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ハジャイ行きタイ国鉄・3等列車の感想

この記事を書いた人
Kumi

2014年1月よりデジタルノマド的に海外放浪生活を送っています。現在10年め。COVID-19の間はタイに留まっていました。その間に最愛の猫夫に出会ってしまう。
色んなところにちょっとずつ住んでみる、短期旅行でも長期滞在でもない感じが好き。現地SIM好き。

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こんにちは、くみです。
今回はタイ国鉄の3等列車の旅について。

アユタヤなんかはみんな3等で行くと思うんですが、長距離は意外と情報ないんですよね。かろうじて出てくる僅かな情報は辛いとか二度と乗りたくないとかそういうのばかりだし。

情報が少ないので、『これは自分が乗ってブログ書かなくては!』と燃える。

前回:

列車情報

時刻:バンコク15:10発〜ハジャイ07:20着・スンガイコロク行(ハジャイに実際に着いたのは8時半頃でした。)

列車の種類:Special Express

運賃:339THB(約1,250円/2015年3月現在)

タイ国鉄・3等列車に乗る際の懸念点

乗る前に以下のような事を心配しました。

3等席のチケットを売ってもらえないかも

前回も書きましたが、タイ国鉄の3等は本来はタイ国民のための席であり、お金持ってるだろう外国人(特に日本人みたいな”先進国”)は2等以上を強制されることがあるらしいんですね。

確かに他の国に来れている時点で、余裕があるということだしなあ…

盗難や性被害に遭うのでは

心配としてはこれが一番大きかったです。去年列車内でレイプ事件もあったようだし…。被害に遭った方は2等寝台だったようなんですけど。

3等なら周りに人がいるので半個室になる寝台よりは逆に安全かもしれないけど、盗難はちょっと怖いですよね。バスなら逃げられないけど列車だと移動が簡単に出来てしまうので。

乗り心地が悪すぎて体力が追いつかないかも

3等列車で検索して出てくるブログはみんな「疲れた」「もう二度と乗りたくない」というネガティブな感想ばかり。横になれない普通の座席だからというのもありますが、どうも座席が硬いようで。

個人的にはたった16〜18時間程度(←新日本海フェリーに鍛えられて感覚がずれてる)、死ぬわけじゃないし何とかなるだろうと思うのですが、そろそろ年齢とか気にしないといけないんだろうか。しばらく疲れを引きずる事になったらちょっともったいないかな…

 

と、ネガティブ要素はありつつも、

乗ってみないとわからないし!
ネタになるし!

と、3等乗車を決意。

タイ国鉄3等列車・実際の感想

まず、事前に想定した懸念点から。

チケット→一旦渋られたけど無事に売ってもらえました

前回もちょっと書きましたが、やはり2等で予約を進められそうになりました。
しかし「エアコンきらいなので、ファンがいいんだけど(I don’t like air-conditioner, I prefer fan)」 と言ったら3等に変えてもらえました。

盗難など→盗難は何とか防止可能な感じ

これはほんとに結構心配だったんだけど、とりあえずラップトップをバックパックに入れた上で、バックパックを施錠し、なおかつ網棚にくくりつけ。

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頭上なので、取ろうとしたら寝ている間でも気付くだろうー。

バスだと、荷物を預けなければいけずそこから乗車中に貴重品を抜き取られるという犯罪もよく聞くので(特にスラタニーやサムイ島行きのカオサン発バス)、ラップトップをバックパックに入れたりはしないのですが。
列車はバックパックをキープできるので持っていくのが楽そうなバッグに入れるよりはちょっといいのかな。とはいえバックパックも持っていかれる時は持っていかれるらしいのですが…

乗り心地→意外と快適でした

木の座席と聞いていた3等列車でしたが、ちょっとふかっとした座席でした。

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隣の席に人が来なかったこともあって、ちょっと横になれたりして快適だった。

その他の感想

私はバスでは本を読んだりスマートフォンを見たりすると酔ってしまうのですが、列車ではそんなこともなく積読本を読めて良かったです 🙂

また、あまりお腹が空かなかったので結局買わなかったけど、色々食べ物売りの人が来るのでちょこちょこ買って食べるのも楽しそう。次回は食堂車も行ってみたいな。

向かい合わせの席なんですけど、向かいはムスリムの女の子二人組で、座席の上でちゃんとお祈りなんかをしていたのが印象深かったです。

 

今回快適だった理由…

というわけで、今回は割と杞憂に終わりました(犯罪などはたまたま遭わなかっただけかもなので油断大敵ですが…)。

 前回も少し触れましたが、今回隣の席が終始空いていたので横になって眠る事が出来たのが、今回快適だった理由としては一番大きいのですが、乗り過ごした事で比較的空いている列車にあたったのではないかと考えています。

というのは、私が実際に乗ったのはペナンまでは行かないSpecial Express(一番速い列車)で3等の料金としては一番高い列車なのですが、私が乗るはずだった列車はSpecial Expressですがペナンまで行く唯一の列車ですし、私が乗った列車の次の便はRapid(快速)でSpecial Expressに比べてちょっと安いんです。3等に乗る層であれば、乗車時間が16時間のところ18時間と2時間延びる程度であれば、安い方を選んでもおかしくありません。

つまり、もし、乗った列車が

  • ペナンまで行くSpecial Express(一本前)
  • 運賃が安いRapid(一本後)

であったなら、混んでいてとても隣が空いているような状況ではなかったのかも。
実際に乗ってみないと何ともですが…

夜行はちょっときついかもしれないですが、タイの長距離を列車で旅するのも良い思い出になるかもしれませんよ〜 🙂

次回

ハジャイからペナンにミニバスで移動するのですが、その時にちょっとしたぼったくりに遭いそうになりました。
注意喚起を兼ねてそのことを書きますね〜。

タイ国鉄 バンコク〜ハジャイ3等の旅 フォトギャラリー

▼駅はなんだかドキドキしますね〜
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▼食堂車、色合いとマークがかわいい。今回は行かなかったなー

▼3等座席、意外とふかっとしてる。奥には手洗い場が見えます
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▼ハジャイ行き3等切符。シートがちゃんと指定されています。
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▼車窓1。のどか。
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▼車窓から見える夕日
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▼敷物を敷いて床で寝る人たち。2等でもやっていたのでわりあい普通の手段のようです。
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▼これはどこだろう…ホアヒン…?なんだか駅舎が立派だったので撮りました。
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▼寝る前にここで顔を洗ったり歯を磨いたり。水は、飲用はもちろん歯を磨くにもさすがにちょっと不安があるので、歯磨き用に飲用水を残しておいたほうがいいかも。(水は15バーツ程度で売りに来ます)
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▼車窓2。ひたすらのどか。
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▼ハジャイに着きました。

ハジャイ駅

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