こんにちは、くみです。
LCC(AirAsia)の便変更トラブルでどうやら6,000〜8,000円くらい余分に払わなくてはいけなくなったようなので、自分の考えの整理と情報共有のために詳細を書いてみます。
LCCのトラブルを書くとすごい言葉で叩いてくる人がいてビックリするんですけど(以前の関空ジェットスターの記事でもいました)、同じような事態になった人に少しでも参考になればと思うので、気にせず書く事にします。
[aside type=”normal”]結構心配してくださっている人がいて申し訳ないのですが、何とかなりましたので、ご心配は不要です。詳細は文末に追記します。[/aside]
※ 追記:Twitterで旅行保険に入っていれば解決するというコメントがあったのですが、
AirAsiaの旅行保険の約款を確認したところ、航空機遅延費用等補償特約で補償される範囲は『(遅延により生じた)宿泊施設の客室料、食事代、交通費および国際電話料等通信費』で、今回の話のポイントとなる査証(ビザ)に関する補償はされなさそうです。(私も今回それらの費用発生については言及していません)
おそらく民間の海外旅行保険も同じなのではないかな…
状況説明。私のAirAsia便に何が起こったか?
元々のプラン(那覇〜台北〜セブ〜シンガポール)
先日お伝えしたとおり、5月から一ヶ月間、フィリピンの英語留学に行く事になりました。
現在は那覇にいるんですけど、那覇からセブに行くのって、直行便がないので結構高いんですよね。
最安値でも25,000円、私のスケジュールだと片道5万円近くしちゃうみたいです。
調べたところ、那覇から台北・台北からセブはそれぞれ1万以下で安いみたいなので、じゃあ1年ぶりに台湾に寄ってセブに行こうかなー?と思ったのでした。
どこに帰ろうかと思ってセブからの航空代を調べた所、シンガポールが安くて片道5,000円くらいであったので(KLは日程的に8,000円くらいしてた)、じゃあひさしぶりにJBにも寄れるかなと。マレーシアに入っちゃえばバスや鉄道で安く移動できますし。まだ先のことは全然決めてないんだけど、ヨーロッパ行くにしてもどこにしても、KLかバンコクからなら便利そうだし。
というわけで、こんな感じで航空券を取れるところから取っていったのでした。
- 那覇〜台北(4月末〜5月頭に搭乗予定・ピーチ・5,000〜6,000円)
- 台北〜セブ(5月7日搭乗予定・AirAsia・8,355円)
- セブ〜シンガポール(6月5日搭乗予定・AirAsia・5,700円)
フィリピンはビザなし滞在30日間なので(今回は留学なので、ビザ無しで入国した後に留学ビザを語学学校に取ってもらうのですが、31日以上滞在は観光ビザを取る必要があるそうです)、5月7日から30日後は6月5日で、ちょうどその日のシンガポール行きが安かったので、シンガポールINを6月5日に決定。
突然の便変更。5月7日までにセブにたどり着けない?
那覇から台北の日程はゴールデンウィークを挟むこともあって迷いがあったのですが、台北からセブとセブからシンガポールは早めに押さえて、セブの行きと帰りが確定してすっかり安心していたのですが…
3月22日の夜10時半、来たメールに目が点になる。
件名は『Philippines AirAsia Flight Advisory for 07 May 2017, Z2-7125』。
送信者は『donotreply aappflt』となっていて、最初SPAMかな?と思ったんですが、ドメインがairasia.comだし、内容はどこかにパブリックになってることじゃなかったので、AirAsiaから来たんだろうと。
文面はこんな感じでした。
We regret to inform you that flight Z2-7125 which is scheduled to depart from Taipei to Cebu on May 7, 2017 at 10:20 AM (1020H) has changed frequency.
Your NEW Flight Details:MAY 9, 2017
つまり、5月7日の便は飛ばないことになり、代わりに9日の便が用意されていると。
えー、困るよ!!普段の気ままな移動暮らし中ならいいですけど、今回は留学だから。学校は7日に始まるんだよ。
もちろん、向こうの都合なので、代わりに選べる選択肢が用意されています。
- One time free move flight within 30 days.
- Convert fare amount to credit shell valid for 90 days.
- Full Refund
- 30日以内のフライトに一度だけ無料で変更できる。
- 運賃を90日使えるAirAsiaのクレジットに当てる。
- 完全返金
とにかく9日に着くのは困る。
その時調べたら、5月6日の台北〜セブが1席しか空いてなかったんです。(今チェックしたらまだあった!なんやの)
それでちょっとテンパってしまって、メールにあったコールセンターに電話をかけて、6日の席を押さえてもらったのでした。
ところでやりとりはメール・コールセンターとも全部英語だったんですけど、これって普通なんでしたっけ。
AirAsiaは日本語のサイトもあると思うんだけど、日本発着でないと日本語は使えないのかな。
これ、英語できなかったら、わりと早い時点で詰んでる気がする。特にコールセンター。(変更がコールセンターでしか受け付けてなかったみたいです…)
フィリピンでオーバーステイになってしまうことに気づく
これで留学に遅れない!良かった!と思って( ˘ω˘)スヤァと寝ようとした直前、はっと気がつく。
あ、フィリピン滞在が31日間になってしまう…。
オーバーステイだ…。
30日きっちり滞在組んだのは自分だったのに、なんでその時気が付かなかったんだろう…
慌てて性急に事を進めてしまった。バカー。
私はまだやった事ないんですけど、実は東南アジアの国では1日程度のオーバーステイなら小額の罰金で済むところが多いみたいです。タイも確か1日500バーツくらいじゃなかったかな。(陸路情報なので空路はまた違うのかも?)
