こんにちは、くみです。
私はまず一人旅なんですが、旅先に知り合いや友達がいるのといないのとでは旅の充実度が変わってきます。一緒にご飯を食べたり、飲んだり、遊んだり、案内してもらったり。せっかくだから自分とは違った世界に住む色んな人達と仲良くなりたいですよね。
今回は私が「こうやって現地の知り合いを作ったなー」という経緯をご紹介します。
みなさんの方法もシェアして頂けると嬉しいです。
- 友達の紹介
- 現地のイベントや宿などで知り合う
- あえて危ない橋を渡る
+知り合った人が信用できるかどうかの自己判断
1.友達の紹介
これが一番確実で安全ですね。
SNSで知り合いに聞く
海外に明るい友達がいれば、TwitterやFacebookで「ここに行くので現地の人を紹介してほしい」とポストしたら誰か紹介してくれたりとか。
ネット上で色々活動していると相手もこちらの事を判断しやすいし、リーチ出来る範囲が広いと機会も増えるのでいい事あるよ。
もちろん貴重な縁を紹介してくれた方には超感謝です…(-人-)
日本国内で縁を作る
実際に私がベトナムにはまっていた時の事なんですが、その国に興味を持って調べたり行動していたりすると、日本国内でもご縁が出来たりします。ちょっと旅行するレベルだと難しいけど、好きになって入れ込んでいる国があったらいい方法かも。
- 日本で現地の言葉の語学スクールに通う
→知り合うのは日本人ですがその土地に興味のある人と知り合えます。もう何回か渡航している人だと現地のお友達がいたりするかも。
私が通ったのは文京区千石にあるアジア文化会館(ABK)です。講師の清水先生には大変お世話になって、実際にベトナムに行く時にはご友人を紹介頂いたりしました。 - 日本で働いている外国人の方と仲良くなる
→私は習ったベトナム語でコミュニケーションが取りたくて、ベトナム料理やさんの店員さんにベトナム語で話しかけ、仲良くなりました。
ベトナムの旧正月(テト)のイベントに呼んでいただいて、そこでも在日ベトナム人の人たちと知り合い仲良くなれました。そこから現地に住んでいる方をご紹介頂いたり。
ベトナムの方はとてもとても優しくて、紹介で初めて会う私を歓迎してくれて郷土料理のお店に連れて行ってくれたりしました。
お客様として歓迎してくれて奢って頂いたりしたので、もうちょっと日本のおみやげを持っていけばよかった…
現地で活動している人を訪ねて、そこから紹介してもらう
例えばネット上で活動している現地の日本人に直接コンタクトをとるとか。私自身はそういうのはまだした事ないですけど、こういうルートで知り合っている人もいますね。ネット上で活動していたら相手の方の身元ははっきりしていますし。
ただ相手の方からしたらこちらを信用できるか分からないので、こちらにもネット上のレピュテーションがあったり、相手に何かプラスになる事がないと厳しいかな。私も見知らぬ人に誰か紹介してほしいと頼まれても、紹介する責任を考えると躊躇しちゃうかも。
世界一周後フィリピン留学のサイト『School With』を運営されている起業家の太田英基さん(@mohideki)や海外ノマド女子をやっていた豊永奈帆子ちゃん(@napo127)は、SNS経由で私から声をおかけしてベトナムやタイで会って頂きました。(ふたりとも現地住みではなく旅人ですけど)
美味しいレストランを紹介できる、自分のローカルの友達を紹介できる、相手にネタを提供できるなど、なるべく相手の方に貢献できる事があるといいですね。
2.現地のイベントや宿などで知り合う
現地のイベント(カウチサーフィンハングアウト等)に参加する
これもやや安全。
イベントというところでフィルタリングがかかるので、”現地の素朴な出会い”というのとはちょっと離れるかも。裏を返すと、カウチサーフィンとかだとアンテナが立っている人やエッジの鋭い人と知り合える可能性が高いのかな。
また東南アジアだとバックパッカー、西洋人が多めになるのかな。(カウチサーフィンのハングアウトはバンコクで一度だけ参加しましたがバックパッカーが多めで、タイ人の方とは1人しか知り合えませんでした。)
またベトナム・ホーチミンのバックパッカーが集まるブイビエン通りに外国人がいつも集まって路上で飲んでいる地帯があったのですが、そこにも英語を練習したいベトナム人の子が来ていて積極的に西洋人とコミュニケーションを取っていました。
そういうところに来ている現地の方は外国人と交流して見識を深めたり語学をブラッシュアップしたりしようという前向きで向上心のある人が多そうで、話すと楽しいかもしれないですね。
難点としてはその場は楽しいけど出会いが一回限りになりやすいかも。
その後一緒に遊ぶ約束ができればいいけど、イベントで一回会って飲んだだけで仲良くなるのは難しいですよね。みんなFacebookのアカウントは持っているけど、つながっただけでその後交流がないと死蔵フレンドになりやすいし。
