こんにちは、くみです。
プノンペンの第一印象として治安について書いたばかりでしたが、
早速というのか…iPhoneをひったくられました。
マニラに8ヶ月住んでいても目立った犯罪には遭っていなかったので、ショックです。
ちょっとまだショック下にあるのでとりとめなく書くかもしれないですが、ご容赦ください。
状況
ナイトマーケット近くのレストランで知人と飲んでおり、その後知人がリザーブしていたトゥクトゥクで少しだけ市内観光に出る事に。
ホテルに戻る道、今どこにいるのか分からずトゥクトゥクの中で地図を見ようとしてiPhoneをカバンから出したところ、横の並走しているバイクから手が伸びてきてiPhoneをひったくり、バイクであっという間に走り去りました。
今思うと不審な点
- iPhoneを出してひったくられるまで5秒くらいです。外国人がトゥクトゥクに乗っているという事でつけられていた可能性が大きいです。
- トゥクトゥクの運転手に逃げるバイクを追うように何度も言ったのですが、謎の反応の鈍さ。止まりかけようとまでしていました。 バックミラーでバイクが近づいてくるのも、ひったくったのも、そして逃げるのも見えているはずなのに。グルだったのではないか?
『iPhoneを探す』は?
私のiPhoneは4でこのバージョンは特殊らしく、4Sならアンロックして他国のSIMを挿せるようになるのですが、これはどこに行っても出来ないと言われました。また特殊なアダプターを装着するやり方もあるらしいのですが、それもOSが新しいので非対応です。なのでWi-Fi専用機なんです。 なので、画面ロックを外してWi-Fiに接続しないとオンラインにならないのですが、画面ロックをかけているのでおそらく直接パソコンから初期化してしまうんじゃないかと思います。そうなると『iPhoneを探す』は機能しない。
問題点と対策…?
いつもなら問題点と、次回防ぐための対策を考えるのですが、これ調べれば調べるほど絶望的なんですよね…。
トゥクトゥク乗車時のひったくり
まず、今回のようなケースはトゥクトゥク上で貴重品を出さなければ防げるようです。 今回Facebookで頂いたコメント。 ”正直、カンボジアでは良くある話で、ウチのスタッフも複数被害にあっています。トゥクトゥクでスマホやカメラを出さないのは、滞在者の中では常識になってます。” ”あーそういえばホテルの位置は必ずホテルでカードもらってそれ見せるようにしてたなあ……”
- トゥクトゥク上では絶対にスマートフォンやカメラを出さない。
- 位置指定は紙で行う。
という事を徹底する。
その前の日にも、私の知人がAndroidをひったくられそうになっているので(それは腕を掴んだら逃げていったらしい)、良くある話というのは本当に良くあるというか、本当に頻発しているんですね…。
ラオスのバンビエンの休憩所でお金を盗られた時も感じましたが、
いくら警戒していてもいきなり来てひったくられてバイクで逃げられたら物理的にもう取り返せないんですよね…
他の強盗などは…?
しかし、今回のようなケースはそれで防げそうですが、調べると全然防げないケースも色々と発生しているようです…
(ちなみに2番めの記事は、昨年邦人男性が1人殺されているのと邦人女性が足を撃たれている事について書かれていますが、なぜか女性だけを非難対象にあげているのが違和感です…。こういう被害者に対するセカンドレイプってたくさんありますね…)
交通手段に気をつけても…
上記のサイトに書かれている、カバンのひったくりなんですが。
- 歩いていてもひったくられる
- トゥクトゥクに乗っていてもひったくられる
- バイクタクシーに乗っていてもひったくられる
これで交通手段全滅です。
場所に気をつけても…
じゃあいる場所に気をつければいいかというと…
- 人通りの多いところ、治安が良いと言われているエリアでも発生する(ナイトマーケットは私のゲストハウスの近くですが、川の近くで比較的治安が良いと言われているところで、人がたくさんいてとても強盗が頻発するような地域に見えないです。私が盗られたのも割と良いホテルが集まっている付近。相手がバイクで来たらエリアとか多分関係ない、というか、むしろ金持ちが集まってるエリアのほうが良い商売になるのでは?)
