こんにちは、くみです。
2011年に、乗り降り自由の『オープンツアー・スリーピングバスチケット』でベトナムを縦断したんです。でもその時の事まっっったくブログに書いてなくて。
少し時間がある人なら、かなり充実したベトナム縦断の旅ができる手段なので、せっかくだから当時のことを書こうと思います!
当時と値段は変わっていると思いますけど、今でも同じ仕組みのバスチケットはあるはずなので。(次にベトナムに行ったら確認してきますね!)
『オープンツアー・スリーピングバスチケット』とは!
私が買ったものは、チケットが何枚か綴りになっていてベトナムの主要都市間をバスまたはスリーピングバスで移動できるというものです。
一枚一枚に、どこからどこまで行けるかと、出発時刻と到着時刻(の目安)、どこで乗れるかが書いてあります。これはダラットからニャチャン。
書いてある都市間をバスで移動するんですけど、特筆すべきは、チケットに書いてある途中の都市で降りて何泊してもいいし、そのまま乗っていてもいいという点です。
ベトナム縦断ぶらり途中下車の旅。なんと甘美な響きなのか…(鉄道と違って各目的地まではまっすぐ行くので降りられませんけど…)
バスは夜通し走るものもあれば、写真のように日中走るものもあります。
夜通し走るものはスリーピングバスと言って、中で横になって眠れるようになっています。
私はベトナムで初めて見たけど、東南アジアは各地にこういうバスがありますね。 (このブログでも何回か写真を載せてますね )
バスチケットの値段…?
ごめんなさい…!家計簿をチェックしたけど、当時ちゃんとメモ取ってなかったみたいで…><
確か、2011年で、7都市回れて20ドル台だったと思うんですけど。
今は確実にもっと高くなっていると思います。 40ドルくらいはするのかな…?
近々ホーチミンに行くので、聞いてきて書きますね!
回れる都市の数や種類によっても値段が変わってきますし、旅行代理店によっても値段が違ったりします。
[aside type=”boader”]2017年追記
ベトナムの大手旅行代理店であるSinh Touristのサイトに、ルートや値段が載っていますね。
- 説明(英語):Open Bus|TheSinhTourist | Travel in VietNam | SinhCafe | Sinh Tourist
- ルートと値段(PDF):https://www.thesinhtourist.vn/download/OpenBus-SG.pdf
※これはホーチミンからハノイ方面の料金表です。逆方向やフエ発はオープンバスのページから見てみてください
各社値段が違うと思うので、これを参考にしつつファングーラオやデタムあたりを回ってみてください〜
[/aside]
バスチケットはどこで買えるか
この時は私はT.M.Brother’s Cafeという代理店で申し込みましたが、今ならSinh Touristに行くかなー。でも大手なら大抵取り扱っているはず。
ホーチミンには、『ファングーラオ通り/デタム通り/ブイビエン通り』という、安いドミトリーや西洋人向けのレストラン・旅行代理店が集まったバンコクで言うカオサンのようなエリアがあります。特にデタム通りにはSinh Touristのような大手の旅行代理店やTNK Travel等日本語の通じる代理店が集まっていて安心です。(日本語で買うとどうしても高くなるので、私は日本語の通じる代理店は行かないですけど…)
2011年の私のベトナム縦断バスの旅!
それでは、私が2011年に行ったベトナム縦断の旅をダイジェストでご紹介しますね!
良い写真が少ない…>< ごめんなさい… また行かないとな〜!
乗り降り自由・ベトナム縦断バスの旅ルート
チケットにも書いてあるとおり、下記の7都市を移動しました。各都市の簡単な説明も書きますね。
- サイゴン(ホーチミン):
ベトナムで一番有名?な商業の中心。実は首都ではない(首都はハノイ)。でも経済の中心です。 - ムイネー(ファンティエット):
私が行った時は整備され始めたばかりだった、ホーチミンから近い高級ビーチリゾート(にしたいらしい)。砂丘がある。ホテルはロシア資本が多かったような。2016年の今はどうなっているのか…? - ダラット:
高原にあるベトナムの軽井沢。高原野菜や苺やワインを作っています。ベトナム人の新婚旅行のメッカ。涼しいのでベトナム人の国内旅行先として愛されている。 - ニャチャン:
ベトナムの熱海。私はローカルの友達がいるのでよく行きます。ビーチはそんなにきれいじゃないけど、ボートトリップが楽しくて、島まで行くと海はきれい。あと泥温泉がある。お子さんのいる家族連れにおすすめの、島まるごと遊園地みたいになっているホテルもあります。 - ホイアン:
ベトナムの…奈良…?ランタンと、ホイアンでしか食べられないホイアン名物料理で有名。世界遺産の街で国際貿易港として栄えてきた歴史があり、ポルトガル人、オランダ人、中国人、日本人が来ていたそう。かつて朱印船貿易時代に日本人街もあったそうで、中華テイストと日本テイストが入り混じった、他の都市にはないエキゾチックな雰囲気があります。ベトナム2回めで一箇所だけ行くとしたらホイアンがおすすめです。 - フエ:
ベトナムの京都。古都。宮廷料理は面白いけど一度食べたら十分かな…? - ハノイ:
実は首都。ベトナムの政治の中心です。ホーチミンに比べたら静か。人形劇やホアンキエム湖やハロン湾や近くの村のサパやバッチャン村が有名。
