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海外ノマド向けドミトリー宿泊ガイド

Mojzo Dorm ドミトリー 旅Hacks
この記事を書いた人
Kumi

2014年1月よりデジタルノマド的に海外放浪生活を送っています。現在10年め。COVID-19の間はタイに留まっていました。その間に最愛の猫夫に出会ってしまう。
色んなところにちょっとずつ住んでみる、短期旅行でも長期滞在でもない感じが好き。現地SIM好き。

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ドミトリーって知っていますか?
複数の人が部屋や水回りを共有するタイプの宿泊形態です。

私は2014年からもう何年間もデジタルノマドとして海外放浪生活を続けています。
海外ノマド生活を長く続けるにあたって、非常に助かったのがこのドミトリー宿の利用でした。長期滞在では宿泊費はイコール住居費。短期の旅行の感覚で良いホテルに泊まっていたら、私の予算ではとてもこんなには続けられていなかったと思います。

この記事ではそんなドミトリーについて、長所や短所、具体的なドミトリー宿の例やドミトリー泊にあったら便利なグッズなどを紹介します。

この記事を最初に書いたのは2016年ですが、情報が古くなってきているのでリライト中です。(2024年 Kumi)

ドミトリーとは

まずはそもそもドミトリーとはなにか?を説明しますね。

ドミトリー (dormitory) とは、ユースホステルやゲストハウス・一部の民宿(いわゆる「ユース民宿」)や山小屋などの宿泊施設において、相部屋を前提とした部屋のこと。「眠る(dorm)場所」が原義。

ドミトリー (宿泊施設) – Wikipedia

英語の単語には寮という意味もあるんですけど、一般的には『相部屋形式の宿泊形態』ですね。
大抵は二段ベッドで、シャワーやトイレなどの水回りは共用です。

ドミトリーは日本では今まであまり一般的ではなく、バックパッカー属性の人にしか知られてなかったのでは。かくいう私も友人から教えてもらうまで存在を知りませんでした。

安宿=汚い、不衛生 というイメージもあるかもしれませんが、実際に泊まってみると、長期で海外旅行をすることが多いヨーロッパの人や低コストで上手に旅行をする他の国の若い人たちの間で一般的な選択肢になっていて。日本の『安宿』のイメージを全く覆すおしゃれで居心地の良いゲストハウスも多いです。下手に安いホテルの個室よりしっかりしたゲストハウスのドミトリーの方が清潔で満足感が高かったり。
最近はフラッシュパッカーやデジタルノマド向けに少し上質なドミトリー宿やコワーキングスペース付きのところも増えてきました。

上手に使うとぐっと滞在コストが圧縮できますし、相部屋で共有スペースも充実しているところが多いので、友達も作りやすいです。
寝ることだけに特化したスペースは効率的とも言え、海外でノマドワークしながら長期滞在したいという方にもお勧めです。

ドミトリーに泊まるメリット、魅力

宿泊コストを安くできる

一番分かりやすいメリットはこれですね。

私は最初の海外旅行も次の海外旅行も普通のホテルに泊まっていて。
最初はマンダリンオリエンタルとか(!)メリディアンとかだったので1泊1万円以上しましたし、次の旅行も、ホーチミンで3,000円のホテルに泊まって『安いなあ』とか言っていました。今思うと間抜けです。それで「海外には高くてなかなか行けない」とか言っちゃってね、今考えると全然モノを知らなかったです。

ドミトリーは相部屋なので値段が安く、例えばチェンマイでは1泊500円が相場です。5,000円でも1,500円でもないよ。1泊500円です。

もちろん都市によって相場が違うんですが、東南アジアでは大体500〜1,500円で泊まる事が出来ます。1日1,000円なら1ヶ月泊まっても30,000円だ。
マンダリンオリエンタルバンコク1泊分でドミトリー1ヶ月泊まれちゃいますよね…!!