タイと同じ感覚でもしフィリピンも500ペソくらいなら1,000円ちょっとだから、まだ大したことないので、それくらいだといいなと思って調べたんですが…
どうも、1日オーバーで罰金500ペソではあるんですが、その他に観光ビザ(3,000フィリピンペソちょっと、日本円で7,000円弱)を取らないといけないらしい。合計3,500ペソちょっと。ひええ。
そして、情報は出てこなかったんですが、もしかしたら空港で罰金支払いじゃなくてイミグレーションに行かないといけないかもしれない。
そうなったら、イミグレへ往復する時間を考えると、予約していた飛行機を乗り逃がす可能性もあります。
オーバーステイは違法だし、下手したら拘留されるかもしれないし、あまり打ちたい博打ではありません。
AirAsiaにもう一度聞いてみたけど…
気がついた時はコールセンターがやっていない時間だったので、翌日起きてからまたコールセンターに電話してなにか手がないか聞いてみたのですが、既に一度便を変更して権利を行使しているので、AirAsiaで出来ることは普通の乗客としての便変更になるそう。がーん。まあ言われてみればそりゃそうなんだけど…
調べたらセブパシフィックが(真夜中ですけど)7日の便で6,000円台であったので、Full Refundにしてセブパシを取り直せばよかった…と思ったけど、もう後の祭りです。何であんなに慌てて電話してしまったのか(´;ω;`)
私が選べる選択肢
というわけで、私が選べる選択肢をリストアップしてみます。
- 5月6日の台北〜セブ行きAirAsiaをキャンセル、7日のセブパシを取り直す
- フィリピン国内で観光ビザを取る
- 6月5日のセブ〜シンガポールを3日か4日に変更する
- 入国審査前のエリアで日付を越える
オーバーステイはとりあえず今のところ無しの方向で。
1.5月6日の台北〜セブ行きAirAsiaをキャンセル、7日のセブパシを取り直す
AirAsiaの台北〜セブ路線の手数料を調べてみたところ、キャンセル料は1,100台湾ドル(4,000円ちょっと)で、払い戻されるのは空港税だけになるみたい。つまり戻ってくるお金はゼロです。
新しく別の航空会社で買い直すことになるので、60ドルちょっと、あらたにかかる事になります。
AirAsiaの手数料はこのページで調べることが出来ます。:料金および手数料 | AirAsia
最初はこれもいいかなと思ったんですが、また同じようなトラブルが起こってシンガポール6月5日の便がまた変更にならないとも限りません。(ちょっとおびえている)
その場合、留学が終わって30日以内である6月3日や4日にうまく振り返られればいいですけど、3日や4日の空席がなくて後日になってしまったら、オーバーステイになってしまうリスクがあるなあと。
2.フィリピン国内で観光ビザを取る
留学中か留学後にフィリピンのイミグレーションに行って、59日までいられる観光ビザを取得する。
費用を検索してみたのですが、どうも3,030フィリピンペソか3,130フィリピンペソのどちらかみたい。(新しい情報は後者)
行き帰りの交通費や写真撮影代なども考えると、日本円でざっくり7,500円くらいはかかるのかな。
1日のためって思うと高いなあ…としょんぼりする気持ちになるのですが、ともかく一番正攻法で安全な選択肢ではあります。また何かあってシンガポール便がなくなっても、振り返られる日に余裕がありますし。
3.6月5日のセブ〜シンガポールを3日か4日に変更する
学校が終わるのは3日。
3日か4日に出国できるのなら、30日以下なのでオーバーステイになりません。
変更の手数料を調べてみたところ、セブ〜シンガポール路線なら1,920フィリピンペソ(約4,300円)。
それに差額が加わります。今のところ、私が取っている5日の便と、3日・4日の便は1,000〜3,500円程度違うのでその差額も払う事になり、合計としては5,300〜7,800円くらいかかる事になります。
こういう情報を調べるのはスカイスキャナー が便利ですね〜。スマートフォンアプリはどんどん改悪されて使いづらくなってる気がするけど…(ブラウザから見るほうが私は使いやすいです)
セブから台北が6月3日4,560円(+支払手数料)くらいであるらしく、要は出国できればいいのでシンガポール行き航空券を完全に捨ててしまって台湾に戻るという手もあるんですが、
台湾に戻ってどうするという問題もあるよなあ(´・ω・`)、
東南アジアに戻るなら、台湾からまた飛ばなくちゃいけなくて結局高くなっちゃうよな。
4. 入国審査前のエリアで日付を越える
友達に提案されたんですけど。空港の構造次第ですね…。
チャンギみたいな大きな空港だと乗り換えが当たり前だから普通にソファなどがあるエリアに戻るけど、那覇やセブのような小さな空港ではすぐに入国審査になったような…