では、各都市の様子を写真を交えてお伝えします!なにせ5年前なのでちょっと古いのは許して〜><
2011年4月21〜22日:ムイネー(ファンティエット)
ビーチリゾートにしようと言う感じがムンムンしたムイネー。
海の色は確かにきれいだったんだけど、 海岸に何か問題があって海に入れなかった覚えがあります。
宿も安宿はなくて、結構高めのリゾートばかりだったような。当時の私の探す能力が低かったのかなあ。(実はムイネーこの時あまり満喫できなかったという気持ちがあったので、縦断の旅を終えてから再度訪ねてみたんですよね。下の宿の写真は2回めの訪問時のものです。)
▼海岸がいまいち…。
ムイネーの赤土の谷、スイティエン渓谷。
私が行った時は、勝手にガイドをし始めてお金を要求する子どもたちがたくさんいて、私は女一人だったのでiPhoneを出したら奪われるんじゃないかと思って写真があまり撮れなかった思い出が…取り囲まれてマニーマニー叫ばれて、私も当時経験値低かったので結構イライラしました…笑
女性は複数(男性含む)で行くか、本当にガイド雇っちゃうか、最低でもサングラスをしていってガン無視するのがいいと思います。
ホテルは高いし海には入れなかったし、食べ物もロシア人向けの外国料理ばかりであまりローカルフードを楽しめなかったので、私はもう行かないかな…というのが2011年のムイネーの結論でした。5年経った今はどうなっているのかなあ。
2011年4月22日〜23日:ダラット
ベトナム人には新婚旅行先で有名な高原の町。 涼しいので、ワインや苺、牛乳、高原野菜と他のベトナムの都市にはない産業が盛んです。
▼街のあちこちに、愛を伝えるためのお花を売っているところが多かったです。2人のイニシャルを入れてもらうんですね。
▼野菜料理、ちょっとお高めだけど美味しかったなあ。
▼苺ものも多い。
▼レトロでかわいいダラット駅、確かもう使われてなくて観光用だったような。
▼忘れてはならないダラットワイン。味については色々言う人いますけど、私は嫌いじゃないし買って飲みます。安いし。2014年の家計簿にフルボトルが80,000VND(今のレートで約400円)の記録。
2011年4月23日〜26日:ニャチャン
個人的にひいきにしていて何度も訪れているニャチャン。まあ友達がいるからという点が大きいんですけどね。でもローカルの友達がいるところが一番その国を楽しめて(楽しませてもらえて)いいですよね。
▼海沿いの雰囲気も好きです。
▼ローカルの人が集うおしゃれカフェがたくさんあります。やはりローカルの人自身が楽しんでいる土地はいいな…。
▼ローカルの市場で頂いたローカルのごはん。こういうの大好き!!
泥温泉やボートトリップなど、紹介したい事もたくさんあって…
近々行くので、各スポットを改めて再訪して記事にできたらと思っています。
2011年4月26日〜27日:ホイアン
ホイアンはねえ〜、ほんと素敵なんです。ベトナムが初めてならホーチミンやハノイに行くのは仕方ないけど、2回め以降ならぜひホイアンを訪れて欲しい!
でも私も2011年に行ってから、再訪できてなくて…
観光地として人気が出過ぎてしまって、最近西洋化しているという残念な話も聞いたりします(´・ω・`)
▼1593年に日本人によって架けられたという来遠橋(らいえんばし)。名前の由来は論語(『有朋自遠方來。不亦樂乎。』
)だそうです。
▼夜は街を彩るランタンがほんとうにきれい。
▼劇のお姉さんが美しかった…
▼ホイアン名物勢揃い。ホワイトローズ、カオラウ、揚げワンタン。ホワイトローズがビールに良く合ってお気に入り。
2011年4月27日〜28日:フエ
ベトナムの古都・フエ。宮廷料理が楽しめます。かわいらしい…。
昔の宮殿も見学できます。
フエは中部なので、南部のホーチミンとも北部のハノイともまた違った料理が楽しめます。
私は『バイン・ボッ・ロック』がお気に入りなんだけど、残念ながら写真がない…(´Д`;) もちっとしていて、おいしいんですよ〜。
みなさん色々ぐぐってみてください。
2011年4月29日〜5月1日:ハノイ
政治の中心地ハノイ!漫画だと『大使閣下の料理人』の舞台として有名ですね。
▼これがホアンキエム湖だったはず…
▼ハノイ名物・水上人形劇。
▼人形はまじまじと見るとキモ…いえ、怖いですね。
バッチャン焼きで有名なバッチャン村も訪ねました。これが確かそうだったような…
帰りのチケットはホーチミンからだったので、ハノイのノイバイ空港からホーチミンに戻り。
縦断バスチケットの魅力が伝わったでしょうか?
私が買ったのは結構多くの都市を回るものでしたが、都市数が少ないものもあるので、1週間以内で廻れたりもするはず…
ベトナム旅行である程度時間が取れそうな方は、ぜひ楽しんでみてください!
この縦断の旅で廻れなかった有名どころの都市ではあとダナンがあるので、私もダナンが入ったチケットでもう一度縦断したいなーと思っています。
ただ私にはビザ無し15日は短すぎるので…ビザ無し期間延びてほしいなー…
この旅のお供にはやっぱりこれですね!
『ここではないどこかに。「夢見た旅」をもとめて 旅に出たい――身を焦がし、胸を締めつける思い。ホーチミンからハノイまで、〈私〉は幹線道路をバスで走破するイメージに取り憑かれてしまった。飛行機の墜落事故で背中や腰を痛めた直後なのに、うちなる声が命じるのだ。「一号線を北上せよ!」
』
残念ながらKindle版はなかった。リクエストしておきました。