普段日本で忙しく働いてたまの短い休みに海外で贅沢を…というケースには向いていませんが、決まったコストの中で海外での生活期限を延ばしたい、宿泊コストを圧縮してその分別の経験に投資したい、という人にはかなりおすすめ。旅行中部屋で寝るだけならば、考えたら確かにシェアルームの方がコスト効率よくて合理的だよね。

私も海外生活の中で何とか食っていけるようになりたかったので、住コストが節約できるのは大変助かりました。

生活費の中で大きなウェイトを占める住コストを圧縮できれば、例えば、

  • 半年間海外の生活コストの安い場所で語学の勉強をしたい
  • 3ヶ月間プログラミングを集中してやりたい

等の自発的な海外合宿も現実的になります。例えば先ほどのチェンマイのゲストハウスには、タイ語を学びに来ている40代の台湾人の女性がロングステイしていました。
1日5,000円もかけてたら、海外で半年生活なんて大変だよね。

他のゲストと会話する機会が多い、色んな国の人と仲良くなれる 

ドミトリーと言うと日本ではお金のない人や若い人、バックパッカー崩れが利用するっていうイメージがあったりするかもしれません。私が利用して見てきた中でもやっぱりそういう層は多いんですが、それだけではなくて旅行好きで世界を回っているような面白い人達が賢く節約するために使っていたりします。すぐ人と仲良くなるオープンマインドな西洋人なんかを見てると、ネガティブなイメージなくドミトリーを利用しているように見えます。

ドミトリーは相部屋なので他の旅行者と部屋が一緒になるんですけど、大抵「Where are you from?(どこから来たの?)」等と挨拶を交わして、お互いが話したい感じであればそのまま盛り上がって仲良くなったりします。

ゲストハウスで仲良くなって観光に一緒に行ったりもしたし、Facebookでつながってそれから1年半後に相手の国で再会、なんて事もあるよ。

また、ゲストハウスには大体共有スペースがあって、良いゲストハウスは旅行者同士の交流があったりします。
共有スペースで一緒にDVDを見たり、ご飯を食べに行ったり…。
2泊3日の短い旅行ではなかなか知り合いになるのは難しいですが、長い滞在だと顔を合わせる事も多いので自然と会話を交わすようになったりもします。

個人の価値観ですけど…お金も地位もそれなりにある方が、他国の人たちと交流を持つ+旅費を圧縮するためにあえてドミトリーを使っている姿を見ると、私は『おお旅の上級者だなあ…洗練されているなあ』と感じます。(効率萌えだからね)

ドミトリーのデメリット、注意点

盗難には注意

これは一番よく言われる事ですが、盗難には注意してください。
他の国の旅行者で結構ベッドの上にモノ(衣服とか、ひどいとデジモノとか)置きっぱなしにしてる人も多いんですが、『置きっぱなしにする=無くなっても構わない』くらいの認識でいないといけない。
私も履き古したスポーツウェアをベッドの上に置いておいたらなくなっていた事あったし、マラッカでは汚いノーブランドのスニーカー持って行かれたし…充電のために置いておいたらiPadを持って行かれたという例も実際に見ました。料金が安いという事はお金持ちじゃない人が泊まりやすいという事なので、残念ながらこういう事はあります。

大抵はゲストハウスに鍵付きロッカーがあると思いますが、ないところもあるので南京錠やワイヤーなど最低限自衛できる装備があるとよいです。

やる気になったら布なんか刃物で裂けちゃうので本気の相手には効かないですけど、まあ出来心系の相手のやる気はそげます。

ゲストハウスのロッカーで一番セキュアなのは自分の南京錠を使えるタイプだと思っています。以前バンコクのゲストハウスで複数盗難事件があり、どうもリピーターがロッカーの鍵を複製して盗難に使用しているのではないかという疑いがありました。そういった事もありますし、ゲストハウスのスタッフだったら開けられたりもするので、過度の信頼は禁物です。

共同生活のため、独特の作法は必要

他人と一緒に寝起きするという事はもちろん煩わしい事もあります。

  • 真夜中なのに部屋の中で電話しててうるさい
  • いびきや上のベッドの寝返りのきしみがうるさい
  • 寝てたら夜中の3時に騒々しく帰って来た
  • 朝5時からアラームガンガンかけてる
  • なんかヘアスプレーとか香水を部屋の中で使って臭い

などなど…

大体はマナーの問題で、ゲストハウスでルールを明文化してたりもします。あまりひどかったら注意しよう。(シアヌークビルで同室のグループが夜中の3時に騒々しく帰ってこられた時、私はちょっとキレました)

