こんにちは、くみです。
ウクライナで鉄道に乗る際に便利な、ウクライナ国鉄の公式オンライン予約サイトをご紹介します!
オンライン予約サイト、席の値段はもちろん、空席情報や席がどのような配置になっているかも確認できるので便利です。ウクライナ人の友人にもお勧めされました。
実際にKiev(キエフ)〜Lviv(リビフ/リヴィウ)間の寝台列車を予約して乗りました。
Lvivからポーランドの国境の町・Przemyslへも鉄道で行ったよ。
[aside type=”normal”]他の人の記事で『窓口で買うのがおすすめ』って書いてあるのもあったんですけど、私は窓口で買うメリットやオンラインで買うデメリットは特に感じませんでした。記事を読んでもなぜ窓口がおすすめなのか分からなかった…[/aside]
※ 文中の為替レートは2017年9月現在のものです。(1UAH≒4.26円)
ウクライナ鉄道の予備知識
オンライン予約サイトはこちらです。:Покупка – Online reservation and purchase tickets – Ukrzaliznytsia
席の種類
キエフ〜リヴィウ間で確認した席の種類です。
表記は全てウクライナ鉄道サイト内の英語表記をそのまま利用しています。
- De Luxe(L):1等寝台です。1室に2席のみ。
- Compartment(C):2等寝台です。1室に4席。
- Berth(B):3等開放寝台です。
- Seating First Class(S1):座席1等。
- Seating Second Class(S2):座席2等。
私は今回Compartment(C)を利用しました!
4人席なんですけど、女性と2人きりでした。個室のようにドアに鍵をかけられるので、安心で良かったです。
キエフ〜リビウ間は人気路線なのか結構埋まっているので、早めに予約したほうが良さそうです。
ウクライナ鉄道料金例(キエフ〜リヴィウの場合)
ちなみに9月23日現在、10月1日(日)のキエフ〜リヴィウ間の各シートの料金はこんな感じです。
色々見てみたけど、木〜日は値段が上がるみたいだなあ。
- 091 К(朝6時に着くちょうど良い便なのでお勧めされました。091KにはBerthがないね)
- De Luxe(L):933.83UAH(約3,981円)
- Compartment(C):385.32UAH(約1,643円)
- 749 К(Intercity・高速鉄道。この他にIntercity+というのがあるけど、値段が高いわけではなさそうだな…?多分車両の違いだと思うんですけど)
- Seating First Class(S1):557.72UAH(約2,378円)
- Seating Second Class(S2):275.33UAH(約1,174円)
この他に予約手数料がかかるのですが、数十UAH程度だったはず…?
9月23日時点で10月1日のBerth席はどこの便も満員だったようですけど、もっと先を見てみたら200UAH以下であるみたいでした。節約したくて開放寝台でも構わない人は、ある程度日にちに余裕を持って予約するとよいですね。
私は予定を決めたくない人間なのでいつも直前ですが…
支払い方法
支払いはVisaかMasterCardを使えます。
残念ながらPayPalは使えなかった。
私はジョージアでカードを無くしたのでプリペイド型の『キャッシュパスポート』を使ったんですけど、無事に通りました。良かった。
ウクライナ国鉄オンライン予約の手順
オンラインサイトにアクセス
英語版もあるので安心。
ポーランドなどに比べて、ウクライナのウェブサイトは英語版にも力を入れている印象です。
行き先と日付を選択
まずトップ画面から出発地と行き先、日付を選択します。
時間はデフォルトの12:00amのままで1日の便が全部出ます。
[aside type=”warning”]検索時、キエフは『Kiev』ではなく『Kyiv』で探す必要があります!詳しくは『予約・乗車の際の注意点』で後述します。[/aside]
▼こんな感じで一日の便が出てきます。
左から便番号、出発地と行き先、出発日と出発・到着時刻、所要時間、席の残数。
便と席を選んで右端の『Choose』を押します。
席を選ぶ
これは091KのCompartment(2等寝台)。
下に書いてあるのが下段です。この図だと奇数番号。
席が4つごとに分けられているので、一人だったらなるべく空いているところを選ぼう。
4人だったら占領できていいですね!