バーとかでも知り合えると思うんですけど(チェンマイのバーでスタッフやカナダ人の化学者と仲良くなりました)、女一人だと別の意味に取る人がいそうで、そういうのがちょっとめんどいしリスク高い…男の人はいいなあ…
宿で知り合う
普通のホテルだと難しいかもしれないけど、ドミトリーにちょっと長くとどまっていると同じ宿の人達と会話する機会があって、一緒にどこか行こう、という話にもなりやすいです。
私はマラッカがこのパターンで、同じドミトリーに泊まっている日本人やニュージーランド人と仲良くなってごはんを一緒に食べに行ったりしました。
ニュージーランド人がもう何年も長期滞在している人でマラッカに友達も多く、色々紹介してもらえたりもしました。ラッキーだったと思います。Thank you William!
ちょっとバイアス入ってるかもしれないけど、旅慣れたバックパッカーの人たちはオープンマインドな人が多いですねえ。ニュージーランド人やオーストラリア人の友達は出先でやすやすと友達を作るので、引きこもり属性持ちの日本人の私は結構びっくりしたりする。文化の違いなのかしら…。これがコミュ力か…!
バンコクのドミトリーでも色んな人と知りあえて、今でも仲良くしてる日本人の女の子とも知り合えたし、パンガン島でも、バンガローがいくつか固まっているところに泊まっているのですが毎日顔を合わせるので仲良くなりました。長期滞在の人も多いので、友達を紹介してもらったりして縁が広がります。みんなで焚き火をしたりして楽しいですよ。
レストランやカフェ等で知り合う
田舎の方になりますけど、ちょっと長く滞在していて行きつけの個人レストランやカフェなどが出来るとそこのマスターから人を紹介してもらえたりします。
昨日はよく行くカフェのマスターとその近所の人達にご飯をごちそうになりました( ´∀`)
野菜に米の麺とパクチーと魚とプリックナンプラーを巻いて食べる。なんかベトナムのネムヌォンに似ている。あっちは炭焼きの豚だけど。
3.あえて危ない橋を渡る
これはリスクが高いので決してお勧めはしません、自己判断でお願いします。
現地で声をかけてきた人についていって、結果良かった、という事が私の人生で何度かありました。
ベトナムでの私のケース
ベトナムのニャチャンのカフェで「日本人?!」と声をかけてきた日本人男性とベトナム人女性のカップル。向こうから声をかけてくる=悪い人という鉄則が海外旅行にはあるのですが…その時の私はまだ二回目の海外にも関わらず『虎穴に入らずんば虎児を得ずか…』という謎のチャレンジ精神でついていったのでした。夕ごはんを食べに行こうとバイクに乗せられた時『このままさらわれて内蔵とか売られるという事もあるかもしれない』などと頭の片隅で考えていました。(知らない人の乗り物に乗るのはとても危険です!!)※N田さんごめんなさい
結果とってもいい人たちで、一緒に美味しいものを食べ、地元の人達も色々紹介してもらったりして、みんなにもすごく良くしてもらって。今でも交友は続いています。よかったー。
▼当時の記録。これは3度めのニャチャン訪問時かな。市場で私の好きな海老をたくさん買ってくれて家に招いてごちそうを振る舞ってくれたり、海岸でみんなで果物を食べたり。本当に手厚くもてなして頂きました。素晴らしい思い出です。
でも同じパターンでもし外国人を狙った悪い人だったりしたら(十分可能性はあります)大変な目に遭うと思うので、少なくとも信用できると思えるまで乗り物に乗るのはお勧めできないです。私はとても運が良かったんだと思います。得られたものは大きいけど今考えると取ったリスクも大きかったな。日本人の友達に話したら怒られるレベルだ。
フィリピンでの私のケース
マカティで、職場に近い裏道で、会社帰りの夜中(多分12時過ぎ)テーブルを出して飲んでいるフィリピン人のグループに声をかけられました。
声をかけてくる現地人についていってはいけない これは鉄則だと思います。しかも色々名高いマニラ。
その時の私は
- 彼らはテーブルを出して飲んでいるという事はここに住んでいるんだろうから、何かあっても居場所は分かる
- 今私は会社帰りでパスポートもお金もパソコンも何にも貴重品持ってない。女性なので違う危険性はあるけど基本的には失うものはない
と考えて、席につきました。(確か他の日本人の旅行者もその時いた気がする)
はい、現地の人が飲んでいるところにちょっと混じったりするの大好きなんです…すみません…
結果とてもいい出会いで、会社帰りにほぼ毎回一緒に飲む仲になり、今でもマカティを訪れた際は会いに行きます。空港まで車で迎えに来てくれたりしてほんと優しい…
Thank you kapatid Ronald, for so many things you did for me!