ほんとひどいとカップルで一つのベッドに寝てたりとか。ドミトリーでの性行為はどこも禁止しているのでそれも注意していいです。一緒に寝たかったら個室に泊まれ。

自分も他人を煩わせないように気をつけなければなりません。

私はよく夜中まで共有スペースでパソコンをカタカタやってて、部屋に戻ったらみんな寝ている…という事もしばしば。なるべく音を立てないようにそーっと寝支度をするんですが、起こしてしまった時などは申し訳ないな…と思います…

また自分が朝起きなきゃいけない時に音の出るアラームを使うのもよくないです。
あるといいものの項で後述しますが、バイブレーションで起きるサイレントアラーム付きのウォッチなどがあると良い。

男女混合(ミックス)の場合の注意点

ドミトリーは男女別、または女性専用が設けられているところが多いのですが、男女混合(ミックス)のところもあります。

一番困るのは着替えかな。女性同士だと何となく大丈夫かなと思って部屋で着替えたりするんですが、男女混合だとそうも行かないし。大体はシャワールームで着替えたり…あと上の談にする事で下から死角ができるので、そこで着替えたり。

下着をベッドのところに干せないのも困ったりしますね。最近はなんか割り切り始めた自分がいて怖いですけど。

また、あまりない話だとは思うんですが…、一応何か魔が差してみたいな事があったら困るので、襲われにくいように、混合ドミでは私は上の段に寝るようにしています。 

私は泊まっちゃってますけど、混合ドミは、女性は無理に泊まる必要ないです。女性専用と比べて混合ドミの方が良い点って少し安いくらいで、デメリットの方が多いですし。混合部屋しかなくて嫌な場合は宿を変えちゃってもいいと思う。

余談ですがバンコクであるドミに泊まった時6人部屋の他の5人が全員男性で、私より同室の人たちの方が戸惑ってました。あれ多分宿の人が性別間違えたんじゃないかな…

ドミトリーとは具体的にどんなところなのか

さて、良い点・悪い点を挙げたところで、具体的にどんなところなのか説明しますね。生活するイメージがわきやすくなればいいんですけど。

ベッドのタイプ

  • 二段ベッド(オープンタイプ)
  • 二段ベッド(カーテン付きタイプ)
  • 普通のベッド:ベッドがただ並んだパターンもあります。
  • カプセルタイプ:カプセルホテルのようなタイプも。二段ベッドに比べて個室感があります。

最初に大体二段ベッドと書きましたが、二段ベッドでも色々あります。
二段ベッドも、木製なのか、パイプベッドなのか、鉄製のしっかりしたやつなのかで上の人のきしみなどが聞こえる聞こえないなど快適さに違いが出てきたり。

バスルーム・トイレはどんな感じか

バス・トイレは共同で使います。部屋に付いているタイプと、部屋の外にあるタイプがあります。

個人的には、一番使い勝手がいいのは

  • 部屋の外に複数ある
  • 男女別に分かれている

というタイプだと思う。部屋に一つとかだと朝順番待ちになっちゃうから…
やはりトイレとかシャワーとかは男女別に分けて欲しいし。

洗濯はどうするか

長期滞在すると洗濯の必要が出てきます。
東南アジアだと街に洗濯やさんも居たりするんだけど、私は手で洗ってしまう。
ゲストハウスによってゲストの洗濯物を干すエリアがある所とない所があって、ないと長期滞在大変なのでチェックしよう。

貴重品の管理はどうするか 

注意点のところでも書きましたけど、共同生活になるので貴重品の管理は個室よりも気を使うことになります。

私の守るべき貴重品は『ラップトップ・スマートフォン・現金・カード類・パスポート』なんだけど、東南アジアだと現金やカードは身につけて寝たりするかなあ。あとはバッグに入れて鍵をかけ、それを鍵付きのロッカーに入れたりしています。台湾だとちょっと油断していて鍵付きロッカーに入れるだけだったり。

スマートフォンは枕元に出して寝がちなんだけど、例えばその日チェックアウトの人がそっと持って行っても気づかなかったりすると思うので、出して寝るのはやはり怖いと思う。それも台湾にいると油断しがちなんですけど… 

