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フィリピン(マニラ・セブ)で部屋探し、私の経験談

この記事を書いた人
Kumi

2014年1月よりデジタルノマド的に海外放浪生活を送っています。現在10年め。COVID-19の間はタイに留まっていました。その間に最愛の猫夫に出会ってしまう。
色んなところにちょっとずつ住んでみる、短期旅行でも長期滞在でもない感じが好き。現地SIM好き。

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こんにちは、くみです。
フィリピンでのマニラとセブで何度か住居を変えたので、その経験からフィリピンの部屋探しについて書きますね。。
何かの参考になれば。

最初の家探しの時の話はこちら:

[aside type=”normal”]※ この記事は『海外で働くエンジニア(or Webの人) Advent Calendar 2014』の12月4日分のエントリとして登録しています。他にも海外で働くWeb系の人たちの記事が読めるようなので、興味のある方はぜひどうぞ 🙂[/aside]

物件の探し方と基本知識

フィリピンでの物件の探し方

私はセブでは現地の方の紹介の仲介業者、マニラではインターネットで物件を探しました。

こちらでは基本的に物件は個人所有で、紹介もオーナー毎に仲介業者に依頼し、業者がそれを取りまとめて紹介するため「このコンドミニアムの空き部屋を全て紹介してほしい」というようなリクエストには答えられないようです。
(同じ建物の違う部屋を違う業者にバラバラに紹介されたりしました。オーナーによって内容も条件も異なり、賃料は大体相場がありますが場合によっては違ったりします。)
探す時にタクシーで色々と移動したのですが、タクシー代がこちら持ちというのがちょっと驚きでした。

敷金と礼金的なもの

外国人向けの立派なコンドミニアムでは大抵、初期費用が家賃の2~4ヶ月分かかります。

  • Deposit(敷金的なもの) 1-2month(契約満了すると返ってくる)
  • Advance(前払い) 1-2month(最初の月か最後の月の分に充当)

物件によっては半年や1年分先払いする事を求められたりもします。
またAdvanceは大体最初の一ヶ月と最後の一ヶ月に充当され、例えば途中解約すると最後の一ヶ月の分は戻って来ません。

外国人向けの住居:コンドミニアム

こちらでは主に外国人用のコンドミニアムに済んでいます。設備は日本の7万円クラスのアパートのそれとは全く異なっていて、生活に必要な家具が予め揃っていたり、30階以上の高層コンドミニアムだったり、24時間セキュリティガードがついていたり、またジムやプールも付いているところが多いです。ロビー等の共有スペースも整っていて、日本の家賃十数万~数十レベルの高級マンションと似たような感じなのではないかと思います。クリーニング店やコンビニエンスストア、ベーカリーショップなどが併設されているところもあります。

来る前に調べた情報ではメイド部屋があるとか掃除もやってもらえるとかありましたが、一人暮らし用の物件は普通にワンルーム(こちらではStudioと呼びます)でした。おそらくファミリータイプの話か、もうちょっと物価の安い地方とか島の話なんじゃないかな…

セブでの住居、とりあえず外国人向けのところに住む

セブで紹介されたのは大体2万ペソ前後の物件ばかりでした。外国人が一人で警備員完備のコンドミニアム家具付きStudioに住むにはそれくらいが相場なのでしょうか。正直高いです。(セブでもマクタン島エリアはもう少し安いみたいです)

家具なしコンドとか、コンドミニアムではなくて低層のアパートとか、そういったところを探せばきっともっと安いのではと思います。

以下の2つの物件で悩みました。

  • 2万ペソ、共有スペースが豪華、ジムとプール付き、ショップも色々揃っている、ベランダなし
  • 1万4500ペソ、共有スペースは小さいがきれい、ジム・プールはない、ショップはサリサリストアとクリーニングショップ、ベランダあり、裏で工事していて騒音あり

前者はかなり立派なタワーコンドミニアムで敷地も広くてリゾートっぽく、友達が遊びに来たら間違いなく驚かせられるなと思ったのですが、新生活これからどうなるかわからない状態で固定費にお金をかけるのが怖く、結局安い方に決めました。

