こんにちは、くみです。
2016年にキルギスを訪れた時、遊牧民の伝統的な移動式の住居・ユルタに泊まる機会がありました。(観光客用に設置されたものですが)
なかなか良い経験だったので、当時の写真や予約方法などを共有します。
[aside type=”warning”]私の筆不精のせいで既に2年以上経っているので、値段など色々変わっている可能性があります😅 為替の変動もありますしね…
日本語対応可能なキルギスの旅行代理店もご紹介しますので、詳しくは現地で問い合わせしてみてください![/aside]
※ キルギスの通貨であるキルギス・ソム(KGSもしくはcom)は2016年8月のレートである1KGS≒1.5円で計算しています。
ユルタとは?
おそらくキルギスに縁のある人でないと『ユルタって何?』となると思うので、先に説明しますね!(私もキルギスに行くまで『ユルタ』という言葉を知らなかった)
ユルタとは、一言で言うとキルギスの遊牧民が使っている移動式の住居です。
モンゴルではゲルと呼ばれたり、中国式の呼び方だとパオと呼ばれたりもしますね。
写真で見たほうが早いですね!こういうかんじのやつ。
キルギスの国旗のデザインはこのユルタから来ています。天井の造りがこうなってるんですよね。
2016年のキルギス訪問では、観光用のユルタに泊まらせてくれるところがあるということで、ワクワクして行ってきました!
ユルタの宿泊風景と泊まった感想
ベルタム・ユルタキャンプの光景
ベルタム・ユルタキャンプは隣接する湖に向かっていくつかのユルタが設置してあります。
これは入口。
こんな感じ、白いユルタが青空によく映えます。
ゲストはこのユルタの中で寝ます。
ユルタと日暮れ。良い…
ユルタの中
じゃーん、ユルタの中はこうなってます!
ほんとに寝床だけ〜って感じ。
でも洋服などをかけられるちょっとした衣紋掛けみたいなところもあるよ。便利。(今どきは衣紋掛けってあまり言わないだろうか…)
カラコルで買ったキルギスのスリッパがよく馴染む。
天井が開くようになっているんだよね。なので昼間は明るくできます。
電気は通っておらず、夜はキャンドルをお供に。素敵だよね。火事がちょっと怖いけど。(でも延焼はしなさそう)
私が泊まったのは2人部屋だけど、4人部屋や7人部屋(?!)もあるみたい。
私達のはマットレスだったけど、こっちはベッドっぽくなってますね。
はあーこの時にTHETA持ってればなあー…
相部屋が偶然日本人!
2人用のユルタに泊まったんですが、1人だったので相部屋になりました。
これすごい確率だと思うんですが、なんとシェア相手が偶然日本人だった!ブログに書いていただいたのでリンクします。(こちらは書くの遅くなって本当にすみません…)
キルギスに来ている時点で普通の日本人とはちょっと違うし、ユルタに泊まっている時点でもあれなんですが、えーと、ハープを持ち歩いて世界旅行…?………??