ただ、『観光地近くでフィリピン人の女の子二人に声をかけられ、飲み物をもらって飲んだら酩酊状態になって歩くこともおぼつかなくなり、気がついたらタクシーの中にいてカメラや現金など失っていた』という日本人の男の子も実際に見ました。本当にまっすぐ歩けないの。言っている事も支離滅裂で意思疎通が難しかった。
(上記で述べた私の友達グループが介抱して水とか買ってあげてました。優しい。悪いフィリピン人がいるのを知っているからなるべくいい印象も持ってほしいと言っていました。酩酊してた日本人の子がその親切も覚えていますように…)
こういう事は特にマニラだとよくあるようです。(特に若い男の子)
薬の量が多かったら死んでもおかしくないし、命の値段はフィリピンの方が日本に比べてずっと安いので、死んでしまっても簡単に処理されてしまうかもしれず、抑止力は日本よりも弱くて期待できません。なので本当に気をつけてくださいね。
例えば
- 相手も歩いている状態で知り合う、特に観光地付近
- 男性だったら特に女性から声をかけられる(逆ナンとかありえないです。まずカモにされてる)
- 既に封が開けてある(または開いてなくても外部から加工しやすそうな)飲み物をもらう(私の場合は目の前でビールの栓を開けてくれました)
はレッドサインですね。
相手の家に連れて行かれて酩酊させられたりイカサマ賭博に参加させられたり、という体験記もネットで見ますが、万が一どこかで知り合って相手の家に行くような事があったら… 私だったらどうするかなあ。
- 常にGPSでMapを確認し、
- 相手にも私が今どこにいるかを把握しているという事を分からせ
- なおかつ今どこにいるかをSNSでアップし、それ(=自分の知り合いがそれを見ている)を相手にもほのめかす
、という感じかな…(常にネットに繋がるようにしておいたほうがいいですね)
もちろん初対面の人間の家についていくのはとっても高リスクなので、リスクを考えると避けた方がいいのですけど!日本でも危ないよー
現地の人の家に招かれて料理をごちそうになったりというのは私も何回かあって、すごくかけがえのない経験になるんですけど、そういう形の犯罪もあるのでリスクは常に覚悟しておかないといけないですね…(そういう意味でも現地交流は知人から紹介してもらうのがおすすめですね)
知り合った人が信用できるかどうかの自己判断
日本でも悪い人はいるので、もちろんこれが絶対というのはないんですが(交通事故と同じで犯罪に当たる確率を0にはできないです)、私が相手を信用できる人か判断するときになんとなく気にしている事をあげますね。
共通の知人がいる
これが一番確かですね。ただ私が友達になったベトナムの子を私の友達に紹介したんですけど、その後彼女と彼女の悪い知人との間でトラブルが発生し、それが私や紹介した他の友達にも波及した事があったので、知人として保証しきれる範囲にも限度があるなと、また紹介する責任を痛感しました…
ネット上の評判やつながりを確認する
東南アジアの人はほとんどFacebookのアカウントを持っていますね。
パソコンを持っていない人でも、スマートフォンでやっていたり。各携帯キャリアで定額でFacebookアクセスし放題のプランなんかを用意しているので、所得が多くない層の人達も楽しんでいるようです。(スマートフォンが買えなかったらネットカフェとかなのかなあ?日本と違って5000円以下のスマートフォンとかもありますが、それでも高いですよね)
Facebookは交友関係も見れるので、何もないよりは安心です。個人の信条なのかもしれないですがFacebookアカウントがないというのはちょっと怪しいですね。