オーナーの方がとても親切な方で気持よく暮らせたので、選択は間違っていなかったと思います。

ベランダに小さいテーブルセットがあって、そこに座って夜景を見ながらビールが飲めたのがお気に入りでした。

マニラでの住居、ベッドスペースという選択肢

さてセブの暮らしにも慣れた頃、マニラに転勤となりました。

マニラでは少しの間、入れ違いで転勤になった同僚の部屋に住んでいましたが、風通しが悪くオーナーインテリアの趣味もあまり好きではなかったうえに家賃が上がってしまうので、契約終了を機に別の住居を探すことにしました。 

次の住居を探すとき悩んだのが「またコンドミニアムを借りるか?」という事です。
前述の通り、コンドミニアムを借りる時は大体家賃の4ヶ月分先にかかります。2万ペソのコンドミニアムであれば8万ペソ、今のレートで18万円。
契約満了すれば消費できるとはいえ、転勤など不確定要素もあるしちょっと怖いです。

そんな時にベッドスペースというものの存在を知りました。

ベッドスペースについて

ベッドスペースというのはドミトリーみたいな共同生活するタイプの物件です。安宿では1日いくらで貸し出しているのですが、近くの安宿がベッドスペースをマンスリーで貸し出しておりそこで暮らせばなんと月4000ペソで済むとのこと。
(フィリピンの人に言わせれば、ベッドスペースならそれでも高いそうなんですが…)

ここマニラは地域によって賃料が非常に高いので、仕事のため地方から出てきた人が共同生活をして住居代を安く済ませているようなんです。
ただ収入の低い人が集まって共同生活をするという性質上、やはり防犯という意味では不安は感じますよね。 

マニラでの住居の選択肢

色々調べて結局次の3択になりました:

  • 外国人向けのコンドミニアム:月額2万ペソ、初期費用8万ペソ(6ヶ月以上住めば戻ってくる)
  • ローカル向けアパート:月額12500ペソ(初期費用不明)
  • ベッドスペース/コンドシェア:月額5000ペソ、初期費用1万ペソ(5000ペソは戻ってこない)

ベッドスペースでも色々あるみたいで、私はコンドミニアムの一室をシェアする物件をインターネットで探しました。それだったらジムもプールも使えるし、ベッドスペースとしては割高なのでフィリピン人の中でも比較的収入が安定している人が借りるそうです。それで防犯面の心配も少し減るのではないかと思います。(そもそも貴重品は持ち込まない方がいいですけど…)

コストパフォーマンスを考えると圧倒的にベッドスペースが優れているので、今回は結局ベッドスペースを借りる事にしました。コンドミニアムの一室に二段ベッドが2つ入っている、4人で同居するタイプのコンドシェアです。
デポジットは戻ってこないらしいのですが、それでも一人でコンドミニアムを借りるより金銭的なリスクはずっと低いです。

ベッドスペースに住んでみた感想

住み始めてもう一ヶ月以上立ちますが、今のところ困っているのは朝バスルームが混むこと、時々「部屋を掃除してください」みたいな注意のメモが入っていること、あとシャワーが水シャワーでお湯が出ないことくらいです。(それもだいぶ慣れました…マニラ寒いんですけど…)

最初のうちはみんな扇風機が大好きなので寝る間ずっとつけていて、寝ている間風にあたるのが好きではない私は辛かったのですが、説明して私が扇風機が好きではないことをわかってもらえたので今は私に当てないようにしてもらってます。

マニラで見知らぬフィリピンの人3人と共同生活とか我ながらたくましく生きています…

[aside type=”boader”]追記:
ベッドスペースでの暮らしは残念な結果に終わってしまいました。住んでまだ2ヶ月ほどでオーナー(部屋を借りている主)の子が来月から金額を2000ペソ上げると言い出し、他にも細かい問題が色々とあって、結局途中で出てこざるを得ませんでした。
退室してからも同じ部屋だった子に仕事中に化粧品の販売の売り込みをかけられたりと、ちょっとしんどい。やはり日本人だとお金持ってるって思われるのかな…。[/aside]

▼こちらにもちょっと書いています。

最後に

将来違う都市に転勤になったとしてもまたベッドスペースを探そうと思いますが、こういうのって誰と住むかが一番大事なファクターだと思いますので難しいところもありますね。

あとで見たらベッドスペースの話は『カネなし・コネなし・フィリピン暮らし』にも載っていました。この本はローカルの情報が詳しくとても参考になります。住み始めてから改めて読むと新しい発見が色々あります。

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