私の結論:2と考えつつ、3の可能性も残しておく
一番リスクが少ないのは2ですね。
またLCCの便変更があっても対応できるので…
4ができたら一番問題ないけど、対策としてあてにするにはちょっと不確定要素が大きいなあ。
金銭的には、差額の少ない便にうまく変えられれば、3が一番負担が少ないですね。
とはいっても最低5,000円くらいはかかるので、うまく行っても差額は2,000円くらい。
ビザを取りに行く手間はあるけど、リスクを考えると2がいいのかなあ。
とりあえず、今すぐ急いで決める必要はなさそうなので、基本路線は観光ビザを取得する方向で、スカイスキャナー で3日と4日のCEB→SINのプライスアラートを設定だけしておきました。(値段の変化をメールで通知してくれる機能です)
まあ航空券が5,000円より安くなることはないだろうけど(´・ω・`)
学校にもちょっと相談してみよう。空港からのお迎えが予定されているからその変更もしなくちゃいけないし。
湧いてきた疑問:LCCの都合でオーバーステイになったらビザ代とかどうするんだろう?
今回は私の選択ミスで、もうちょっと考えたら回避できたかもしれないので仕方ないんですが、そもそもLCCの都合でオーバーステイになったりしたら、ビザの取得や更新代ってどうなるんだろう?
そのへんはLCCを使うリスクとして見ておかないといけないということなのかな。空路こわい!
今、念のため問い合わせフォームからもAirAsiaに質問を送っているので、お返事来たらそういう場合に何か補償があるのか聞いてみようかな。でも最初9日に振り返られたくらいだし、ないんだろうなー…
そういえば、ピーチは遅延時の補償が受けられる有償の保険がありましたね。
くみさんに励ましのカンパを(´;ω;`)
というわけで、LCCの便変更からのたった1日のオーバーステイのために7,500円くらいの出費をすることになった私に励ましのカンパ歓迎中です…(ノノ)
- Amazonギフト券
Eメールタイプ|Amazonギフト券から、info★kumi-log.com(★をアットマークに変えてください)宛に送ると届きます。15円から送れるので4649…(ノノ)
まあ、普通に記事を読んで頂けているだけでもありがたいです!(>人<) ありがとう〜
ただでさえ今、一時帰国祝いにAmazonのウィッシュリストから色々送ってもらっているしな…。ありがたい…。
こういう時に便利な魔法の言葉『勉強代』もあるし、一日経ってから『まあブログのネタになるからいいか…』と思った自分もいるし、お友達のH田さんはもっと色んな目に遭っているので、まあこの程度、別に大したことないか!
わーいフィリピン楽しみだなー。無事に行けるといいな…
追記:Air Asiaの温情で何とかなりました
シンガポール便の日程を変えてもらえました
本件ですが、Air Asiaが帰りのシンガポール便の予約を1日前倒しに変更してくれて、問題なくなりました。問い合わせフォームから送ったものに対応してもらえたみたいです。
私の経験では、海外の企業ってメールや問い合わせフォームより電話のほうが早くて確実という印象を持っていたのですが、今回は逆となったので少し考えを改めました。
おそらく電話口のコールセンタースタッフでは何かを決める権限が限られているのかな。
どちらにしても、イレギュラーな対応だと思うので、今回限りの幸運と受け止めます。
(そもそも行きと帰りどちらも同じAir Asiaだからしてもらえたのだし)
マクタン・セブ空港では入国審査前の夜明かしは難しそう
安堵しきっていたのであまりしっかりチェックしていないんですが、降りてから入国審査までトイレと通路しかなかった気がします…。商業施設は見なかったような。
国内便への乗り換えもいったん入国審査を終えてから移動する構造になっていますし(考えたら当たり前か)、国際便の乗り換えがあったとしても、この構造だといったん出ないといけないんじゃないかな。
地方空港という性質上、セブで国際便の乗り換えって一般的じゃないんじゃないかなあ。
それで出発エリアとは混じらないようになっているんじゃないかしら。チャンギみたいな大きな空港とは勝手が違いますよね。
このサイトの独自の画像かどこかの引用か分かりませんが、この記事に載っているマクタン・セブ空港の構造の画像が分かりやすいので、ご参考までにどうぞ。
ギフト券ありがとうございました
また記事をアップしてからすぐに、7500円分のAmazonギフト券を贈ってくださった方がいて、大変ありがとうございました _(._.)_
ありがたく使わせて頂きます…!!><
関連記事
[sc name=”category-trouble”]