こんにちは、くみです。
旅行先の治安の情報って気になりますよね。ましてや中央アジアって結構謎です。
まだ半月くらいしかいなくてなかなか体感では分かりづらいですが、キルギス・ビシュケクの治安について、調べた事や聞いた事、自分の所感をまとめてみました。
治安は確率論のところがあって、治安が悪い場所でも被害に遭わない人もいれば日本でも強盗に遭う人もいるし、屈強な男性なら襲われにくいけど小柄な女性なら襲われるとか個人の差もあって、なかなか旅行に行ったくらいでは本当のところは分からないのですが… 私だって強盗に遭うまでは聞いてたよりJB安全だなとか思ってたくらいなので。(今日ジョホールバルでバイク強盗に遭ったので、そこからの気付きなどを書いてみます – Kumi-Log)
自分が聞いた事を、出来る限りまとめてみました。
※この記事は読者の方からの質問に答えるため作成しました。
キルギス・ビシュケクの治安情報
外務省の治安情報
まずは外務省の公式情報。
ビシュケクは「レベル1:十分注意してください。」ですね。
外務省の情報っておそらく色々な要素が加味されていて、例えば旅行者としてはどう考えてもベトナム(ホーチミン)よりタイ(バンコク)のほうが安全だと思うんですけど、タイのほうがレベルが高かったりするんですよね。政治情勢の不安定さとかが加味されているのだと思うけど。
その他のソース
こちらは検索してるとよく見かける、Dliftというサイトの治安度ランキング。
キルギスタンは163位中143位と、悪いですね…。政治腐敗と所得の低さが影響しているのかな。
こっちは犯罪や治安の指数を比較する海外のサイト。キルギスタンの数値はやはり悪い。
うーん、どちらも私の体感値より悪いかなあ。プノンペンより犯罪指数が高いというのはちょっと信じがたい…
外務省の情報と違って、信用のおけるソースかはちょっと微妙ですけど、ともかくこういう比較サイトではキルギスタンは安全順位が低い方ですね。
また、犯罪に遭った実体験を書いている人もいます。
2014年の情報ですが、実際にスリに遭った話、また強盗に遭った人の事も書いてあります。
- 強盗
- スリ
- 警察(または警察を語った人間)による金品の強奪
この辺りは話として出てきますよね…
ビシュケク在住の人にも話を聞きました。
ビシュケクに在住の人の話
Chuyストリートの北側は南に比べて治安が悪い?
大きな通りの一つで、Chuy Avenueという通りがあります。
現地に住んでいる人によると、この通りの北側は安いので所得の低い人が住むため、治安が南側に比べて悪いのだそう。
私は南北に長く伸びている公園の近くに泊まっていて、そんなに危険に感じたことはないのですが…
それでも、日没後は一人では出歩かないほうがいいと思います。
地元の人と思われたら安心?
強盗もひったくりも、外国人に対してが多いんだそうです。
地元の人にはあまり発生してないらしい。
確かに、夜遅くても、地元民らしき女性が一人だったり、二人だったり、子連れだったりで普通に歩いているんですよ。(だから安全なのかなって思ってたんだけど…)
私の顔つきはかなりキルギス人っぽいらしいので、黙ってれば地元民に見えるらしい。
地元民に見えたほうが得ですね。
賄賂でもみ消す警察、警察官自体の犯罪行為も
警察は賄賂で簡単に犯罪をもみ消してしまうため、例えば犯人の身元がはっきりしていたとしても、大事にならなかったりするようです…
ウズベキスタンもそうだって聞きましたけど、キルギスタンも犯罪の統計とかもちゃんと出てないんじゃないかな…
また、ググるとたくさん出てくるけど、警察(か、警察を装った人)がパスポート見せろとか色々絡んできて、お金を取られたりする事がよく起こっているそうです。
警官のお給料がすごく安いため、賄賂や外国人への因縁つけでお金を稼いでいるところがあるみたいという事です…。
これは外務省が配っているPDFなんですけど、
ここには『パトロール中の警察官に呼び止められた場合、旅券または他の身分を証明する書類のみを呈示する必要がある。自己が所持するバッグやポケットの中について呈示する必要はない。』と、ロシア語(キルギス語かも?)と日本語で書かれています。
これを見せれば、パスポート以上のものを要求されることなく追い返せるということでした。
そういうことがよく起こっているということなんだねえ…
ちなみにパスポートはいつも所持していなければならないそうなので、気をつけてください。
キルギス・ビシュケクの治安、自分の実感
