね。
Lang-8と同じやんやんさんの開発の、英語で質問できるHiNativeも楽しい。

まとめ:英語で楽しい生活を送ろう!

こうやって書いてみると、あまり大したことをやっていないような気もしますが…
『Learn English: 300% Faster』 にも書いてあったのですが、、とにかく『英語が身に着くと楽しい!』という感覚があるとすごく良いですね。色んな人と喋れたり、海外旅行でも小さい成功体験を積めたり… 学習の手法は色々あるけど、原動力はそれですよね。モチベーションは大事。

あとはLRSWの車輪をうまく回していくことかなあ。個人的には基礎ができたらLS(リスニング・スピーキング)に力を入れていくと楽しいですね。ここ日本で暮らしているとどうしても難しい部分だからなあ。海外のゲストハウスで雑談しよう!

ずっと日本で座学を続けている人もいて、それはそれですごいなと思うけど、やっぱり語学は使ってなんぼだから、どんどん海外に出て友達を作ったら良いんじゃないかなと私は思います。日本人は英語ができないっていうイメージが定着してるから、「日本人なのに英語ができるんだね!」って褒めてくる人とかもいる(笑)。
私はやっぱり、英語ができるようになって人生がずっと楽しくなったっていう実感があって、それがやってよかった一番大きいことだし、今もやろうって思えるのはそこがあるからだなあ。語学は人とつながるツールだもんね。

みなさんの人生も、英語でますます楽しくなることを願ってます!
英語で何を話したらいいか?の参考としては、こちらの記事をどうぞ。

日本人として、英語で説明する事が多い話題』シリーズ 

  1. 日本人として、英語で説明する事が多い話題(1)初対面で聞かれる事
  2. 日本人として、英語で説明する事が多い話題(2)説明できたら楽しい事
  3. 日本人として、英語で説明する事が多い話題(3)ちょっと難しい事その1
  4. 日本人として、英語で説明する事が多い話題(4)ちょっと難しい事その2

ではでは楽しい英語ライフをお送りください!

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