ドミトリーに泊まる時に用意しておいたほうがいいもの 

セキュリティ関連

前回でも書いたとおり、相部屋なので盗難には注意を。私自身はまだ重大な盗難を経験していませんが、現金やiPad・スマートフォンなどの盗難は目にしてきました。

  • 南京錠:私は鍵をすぐなくしたり閉じ込めたりしてしまうので全部ダイヤル式にしました。バッグやポーチの開くところには全部かけるつもりで複数持っておくと良い。ゲストハウスによっては手持ちの南京錠で施錠するタイプのロッカーもある。
  • ワイヤー:留守中や寝るときにバックパックやポーチをベッドにくくりつけたり。一人旅だとあるととても便利。
  • セキュリティポーチ:クレジットカードや現金など、絶対に取られたくないものは身につけて寝る。蒸れるけど…

▼ロックした実例。黄緑のワイヤーでピンクのトートバッグ自体を持っていかれないようにしています。

バッグに鍵をかけるの図

気持ちよく寝るために:防音・遮光グッズ

生活時間帯が違う人同士が一つの部屋で眠るので、自分の快眠は自分で守るという気持ちで。

  • アイマスク
    相部屋だと真っ暗になるとは限らないので…私は今マレーシアのDecathlonで買ったアイマスクを使っています。へたりづらくて良い感じ。
  • 耳栓
    複数の人が同じ部屋に寝るときは必需品。私は今Loopを利用してます。
  • サイレントアラーム機能付きスマートウォッチ等:
    自分が寝るためではないけど、他の人を起こさずに自分が起きるために。私はXiaomiのmi band 6を使っています。

あと皆が寝静まって部屋が暗い時にベッドに行くためにLEDライトとかもあったらいいんだけど、それはスマートフォンでもいいかな。

日用品

シャンプー・ボディソープは備え付けのところが多いです。
コンディショナーや歯ブラシは、くれるところもありますけどほぼ無いと思っていいと思う。

  • アメニティ(コンディショナー・歯ブラシ等)
  • 少量の洗剤:シャワーを浴びる時についでに下着を洗えたりします。私はマレーシアの雑貨店で30円くらいの小さなキャップ式の入れ物を買ってそこにいつも粉の洗剤を入れています。粉のほうが軽いので。
  • コンパクトな速乾タオル:タオルも、貸してくれるところ・用意のないところ・有料で貸してくれるところと様々です。大体は持参の必要があります。
  • S字フック:特に共用バスルームは狭いことが多くて、S字フックがあると服や下着やウエストポーチやルームキーをかけておけるのがとても便利。私は無印良品のS字フックが軽くてお気に入りです。はぴらきさん

    服・靴関連

    • サンダル:
      土足系のドミではシャワールームが汚いところもあるのですが、ビーチサンダルがあればそのままシャワーをあびる事ができます。結構重宝する。東南アジアなら現地調達でも。
    • Tシャツ・短パンなど短くて軽くかさばらないもの(ドミでの移動用):
      シャワーが共用なので、服を着ていきシャワールームの中で脱ぐ事になります。かさばる服だと、シャワールームで脱いだ時にかけておくのが大変なんです。シャワールームへの行き来用だけでも、脱ぎ着しやすく、フックなどにかけやすいかさばらないものがあると良いです。私はカンボジアで買った3USDのTシャツとタイで買った69バーツ(1.9USD)の象の短パンを愛用。
    • 防寒着:
      西洋人の人がガンガンクーラーをかけて部屋を冷え冷えさせる事もあるので、寝る時用に長ズボンもあれば(´Д`;) タイパンツが安くて着心地よくてかさばらなくて軽くておすすめだよ。
    • ロングスカート:
      ロングスカートがあれば着替えが簡単!混合ドミでも怖くない。
    • 水着:
      なぜ水着?と思われるかもしれません…水着は長旅では下着代わりに使うと、洗った時乾きやすく突然のビーチでも泳げるので便利なんです。またドミトリーだと、下着と違って干しておいてもそんなに恥ずかしくありません。
      ビキニタイプの大胆なやつが軽くて洗いやすくて便利。海外でまで他人の目など気にするな。自分のために生きよう。

    ドミトリーに泊まる時のチェックポイント

    ドミトリーと言っても色んな違いがあって、住み心地に差が出てきます。ドミのチェックポイントと、地域によっては全体的にあまりレベルが高くなかったりもするので、どう対処したら良いかをご紹介しますね。