この『Service』の項目、結構謎で…、2 Teaを選んでも1 Teaを選んでも料金が変わらない。
夜乗って朝着く便だったからか、Teaもらえなかったんですけど…(運んできた時寝ちゃってたのかも…)
購入手続きへ
席を選んだらあとは購入手続きです。
Boarding Passが含まれたメールを受信
画面上にもこんな感じで出るんですけど、メールでも送られてくるので安心。
後述のアプリを入れていたらアプリからも見れます。
予約・乗車の際の注意点
検索時、キエフは『Kiev』ではなく『Kyiv』で探そう
ウクライナ語ではКиївなんですけど!
このトラップはカザフスタンでも経験してるんですけど、英語でも微妙に綴りが違うんですよね…
私はよくWikipediaやGoogle Mapsに乗っているつづりで探すんですけど、それだと見つからないことがあります。
パソコンのブラウザから見るとキエフやリヴィウみたいな代表的な場所はテキストリンクになっていてクリックできるようになってるんだけど、スマートフォンからだと確か自分で入れないといけなかったかな?
Boarding Pass(搭乗券)が送られてきていたら、窓口等でのチケット発行の必要はなし
Boarding Passが送られていていたら、特に窓口などでチケットを発行してもらう必要はなく、そのまま列車に乗って大丈夫です。
他の人のブログには『オンライン予約後、チケットオフィスに行って切符を発券してもらわないと乗れない』と書いてあったんですが、仕組みが変わったのかな。それかBoarding PassじゃなくてただのOrder Formだったのか…?
私をKiev駅までつれてきてくれたウクライナ人の友人は旅行業界にいて国内の移動関係を熟知している人なんですけど、その人も私のPDFを見てまっすぐに車両まで連れて行ってくれたので、チケット発券しなければいけないという事はないと思う。
届いたメールにも、以下の通り書いてありました。
- BOARDING / TRANSPORTATION PASS is a basis for travel and does not require recourse to the ticket office;
- ORDER FORM is not valid for travel and requires additional recourse to the ticket office іn the mainland Ukraine for further printing on the established standard form of travel document.
BOARDING / TRANSPORTATION PASSはチケットオフィスに行く必要はない。
ORDER FORMは搭乗時に有効ではないからチケットオフィスに行かなければいけない。ということかな。
私がもらったメールには『Type of document: boarding pass』とあったので、チケットオフィスに行く必要はない、という事ですね。
オンライン予約の全てのケースが『BOARDING / TRANSPORTATION PASS』になるかどうかは私も分からないので、予約後のメールの文面を確認してみてください。
Boarding PassにはQRコードが付いていて、これでチェックインや途中の確認をするみたいでした。ハイテック。
可能であれば、念のため印刷していこう
私はちょっと時間がなくて、スマートフォンにPDFをコピーしただけだったのですが、それで無事に乗れました。
(駅員さんにPDFを見せる前に、名前をチェックして私を認識したみたいなので、外国人で分かりやすかったのも理由のひとつかも)
だけど、可能であればBoarding Passを印刷していった方が良いようです。
同室のウクライナ人もプリントアウトされたA4の紙を持っていたし、メールにもこう書いてありました。
To avoid misunderstandings while boarding the train, please, if possible, print your documents.
(搭乗時の誤解を避けるために、可能であればドキュメントを印刷してください。)
ウクライナ鉄道のAndroid・iOSアプリ
ウクライナ鉄道はウェブサイトだけでなく、スマートフォン用のアプリも出しています。
チェックインのQRコード含めて、決済したチケットをスマートフォンアプリで確認できるので便利です。
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