ちゃんとした人はLinkedInのアカウントもあったりします。
住んでいるところが明確
旅行中に判断するには向いていないかもしれないですが…
私のマカティのケースですね。
まだ信用しきれない時は
- 人がいるレストランで会う
- 貴重品を持たない
- 複数で会う
とかかなあ…レストランやバーは小さいところだとグルのケースがあったりするんだろうか…(´・ω・`)
最後に
私自身、次に行こうと思っているカンボジアは知り合いがいないのでどうしようかと思っているんですが(私わりと引っ込み思案で自分から声をかけるの苦手ですし…)、まずSNSで友達に知り合いを紹介してもらえるか頼んでみて、それからカウチサーフィンのイベントをチェックしてみようと思っています。
まあ、私は基本ぼっち属性が高いので、ひとりでも美味しいものがあればだいたい大丈夫なんですけど(´・ω・`)
○○人という属性ではなく、同じ人間として興味を持つ
基本は同じ一人の人間として相手に興味を持つ・仲良くなる、で、『○○人の知り合いを作りたい』という気持ちだけだと相手もそういうのを察しますし、個人的にはあまりよくないんじゃないかなと思います。
逆のパターンもあって、一度「あなたが日本人だから仲良くしたいと思った、あなたがカンボジア人なら仲良くしていなかった」と言われた事があって、相手としてはもしかしたら持ち上げたつもりだったのかもしれないけど、それを聞いてとてもとても落胆しました。私はその子が何人とか言う以前に人としていいなと思って友達になったので…
自分が日本人であるという事で友達に何か貢献できる事があるのは嬉しい事なんですけど、やはり個人としても見てほしいし、好きになってほしい。カンボジア人だったら付き合っていなかったなんて、悲しい事だし聞きたくなかったです。カンボジアの人にも失礼だし。
もちろん自分の国以外の人と友達になるのはエキサイティングな事なので、その動機が先に来ても全然いいとは思うんですが…(私もそうだったりするし)。難しいなあ…
相手の文化に溶け込もうとする姿勢は喜ばれる
基本は笑顔で相手の国の言葉で『こんにちは!』ですね( ´∀`)
指差しシリーズは相手といろいろ話すネタになって役に立ちますね。 人と見る時はiPhoneアプリよりもやっぱり本の方が便利なんだよなあ…。アプリだと発音確かめられるので一長一短なんですけど。(本を買ったらアプリも使えるようにしてほしいな…それか割引か…)
旅の指さし会話帳 1タイ[第3版] (ここ以外のどこかへ)
加川 博之 情報センター出版局 2009-10-01 |
また私は食べることに対して好奇心が旺盛な方で、勧められるととりあえず何でも食べてみるのですが、そういうのも喜んでもらえたりします。ホビロン/バロットとか。言葉と同じで、そういうのって相手の文化を理解しようとするとか溶け込もうとする姿勢なんだと思うんですよね。食は大事な文化です。
日本人でも、相手が納豆を毛嫌いしたりするのではなく挑戦するだけしてくれたりするとちょっと嬉しいですよね。食べられるかどうかは人によるけど…私はホビロン/バロット好きです。タイの虫食はちょっときついかな…(;´Д`)
あと、同じ食べ物や飲み物をシェアするのって、人間だけじゃなくて犬相手だって仲良くする秘訣だったりしますね。
ただ私はもうだいぶ慣れたのか胃腸を壊すことはめったに(というか全然)ないのですが、慣れてないと壊しちゃう可能性もあるので、そのあたりも自己責任でお願いします…><
再三になりますけど、人と知り合うというのは素晴らしい事の反面リスクもある事なので、皆さん気をつけて旅を楽しんでください!
多くの方に良い出会いがある事を願っています。