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速読練習によさそう?Kindleアプリの新機能『Word Runner』

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この記事を書いた人
Kumi

2014年1月よりデジタルノマド的に海外放浪生活を送っています。現在10年め。COVID-19の間はタイに留まっていました。その間に最愛の猫夫に出会ってしまう。
色んなところにちょっとずつ住んでみる、短期旅行でも長期滞在でもない感じが好き。現地SIM好き。

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こんにちは、くみです。

KindleのAndroidアプリを見ていると、いつの間にか『Word Runner』という見慣れないメニューが。

Kindle・Word Runner

おっ、これは…以前Twitterでバズっていた『眼球を動かさずに英文を読む速読ツール』と同じものではないかね?
というわけで早速使ってみました。

Kindleアプリの新機能・『Word Runner』とは?

 

アプリの説明によると、『Word Runnerは速く読むための新しい、楽しい方法です。あなたの目をページの中央にフォーカスさせ、あなたの目線がすでにある場所に一語ずつ運んできます。』との事。

Kindle・Word Runner

Kindle・Word Runner

以前Twitterでバズっていたこのアプリと機能が似てますね。

Spritz – The Worlds Best Speed Reading App – Reading Reimagined

調べてみたところ、似たアプリは他にも色々あるみたいですね。

目を動かさなくてもテキストが動いてくれる!英語の速読訓練に「Textio Speed Reading」 – エキサイトニュース(1/2)

Word Runnerの公式ページの説明によると、『英語の本のために、FireタブレットとKindle for Androidでもうすぐ提供されます』との事で、更新されてなさにちょっと泣きました。

Word Runner will be available soon for English-language books on Fire tablets and Kindle for Android.

Amazon.com: Word Runner: Kindle Store

Word Runnerの特徴

KindleのWord Runnerは難しい単語や句読点・パラグラフが終わるところでは自動的にスピードを緩めてくれるそうです。

また最初はゆっくりと表示してくれ、設定スピードまで段階を経て速くしてくれます。

表示している時は一語ずつなのですが、一時停止すると前後の言葉が出てくるので、わからなかった時にスクロールして容易に戻れます

Kindle・Word Runner

文字が流れる速さは速さはWords Per Minute(略してWPM、1分あたりの単語数)という設定で100から900まで設定できます。WPMはリーディングスピードやタイピングスピード測定の時によく使われる単位です。

WPM(Words Per Minute)の目安

WPMはどれくらいに設定すればいいのか?またどれくらいを目指せばいいのか?ですが…

というページによると、

  • 150がTOEICのリーディングセクションを時間内に解き終わる目安
  • 200がネイティブスピーカーのスピーキングスピード
  • 250がノンネイティブスピーカーでかなり英語ができる人
  • 300がネイティブスピーカーの平均

という事みたいです。(余談ですが、以前オージー相手にネイティブスピーカーの意味で「ネイティブ」と言ったら「侮辱するのか!」とキレられた経験から、ちょっと怖くて『ネイティブ』という言い方を避けてしまいます…)

なので、

  • TOEICのリーディング対策にはまず150
  • 英語話者が話すスピードに付いていきたい人は200

を基準にしてみるのが良さそう。

上記のページを書いた人の彼女(フィリピンと中国のハーフ)は635という事で、鬼ですね…。

このページで自分のWPMの計測ができるようです。

測ったところ200〜250くらいで出たので、やったぜ。ノンネイティブスピーカーとしてはそんなに遅くないんじゃないか。語彙がほとんど分かる簡単な文章でしたけど…
(読解度合いを確かめるテスト、CGIエラーが出て私はできなかったです)

試しにWPM900の世界をちょっと覗いてみたのですが、いやー、あれはフォトリーディングの世界ですね…。速すぎて単語が認識できません。慣れでなんとかなるものなんだろうか。

Word Runner、こんな状況におすすめ

  • 速読を極めたい
  • その文章で出てくる単語・熟語は大体分かる

文章を読む時って周りの単語も含めて意味を判断したり(特に熟語・句動詞に馴染みを作るためにも)、複数の文章を大きく視野に入れる事で内容を把握する要素もあると思うので…
私も含めてまだ単語・熟語・文章表現自体の学習をしている状態の人や、英文・洋書を読み慣れていない人が使うには早いのかな、と感じました。

もう十分英文に慣れて、リーディングスピードを上げたいという人にはおすすめできそうです。おそらくTOEICレベルは超えていると思う。

あとは、もしかしたら、英文を後ろから訳す癖をつけちゃった人が、頭から訳すように矯正するのに使えるかもですね。

(日本語の文章のように取ろうとすると後ろから訳しちゃう事多いし、和訳だとそちらのほうが自然だったりするんですけど、英文を英文のままで理解するには前から理解した方がいいってよく言われます)

日本人には、私を含め大抵の学習者の方にはちょっと早いかな?と思う機能ですが、ちょっと面白いのでぜひ一度使ってみてください。脳が活性化するかも。
既に読み終わって意味を把握している文章で練習して、読解スピードを上げる訓練をするのもいいかもですね。

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