クアラルンプール

クアラルンプールでToddy(ヤシ酒)を買いに行ったけど…

この記事を書いた人
Kumi

2014年1月よりデジタルノマド的に海外放浪生活を送っています。現在10年め。COVID-19の間はタイに留まっていました。その間に最愛の猫夫に出会ってしまう。
色んなところにちょっとずつ住んでみる、短期旅行でも長期滞在でもない感じが好き。現地SIM好き。

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こんにちは、くみです。
クアラルンプールでToddyと呼ばれるヤシ酒を買いに行きました。
が。
色々な困難が…(´Д`;)
 

Toddyとは

ココナッツから採れる液体を醗酵させて作った醸造酒で、Wikipediaによるとスリランカやミャンマー、インドネシア、フィリピンなどの東南アジア、インド、またアフリカでも飲まれているとのこと。

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クアラルンプールではインド系の人達が作っているようです。昔はマラッカでもあったみたいなのですが今はマラッカには無いらしい。

ヤシ酒 – Wikipedia

 

私はこのページを見て知りました。

他にも「マレーシア Toddy」とかでぐぐると色々出てきますね。

フィリピンのカオハガン島でもヤシ酒名人が今島にいないとかでTubaを飲みそこねたし、これはちょっと行ってみなければと思ったわけです。

クアラルンプールのToddy酒場

先ほどのページ、前者では“ブギッ・ビンタン駅近くのタイムズスクエアの隣”となっていましたが後者では“KLモノレールのTitwangsa駅下車”となっている。
どうもタイムズスクエアの近くからTitwangsa駅の方に移転したようなので、そちらに行ってみました。プドゥラヤから1本で行けて助かった。
▼Masjid Jamek駅から乗車

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▼銀色の座席。車内広告は日本に比べて控えめですね

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↑Googleさんがすごい遠回りな道順しか提示してこないので、仕方なく場所だけマッピング。
”酒旅”さんには10分と書いてありましたが、思ったより駅から近く、女の足でも5分くらいで行けました。駅を出て右手に曲がり、川を超えたところを右に行ってしばらくするとヒンドゥー教のお寺が見えてきます。

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いつも思うんですけど、ヒンドゥー教のお寺って人形みたいなのがてんこ盛りなので、偶像崇拝禁止の宗教の人が見たら発狂したりしないんでしょうか…

初日:買いそびれる

初日はマラッカを遅く出てしまったのとバスが1時間ほど遅れたので(2時間って聞いていたのに3時間かかりました)KL到着が15時。そこからちょっとだらだらしてしまい、Toddy酒場についたのは5時でした。酒場だし、マレーシア(マレー半島側)の日暮れは7時過ぎと遅いので、まだ大丈夫だろうと思っていたのですが…

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…誰もいない…(´;ω;`)
まるで廃墟のように静まり返っており、人っ子一人見当たりません。

近くにいたインド人のひとに聞いたら、もう閉まったので明日の朝10時半以降に来なさいと言われました。ええー…明日もうペナンなんですけど… どうしよう…
 
落ち込みついでにクアラルンプール観光をしてきました。といってもツインタワーを見に行っただけですが…
▼ちょっと観光列車っぽいモノレール?
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▼ツインタワーのかたっぽ。先端の色合い、黒と白のコンストラストが美しかったです。モスクをイメージしているらしいです。

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▼見上げていると首が痛くなります

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▼前はツインタワーに登るのは無料だったらしいですが、今はRM80もします。ひえー 
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▼近くは木が多く、憩いの場になっていました

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きっとそんなに美味しいというものでもないだろうし(酸っぱいブドウ理論)、このままペナンに行こうかなとも思ったのですが…
もうクアラルンプールに来る機会はないかもしれないなーと思うと悔しくなり、ネタとしてもこれで諦めるのはちょっと、と思ったので急遽クアラルンプールに一泊する事に。
宿舎の南京虫に怯えながらも次の日リベンジすることにしました。(枕元に出ました…なかなか眠れなかったです…しくしく)