- 午後8時でも発生する(まだまだ人も多く店も開いていて明るいので、午後8時に発生するという事は、朝や日中に発生しても全然おかしくないと思います)
- ホテルやアパートでも近年発生している。低層階も高層階も関係ない。
これで場所も全滅ではないか…。 安心できる場所って『警備員のいる一流ホテルのロビーから出ない』くらいしか思いつかないわ…。料金の高い建物から出てきたら狙われるだろうし… 今いるゲストハウス、部屋が2階なんですが窓が覆われてあって暗く、何でだろうと思っていたけど…侵入者防止のためだったら納得です。
ラップトップを取られるのが怖い
私はひったくりを防止するためにいつも斜めがけカバンの上から上着を羽織っているのですが、前から強引に掴まれて拳銃で撃たれたら防ぎようがありません。そこまでの危険性はマニラ(マカティ)でもホーチミンでも感じた事がないのですが、そういうリスクがプノンペンでは高いんだなー…。マニラなんかでもおそらくスラムなんかに行ったらあると思うんですが、こんな中心部で… 今私は家がないので全財産を持ち歩いており、特にラップトップが危ない…。 今回とられたiPhoneはもう4世代前(!)のiPhone4だし、画面に傷が付いているから日本で売ってもせいぜい5,000円以下だろうし、データケーブルもイカれてきていて、定期収入ができたら買い換えたいと思っていたので、今はとても困るけど、モノ自体はあきらめがつきます。(Wi-Fi専用機だし、今売ってるiPod touchの方がずっと性能いいと思う) しかしMacbook Airが奪われたらかなり終わります。 もう対策が『一刻も早くプノンペンから立ち去る事』くらいしか思いつきません… タイのビザを作るのにタイ大使館に行きたいんだけど、ちょっと遠いので、困ったなあ…
プノンペンでのノマドは無理なのではないか
コーヒーがちょっと安くて、電源もWi-Fiもあるカフェを見つけてごきげんだったのですが、そんなささやかな気持ちもすっかり吹き飛んでしまいました。 カフェも通りから中が見えるので、『高価なラップトップを使っている日本人女性が定期的に来る』と目を付けられたら、帰り道にひったくるなんて簡単なんじゃないかと思います。(ホステルから5分の距離なんだけどありえる…) なんならカフェにいる時に押しいってきて無理やり奪ってバイクで逃走、というのも出来そう…。ラップトップはここではそれをするのに十分な価値があると思います。 こんな不安な気持ちになる都市は東南アジアでも初めてです。アフリカとかだったらあるのかもしれないけど… 今日はカフェに行く気にもならず、ずっとホステルの部屋にこもっています。でもここに拳銃を持った人間が押し入ってきたら、取られてしまうんだよな…。 とにかく『持たないこと』がおそらく一番の防止策なんでしょうけど、例えば日本にちゃんと家があって短期でプノンペンに来ているならなるべく身軽に出来るだろうけど、移動ぐらしの私にはそれは無理だし…
パソコンを持っていないと見せかけるために
こういうラップトップバッグがほしいです…どこか作ってくれないだろうか。
▼Macbook AirのPhoto Boothで撮ったので汚い…
今できるのはこんな感じかなー…
追記:似たようなコンセプトのバッグを見つけました。
プノンペンの不動産投資が盛んなようだけど…
最近プノンペンの高級コンドミニアムの売買の話をよく聞きます。
だけど普通に考えて、こんな雰囲気の都市にお金持ちがわざわざ住みたがるとは思えないんですよね…。
食べ物も特においしくも安くもなく(ビールは安いけど)、治安が悪く、ビーチも何もない。
住むために買っている人はどれくらいいるんだろうか。
みんな投機目的だったりするのかな?
そうするとバブルみたいにただ物件価値だけが釣り上がっていって、ある日それが崩壊する、という事もなくはないんじゃないだろうか…?
そんな事を思わされる街の雰囲気です。
ヨハネスブルグも街並みはしっかりしていて、治安のせいでそれがゴーストタウン化しているもんな…。
最後に
うーん。プノンペンは治安が良くなってきていると聞いていたのですが、全然そんな事ないですね…。
それはもしかすると『以前に比べて』だけであって、周辺諸国と比べたらまだまだ悪いのかもしれません…。
ちょっと歩いただけで痛烈に『格差』を感じるので…持つ者と持たざる者が混在したら、それは奪われますよね…
1年ビザを取ってしまったけど、もしかしたらタイとベトナムを陸路で行き来するためだけの通行手形になってしまうかも…(それでビザ代を儲けるのも、もしかすると国の狙いなのかもしれないけど)
今は一刻も早くプノンペンを離れたいです。
でも人とも会う約束しているし、タイのビザも取らなくちゃいけないんだよなー…。どうしよう…。
関連記事
- 海外のトラブルや治安についての記事はこちらのカテゴリーをどうぞ。:Category: トラブル・防犯・治安対策 – Kumi-Log
- プノンペンについてはこちらのカテゴリーをどうぞ。:Category: プノンペン – Kumi-Log