ハープすごい重そうでした。こういう人達に出会うたびに自分は凡庸だな〜と思います。
ウッ私のこと癒し系のように書かれているけど内面は全然癒し系じゃないんです…ごめんなさい…
フィリピンのドゥマゲテが好きな方で、私もフィリピンで落ち着いて住むならドゥマゲテだなーくらいの好感触を持っている都市だったので、なぜかドゥマゲテについてたくさん話した気がします。キルギスのユルタの中で。
はードゥマゲテのボランティアのリフレクソロジーまた受けたいな。
すぐそばに海のようなきれいな湖、イシククル湖と雄大な自然
ベルタム・ユルタキャンプはイシク・クル湖(Issyk-Kul Lake)という、キルギスではとても有名な大きな湖のほとりにあります。
とても透明度が高く、ビーチのように楽しむことが出来ます。砂ではなくて石の浜なので、ウォーターシューズがあったほうがいいかもしれない。
調子に乗ってビールを飲む。気分はリゾート。
短いけどビデオもあります。
波がないって政府観光局サイトには書いてあったりするんだけど、私が行った時はあったんだよね。
たまたま風が強い時期とかだったのかな。
防水カメラで撮った水中の様子。
水が青くてきれいなの不思議。
石だらけでゴツゴツしてるので、KeenのWhisperを履いて入りました。水陸両用はこういう時便利。
私が行った時期は8月末で、確か水が少し冷たかった気がするけど、きれいで楽しかったな〜。
透明度が世界2位と書いているサイトも多いんですけど、Wikipediaとキルギス共和国政府観光局サイトにはそういう記述がないんですよね。昔はそうだったけど今は違う、みたいな事情があったりするのだろうか。
夕日も最高です。
満天の星(写真に撮れてない)
ベルタム・ユルタキャンプは最寄りの町からも少し離れた湖の畔にあります。
周りにあまり建物がないので、夜ユルタを出て空を見上げると、美しい満天の星が楽しめます…
…
はあ〜こういうの写真に撮れればなあ…、スマートフォンではなかなか難しいですねえ…
悪あがきで撮ったっぽい真っ黒い画像が何枚か残っていましたが…
スマートフォンがつけられる小さい三脚を買ったので、今度機会があったら星空撮影試してみます(´・ω・`)
気温には要注意!
このユルタ泊に限らないんですけど、キルギスは日が照っている時暑くても日が沈むと寒くなったりするので(特にカラコルなど山岳地帯)、夏でも体温が調節できる長袖などは持っていったほうがいいと思います。
なおキルギスの冬はとても寒いらしい…。
私は夏がおすすめですが、寒いのが好きな人は夏じゃなくてもいいのかも…
参考に、イシク・クル湖北岸の町・チョルポン=アタの気温なんですが、8月は最高22℃/最低13℃、2月は最高0℃/最低-6℃だそうです。(カラコルは標高が高いので2月の平均気温−11.5℃らしい)
ベルタム・ユルタキャンプの食事
はい、個人的に一番知りたい情報である食事のご紹介です!
ベルタム・ユルタキャンプではキルギスの伝統的な食事が楽しめます。美味しかった!
1日めの夕ご飯。ぱっと見肉じゃがみたい。これ麺だったかな…(既に覚えてない)
夕ご飯のデザート。行くまでイメージなかったけど、キルギスはスイカがめちゃおいしいです!夏と冬で寒暖差が激しいからなのかな。
2日めの朝ごはん。
トマトときゅうりはサラダでもよく出てきます。
キルギスでよく食べられているパンと、ジャムとはちみつ。
キルギスではこういうパンのことをナンと呼んでいます。インドのナンのイメージがあるとちょっと戸惑うかも。
はちみつもよく取れるみたいで、至るところで目にします。
朝ごはん、こういうところで食べました。草原が見えるオープンなダイニング。
2日めの夕ご飯は、大きなユルタの中でみんなで食べました。
中央アジアで広く食べられている麺料理、ラグマン。
うどんっぽいので日本人が受け入れやすい料理です。
人参のサラダかな?
3日めの朝ご飯。パンケーキっぽいのが美味しかった覚えがある。
はちみつとジャムはいつも食卓にありますね。
この砂っぽいのなんだったっけ…
砂糖か塩のどちらかだったと思うんだけど…、隣に塩があるから砂糖かなあ…
ベルタム・ユルタキャンプの設備
トイレやシャワー設備など
心配する方もいらっしゃるであろう水回りの施設なんですけど…、
個人的には残念なんですが、とても近代化されていましたのでご安心ください。まあ観光施設だから…
トイレも洋式の水洗だったし紙もあったし、確かシャワーもお湯がちゃんと出たような…
ただユルタからは少し離れたところに設置してあるので、『夜、星が満天の中を、明かりを頼りにトイレに向かう』みたいなキャンプの醍醐味感は味わえます。
電源・Wi-Fiは使える?