色々書いてきましたけど、私は正直なところ、そんなに治安が悪い感じがしないんですよ。
確かに所得が低くて、スマートフォン持っている人も限られてるけど、地元民もスマートフォン手に持って歩いたりしてるし。音楽聴きながら歩いてる人も見かけます。
また、ゲストハウスのメンバーで夜に飲みに行ったことがあって、帰りが1時になったのですが、結構人が歩いていて…それも女性もいるし。子供連れの女性が歩いていたのにはびっくりしました。
(ほんとにやばいとこって、女性とかお金持ってそうな人は道路を歩いてない、というのはジョホールバルで学びました…)
私の体感的には、
プノンペン・ジョホールバル>ホーチミン・KL>【壁】>バンコク・ビシュケク>シンガポール・台北・東京
って感じなんだけどなあ…
まだ被害に遭ってないからそう思うのかなー。うーん。
もしかしたら、私のいたゲストハウスの周りは団地だったから、変な人が少なかったのかもしれないけど…
ゲストハウスのオーナーに聞いても、よっぽど遅くならなければ、女性でも歩いてて大丈夫って言われました。(私キルギス人に見えるし。)
キルギス人に見えない人は、気をつけないといけないのかも。
▼私がいたゲストハウスの周辺の公園。至って平和な雰囲気…
女性は特に要注意、性的被害について
日本製AVのせいで日本人女性はちょろいと思われている…?
どこに行っても気をつけなければいけない性被害ですけど(ちなみに私個人は日本国内で性被害を受けた事が最も多く、海外でも海外で受けた性被害3件のうち2件は日本人によるものです)、キルギスでは特に注意して、と在住の人に言われました。
日本製のAVのせいで、日本人女性が特にちょろい(すぐやらせてくれる、エロい)とキルギス人に思われているんだとか。
こう思われてるの、これは正直キルギスだけじゃないです。他の国でも思われてる。ベトナムでも言われました。
みんなが日本人はアレが好きだって言ってる、だって動画とかたくさんあるし…みたいな。(そう言ってきたベトナム人の女友達は大学の友達(そいつもベトナム人)に聞いたらしい。大学でみんながそう話してたんだって。くだらねえー)
まあ、そういう話は、別に日本人女性に限った事でもないです。
一部の(と信じたい)男性は、こういう性的ファンタジーみたいなのほんと好きですよね…。
https://twitter.com/kum_i/status/765174404703748097 https://twitter.com/kum_i/status/765174820602540032
海外で気軽に男性とそういうのを楽しんでる女性も中には本当にいるのだろうけど、そうじゃない方にとっては、本当に、迷惑を超えて身の危険があったりすごく嫌な思いをしたり取り返しの付かない事が起きかねなかったりするするので、勘弁して欲しいです…
レイプ被害の話も聞きました
また、これは真偽の確認が出来ず伝聞ではあるのですが、とあるゲストハウスで、オーナーが女性にお酒をたくさん飲ませて前後不覚にしてレイプした、という事件があったとも聞きました…。(ネットでも見たんだけど、現地の人からも聞きました。)
そういう事件があっても、警察に賄賂を払えばもみ消されてしまうのだそうです…
道端を歩いていきなり、みたいな感じではないようなので、顔見知りに気をつけよう…
私が最初の一週間いたゲストハウスはオーナーもスタッフもとても良い感じで、宿の人がムスリムのため宿へのアルコール持ち込みが禁止だったのですが、レイプ事件の話を聞いたあとでは、それくらいでいいのかも…と思い始めました。
キルギス・ビシュケクの治安まとめ
ビシュケクの治安についてまとめると、
- 警官には要注意(見せるのはパスポートだけ、外務省の注意事項PDFを印刷しておいてつきつける)
- キルギス人に見えない人は夜気をつける(特にChuy Avenueより北)
- 日本人女性に性的な妄想を抱いているキルギス人男には気をつける(個人的にはキルギス人だけじゃなくて日本人もだけど!)
というところかなあ。乗り合いミニバンのマルシュートカやバザールでスリに遭ったという話も見たけど、まあそれはどこでもある話だから、どこでも気をつけよう…
以上、キルギス・ビシュケクの治安について、調べた事や聞いた事をまとめました。
日本でも犯罪には遭うくらいなので、どこでも気をつけましょう〜><
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