こんにちは、東南アジアで放浪中のくみです。
今日は海外で便利なアイテムの1つとして、NOKIAの携帯電話(ベーシックフォン)を紹介します。
※ 購入前に利用可能周波数帯が訪問国に対応しているか、念のためご確認ください。
GSM – Wikipedia
この種類の携帯電話の特徴
安い!
とても安い。このタイプだと東南アジアでは20〜30USDくらいかな?
最近はもう白黒画面のタイプはなく最低レベルでもカラー画面だったりするのですが、40USDは行かないと思います。(タイ・パンガン島では690THB / 約22USDで買いました)
後述しますが、安いというのは何かあった時(落としたり盗難に遭ったり強盗に遭ったり)した時に諦めがつきやすいという点でリスクが取りやすくなる、旅には重要な要素ですね。
SIMロックフリー
海外では端末にSIMロックはかかっていないのが普通です。もう少ししたら日本もそうなるのかなと思いますが…(海外でも、通信キャリアが売っているiPhoneやWi-Fiルータ等はかかっていたりする事もあるのですが)
これもSIMロックフリーです。
電話機としての機能は最低限だけど充分
ラジオとか余分な機能も付いている事は付いているんですけど(笑)、カメラもついてないし、インターネットもEメールもできません。
出来るのは通話とSMS(テキストメッセージ)。最低限だけど現地で連絡を取るのには充分です。
あと地味にフラッシュライトが重宝したりします。
機能が最低限で液晶も地味なので、電池もかなり長持ちします。待機だけだと2〜3日は充電なくても大丈夫。
東南アジアでは至るところで売っている
私が実際に購入したのはベトナムとタイですが、電器店以外でも見かける事は多いです。タイ(パンガン島)ではTESCO LOTUSという大型スーパーマーケットの中の携帯電話のお店で買いました。
マレーシアはもちろん、ラオスやカンボジアでも、携帯電話を扱うお店は至るところにあるので簡単に探せると思います。
なぜ普通の携帯電話?
なぜ今あえてスマートフォンではなく普通の携帯電話(ベーシックフォン)を勧めるのか。
安いので盗難リスクが下がる
海外でも圧倒的に狙われにくいです。なので人前で使うのもそんなに危なくない。
私のジョギングシューズ盗難のように、少しでも売れる可能性があるなら何でも盗まれるというところも確かにありますけど、iPhoneや他のスマートフォンと比べたら盗難リスクの低さは段違いです。少なくともこれ目当てで強盗をするのはどこでも割に合わなさそう…
安いので紛失時のリカバリーコストが下がる
強盗・盗難以外にも旅行中になくす可能性はありますが、これだったら紛失しても数千円なので、そんなに痛くないですね。旅行中に再購入も気軽にできます。
SIMロックフリーで現地のSIMが使える
大抵の国ではプリペイドSIMを挿して使う事ができます。現地の人とすぐに現地ナンバーで連絡が取れるようになるのは便利。知人がいなくてもホテルや飲食店など、連絡する機会はあったりしますよね。
相手が日本人じゃなくて会話が難しいという場合でも、SMSを打てるのは嬉しい。東南アジアではまだEメールよりSMSを使う人が多い印象です。(それも今後どんどん変わっていくんだろうけど…常時オンラインだったらLINEとかのほうが安くて便利だもんね)
D25HWのようなテキストメッセージを送信できないタイプのWi-Fiルータでデータ通信をアクティベートする時も、SMSでコマンドを打たなければ行けないので、そういう時にこの電話が活躍したりもします。
なぜNOKIA?
絶対NOKIAでなければというわけではなく、もちろんSAMSUNGもあるし、他のローカルブランド、例えばフィリピンだとCherryMobileやCD-R KINGなどもっと安いものもあります。
私は使った事ないけど、試してみるのもいいとは思います。安いし。
ただ周りを見るとベーシックフォンは圧倒的にNOKIAを使っている人が多いですね。なので品質がいいのかなというイメージを持っています。壊れにくいとか。
スマートフォンはAppleとSAMSUNGが多くてNOKIAは見かけないけど、高いとかマーケティングが弱いとかなのだろうか…
私個人はフィリピンで買ったSAMSUNGのGalaxy Y Duoが1年ちょっとで壊れたのでSAMSUNGにあまりいい印象を持っておりません。MBKで直してもらえましたけど。
この種類の携帯電話の欠点
日本語入力が使えない
こういうタイプの携帯電話で日本語入力が使える端末を見た事がありません。
電話だけとか、SMSは英語でやりとりをするだけだったらいいけれど、日本人にSMSを送る時は英語で打つか日本語文章をローマ字で打つか迷ってちょっと微妙な感じになりますね(笑)。
また日本語SMSが送られてくるとところどころ文字化けして読めなかったりします。
日本人にはちょっと見慣れない予測変換
入力はちょっとクセがあるのですが、英語を打つ時、昔の携帯みたいに連打して目当ての文字を出すやり方の他に、予測変換のようなものがあります。これはiPhoneやAndroidの予測変換とはちょっと違っていて…
キーが
1(文字なし) 2(ABC) 3(DEF)
4(GHI) 5(JKL) 6(MNO)
7(PQRS) 8(TUV) 9(WXYZ)
このように割り当てられているんですが、
例えば thanks と打つ時に、予測変換なしだと
- 8(t)・4・4(h)・2(a)・6・6(n)・5・5(k)・7・7・7・7(s)
こんな感じなんですけど、予測変換ありだとこんな感じ。
- 8(t)・4(g)・2(a)・6(m)・5(j)・7(p)→thanks
実機がないとちょっと説明しづらいんですが(笑)、『このキーの組み合わせならこの単語だろう』というのを割り出して、奥の文字も複数押さなくても出してくれるんですね。
最初はわけが分からなくて予測変換を切って使っていたんですが、慣れるとこの方式の方が英文を打つのが断然早いです。予測できない単語は辞書登録もできるし。
入力方式に不安があったら、現地で会えそうでしたら私が直接レクチャーしますよ〜( ´∀`)
アドレス帳が独立している
AndroidだとGoogleと連携できるのでGmailで使っているアドレス帳をAndroid端末でも利用する事ができますが、こういうタイプの電話だとデバイス内に登録するかSIMに登録するかになります。
盗難リスクを考えると、電話番号の記録がそこだけになるのは心もとないので手動で他の場所に記録し直した方がよく、それがちょっと面倒ですね。
充電端子が独自形式
USB系列の充電端子じゃないので、他の機器とアダプタ使い回しできないしモバイルバッテリーで充電なども出来ません(´・ω・`) 昔のカメラみたいですね。
電池の持ちがいいので、2〜3日に1度充電してあげればいいのですが。
海外によく行く人、現地でよく連絡を取る人、治安が心配な人はこのタイプの1台持つのおすすめです!軽いし。
現地で買えるか心配であればAmazonで事前に買ってもいいかも。さっき690THBと書きましたけど料金設定はお店によってもっと高いところもあるし、Amazonのこの値段だったら円安の今だとタイで買ったのと1000円も変わらないのかな。
▼これはカラーだ。
▼SIMが2枚挿せるタイプのもあります。(DUAL SIMといいます)
複数のキャリアを使い分ける事ができます。旅行者にはあまり必要ないかな…?3Gには対応してなかったりするので日本のSIMは使えなさそうだし。
私は他の国のを挿しっぱなしにしておくと失くす確率が減って便利だと思っているけど、それはちゃんと保管しておけって話かな〜(´・ω・`;)
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現地でSIMを買って安く電話やSMS・インターネットができます。(上のNOKIAのベーシックフォンはインターネットはできないけど)
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