ユルタ内は電気は来ていないのだけど、共用のスペースで充電が出来ました。
モバイルバッテリーを持ってくると夜スマートフォン等を充電して昼モバイルバッテリーを充電できるので、持ってくるのがおすすめ。
ノマドのユルタを見ながらデジタルノマドの図。
Wi-Fiはどうだったか覚えていないのですが…、後述するBooking.comのページにはフリーWi-Fiがあると書いてあった。
キルギスはSIMもデータプランも安いので、現地SIMを買っておくのもおすすめです。
電波届いてたかな〜…
Instagramをアップしていたので、何らかの方法でネットにはつながってはずだ。
ベルタム・ユルタキャンプの場所と行き方・交通機関
ベルタム・ユルタキャンプはボコンバエバの町から少し離れた、イシク・クル湖に隣接したエリアにあります。場所的にはTong村というらしい。
カラコルからの行き方、詳細を忘れてしまったのですが…、ボコンバエバ(ロシア語表記:БОКОНБАЕВО)行きのマルシュルートカに乗って、…ボコンバエバからどうやって行ったんだっけなあ。(今気がついたのですが、マルシュルートカの行き先表示、キルギス語のБөкөнбаевではなくロシア語ですね)
交通費は帰りのベルタム・ユルタキャンプ〜ボコンバエバ〜ビシュケクが計300KGSだったのですが、行きのカラコルからボコンバエバの記録が残っていないんですよね…(´・ω・`)ごめんなさい…
先ほどご紹介した『古代湖の畔に佇んだらハープを弾くしかない | イレブンバック』には、カラコルからTong村までマルシュルートカで120KGS、Tong村からタクシーで150KGSとありました。私はボコンバエバ行きに乗ってるし、ちょっとルートが違った気がする。
まあ大体300KGS以内で来れるということで。
ユルタ宿泊にかかる値段(2016年当時)
記録には2泊で1,500KGSと残っていました。当時のレートで約2,250円。(この他に100KGSチップを渡したとある)
1泊700KGS≒約1,125円ですね。
2016年のことだし、旅行代理店によっても価格に揺れがあるとは思いますが…
夕ご飯は別払いで、2日で700KGS。(1日350KGS≒約525円)
朝食は含まれていました。昼食は写真にも記憶にも残ってない…、どうだったっけ…。周辺に商業施設ほぼなかったし、キャンプで食べたと思うんだけど。
その他に、以下の出費の記録が残っていました。(時間が経っているせいであまり覚えていなくてすみません💦)
- ビール2本:200KGS
- ミネラルウォーター:50KGS
家計簿に他の場所でビール56ってあったり、水も20くらいで買ってたりするので観光地値段だとは思うのですが、まあそういうのを含めてのこういうところだから…
ビールはともかく水は買っていってもいいかもしれない。
確か馬に乗るアクティビティとかもあった気がするな〜
私がユルタを予約した方法
私は直前に首都ビシュケクではなくカラコル(旧称プルジェバリスク)という地方都市にいたので、カラコルの旅行代理店に予約などをお願いしました。
カラコル・旅行代理店CBTで予約
2016年のことなので、もしかしたら変化が生じているかもしれませんが…
私はこの旅行代理店経由で予約をしました。
ユルタキャンプにCBTのツアーや商品の紹介いろいろ貼ってあったので、CBTが経営しているのかな??
日本語の通じる旅行会社『NH Tabi Company(キルギス現地旅行会社)』
また、ビシュケクには日本語の通じる旅行会社もあります。
ビシュケクにいた時に設立者の方と偶然お知り合いになって、ずっと紹介したかったんですが、私の筆不精のせいでキルギスの記事が後回しになってしまっていて;;
ツアーの中にユルタ泊のものもあるようですが、サイトを見たところユルタの予約代行などはやっているかちょっと分からないですね…、記事をアップしたあと問い合わせしてみようかな。
キルギス、行ったことのある人は分かると思うんだけど、下手すると英語も通じない事が多いところで難易度が高いんですよね。(公用語のポジションは英語ではなくロシア語なんです)
なので、日本語で力になってくれる旅行代理店があるというのは心強いと思います。
Booking.comにも掲載されているけど…
今調べていて気がついたのですが、私の泊まったBel-Tam Yurt CampはBooking.comにも掲載されていますね。しかし私の記録よりかなり高いなあ。
値段が上がったか、ポータルサイト経由だと高いかのどちらかですね…🤔