    セキュリティ:ロッカー

    これは東南アジアでは結構大事なポイントですね。部屋の中にある場合もあれば部屋の外にある場合もあります。

    これがないゲストハウスだと安心面で結構きつい。私はワイヤーと南京錠で色々とロックできるようにはなりましたが、それでもバックパックはただの布で出来ているので切り裂かれちゃったらおしまいです。(宿泊者がそこまでやるか?とは思いますけど)
    なのでやはり、ロッカーがない状態で部屋の中にラップトップ入りのバックパックなどを置いていくのは怖い。ラップトップのような大きな貴重品がある人だったら、最低限ロッカーがあるゲストハウスを選んだ方がいいですね。

    ロッカーにも色々種類があります。

    例えば大きさ。バックパックやスーツケースが入るかどうか。これはまあ、小さくて入らなくても前述のワイヤーでバックパックやスーツケースごとベッドなどに括り付ければ、持っては行かれなくなるのでそんなに心配いらないかな…

    また、鍵の種類。

    • ナンバーロック
    • 備え付けの鍵
    • 自分の南京錠を設置するタイプ

    この中で一番セキュアなのは3番めです。
    1番と2番はゲストハウスのスタッフも開けられますし、2番の備え付けの鍵で、どうもリピーターが鍵を複製して盗みを働いているらしく複数のロッカーから現金やカードが無くなったという事件を実際にバンコクで見ました。

    最初にここまで見てゲストハウスを選ぶ事は通常ないと思いますが、ロッカーが1番めや2番めの場合は油断しないでください。(私は東南アジアだったらロッカーの中に入れていてもバッグにさらに鍵をかけています)

    ベッドにそれぞれコンセントと読書灯、小物置きはあるか

    ベッドサイドにもゲストハウスそれぞれの工夫が出ます。
    大体こんな違いがあります。

    • 充電用のコンセントはあるか
    • 読書灯はあるか
    • 小物置き場はあるか

    コンセントと読書灯はある確率が高いですね。それがないとちょっとイマイチ。特にコンセントはないと不便なので宿を変える事を考えます。

    変わったところでは、ベッドに服などが吊っておける工夫がしてあったり、ベッドサイドにロッカーがあったりというドミトリーもありました。

    ベッドにカーテンは付いているか

    ベッドにカーテンが付いているとプライバシーが保てて快適です。寝る時も安心するひとが多いんじゃないかな。ただデメリットとしては光が差し込みにくいので朝自然に起きられないんですけど。

    台湾のゲストハウスにはカーテンの付いている所が多かったです。東南アジアではあまり見なかったかな。カプセル型くらいで…

    二段ベッドはきしまないか

    これ、きしむベッドだと気になって寝られなかったりするんですよねえ(´Д`;)
    木製のとかだと大丈夫なんですけど、鉄の細いパイプのとかだと辛い。

    窓はあるか、日当たりは良いか

    時々窓のない部屋があります。
    朝になっても真っ暗なので、起きづらいんですよね…。早起きして支度しなければいけない時も、明かりをつけて他の人を起こすわけに行かないので真っ暗な中で支度しなければいけなくて、結構辛いです。

    なので窓があって日当たりが良いところの方がいいと思う。それか朝自然に明るくなるようなところ。

    水回りは清潔か、使いやすいか

    これ、台湾だとまず大丈夫だと思うんですけど、東南アジアではまちまちです。私は慣れたので許容範囲が広くなっているけど、普通の日本人でビジネスホテルに慣れている人が一番抵抗を感じるところかなあ。綺麗にしている所は綺麗にしているので、AgodaBooking.comのレビューを見てある程度当たりをつけたほうがよさそう。この2つはユーザレビューが多いので宿泊検討に便利です。

    また、シャワールーム内で服をかけやすくしていたり小物を置きやすくしていたりと心遣いしてくれているゲストハウスはいいですね。たまに何もなくて、服はどこにおけば…と途方に暮れるようなところもあるので。

    女性だと、ドライヤーを貸してくれるかどうかというのもあるのかな。台湾ではほぼ置いてあるけど東南アジアではあまりないかもしれない。

    バス・トイレの数は充分か

    これは少ないと、急いでいる朝に致命傷になるので…
    特に部屋に一つ『シャワールーム+トイレ+洗面所』が付いている、みたいな所は注意です。(東南アジアでは多いけど…)
    4人部屋くらいならなんとかなるんですけど、10人部屋とか12人部屋とかだとどういうつもりで水回りを設計したんだ?と問い詰めたくなる。