二日目、リベンジ

翌日昼過ぎにもう一度行ってみました。
人がいた!よかったです。
どうも、朝の5時くらいからその日の分のフレッシュなものを取るので、始まりが早く終わりも早いみたいなんですね。ナチュラル。
 
1.5リットルのペットボトル入りで4リンギット(約130円)でした。ネット上の情報よりちょっと高めですね。

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ようやく手に入れるが

さて、ようやく手に入れたToddy、その場でちょっと飲んでみようと…

……
………くさい………。
 
なんか思っていたのと違います。何て言ったら伝わるのかわからないのですが、とてもくさいです。飲めるのかこれ私。微妙にゴミも浮いているし…あれ、これ虫かな…?虫じゃないといいな…まあアルコール消毒されてるし!汚物は消毒だー!(ヤケ)
 
買ってしまったものは仕方がありません。注いだToddyをちびちびと頑張って飲んでいたら、 インド人のグループに声をかけられてちょっとお話をしました。
▼中国語の瓶。薬らしい。みんなこれを混ぜて飲んでいるようです。混ぜると白いToddyがオレンジ色になる。
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混ぜて飲んでみたら、ちょっとにおいも収まり、飲みやすくなった気がします。
他にもタイガービールなどと混ぜると美味しくなるそうで、おすすめはギネスビールだそうです。ギネスは確かによさそう。
 
しかしこれ↓

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45%とか書いてあるのですが…
ああ…強い酒飲み慣れていてよかった… 
 
私は結構お酒には弱くて、ビール3杯でもう酔ったりするのですが、その割にジンやウォッカ、焼酎、ワインなどビールより強いアルコールもある程度平気だったりはするので。なんだろう飲んだ体積によるのかしら…
周りの人がみんな飲んでるから、良くない方の薬とか入ってないだろうしなーなどと考えつつ…
 
しかし、そこのインド人の人達に忠告されました。
  • ここには一人できちゃダメだよ
  • 自分たちは悪い人間じゃないけど、ここには時々ドラッグをやっているような悪い人間も来る。場合によっては危険な場所だよ
確かに…。
実は私も、ここで襲われたりするというのは頭の中の『起こりうる可能性があるリスクリスト』に入れていました。みんなお酒入ってるしね。
今この人数で抑えつけられたら私はどうやっても勝てません。
 
結果、そこにいたのは良い人たちでm良い経験になってよかったですが…
一応女の身体を持っているのだし、色々と気をつけなければいけないな、こういうところに来るときはやはり地元の知り合いと来たほうがいいな、と思いました。
自分で帰れるか(歩けるか)どうか心配されましたが、酔うというほども飲んでいなかったので(多分Toddy自体あまりアルコール度数は高くないのだと思います)、無事に一人で帰って来ました。最近リスクテイクについては色々と考えさせられます。性別属性がなくなればまだ楽なんだけど…
 
しかし残りのToddyどうしよう…
ペナンで知人に会う予定なので一緒に飲もうとは思っているのですが、なんせにおいと味がなあ…。(;´Д`)  またどんどん発酵してしまうので、翌日ちゃんと飲める味かどうかもわかりません。(インド人たちには冷蔵庫に入れておけば翌日なら大丈夫と言われましたが、ゲストハウスはチェックアウトしたあとなので冷蔵庫に入れてもおけず…)
まあ色々ありましたが、これも人生経験ですよね…
 
※ちなみにペナンでも買えるようなんです(´・ω・`)
http://www.penang-traveltips.com/market-lane-tuak-shop.htm
クアラルンプール、南京虫に怯えながら無理して泊まったのに…(´;ω;`)
 
▼Amazonで『ヤシ酒』で検索したらこんな小説が出てきました。アフリカが舞台らしい。

やし酒飲み (岩波文庫)

エイモス・チュツオーラ 岩波書店 2012-10-17
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▼こういうココナッツリキュールとは全く別物らしいです。

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