    あと個人的には、できればトイレもシャワールームも男女別になっている方がいいな…

    高雄のTripGG Hostelさんは男女別になっているし、シャワーとトイレと洗面所が独立していてなおかつ数も充分あるので素晴らしい。台湾のドミトリーはほんとレベル高い…

    ホットシャワーはあるか

    ないなんて事あるの?
    …あるんです!
    私がマラッカで50日住んでいたドミトリー(L’armada Guesthouse)はホットシャワーありませんでした(´Д`;)

    安宿はない傾向がありますね。あまり安い時は要注意。ホットシャワーは電気代食うからね。
    台湾ではさすがにない所は見ない。東南アジアではぽつぽつある。ホットシャワーがあるとありがたく思えてくる。まあ寒くないので、慣れたらなんとかなるんですけど…

    共有スペースは充実しているか

    共有スペースもゲストハウスによって違いますね。やはり居心地の良い所だとゲストの交流も増えるし楽しいです。

    無料の水やお茶・コーヒーなどはあるか

    これもゲストハウスによって結構違いがあるところです。

    まず無料の水・お湯があるかどうか。あるとわざわざミネラルウォーター買わなくて済むので助かります。

    また、無料のお茶やインスタントコーヒーが置いてあるところもあります。共有スペースが快適な所でこういうのがあると、わざわざカフェに行かなくてもゲストハウスにこもって作業したりできるから嬉しい。

    異様に充実しているところとしては、アイスやお菓子が食べ放題だったり、なんとカップラーメンが無料で!置いてあるところなんかもありました…

    飲料やビールは販売しているか

    ゲストハウス内にビールが販売していると捗ります。(何が)

    キッチンはあるか

    キッチンがあって料理ができるところがあります。長期滞在の場合は料理ができると健康管理が出来て良い。

    料理ができないところでも、冷蔵庫や電子レンジなどがあればずいぶん便利です。
    違いは大体こんな感じかな。

    • ガスコンロや電磁調理器の有無
    • 冷蔵庫の有無
    • 電子レンジの有無
    • 湯沸かしポットの有無
    • 食器の有無(食器はどんなところにも大抵あるけど…)

    数は多くないけど、朝食を出してくれるドミトリーもあります。大抵は食パンにスプレッド程度なんですが、まれに超豪華な所があってビビる…

    洗濯物をかけられる場所はあるか

    短期ならいいんですけど、長期滞在だと洗濯をしないといけないですよね。
    ドミトリーは長期滞在者がいるので、洗濯物を干すスペースなどがあるところも多いです。これがないと自分のベッドのところに干すみたいになっちゃって乾きづらいです。下着とか小さいものならいいんだけど。

    洗濯は地域によっても違って、例えばフィリピンなんかは町中に洗濯やさんが多く、外注が普通です。タイは道端にコイン式の洗濯機が置いてあったり、ゲストハウスにも設置してあったりします。台湾も有料の洗濯機を設置してあるゲストハウスは多いですね。乾燥機もあったりします。

    土足禁止かどうか

    土足禁止の方が基本的にきれいです。台湾はほぼ土足禁止だね。
    土足禁止の所で他の国の人がそのルールを破って外靴を履いていたりするとちょっとイラッとしてしまう。(ゲストハウスの人も怒っていた)

    あ、靴箱がある所もあるんですが、治安のよろしくないところでは自分の部屋まで持って行ったほうがいいと思います…

    アメニティはどの程度あるか

    前回の記事でも書きましたが、アメニティをどの程度まで用意してくれているかは結構まちまちです。

    私が東南アジアで泊まったところではこんな感じかな。

    • ハンドソープ:ほとんど用意されているがたまにないところがある
    • ボディソープ&シャンプー:ちゃんとしてるところにはある、時々ないところがある
    • コンディショナー:まずない
    • 歯ブラシ:まずない
    • タオル:期待しないでおく

    シャンプーとかなくても小さいサイズが現地調達できるので、こだわりがある人でなければそんなに気にすることはないと思いますけども。(こだわりのある人はホステル備え付けのものでもダメか…)

    また、タオルは貸してくれるところもありますが、多くはないかな。自前で用意していったほうがいいと思う。有料のところもあります。
    タオル貸してもらえると、洗濯物を挟んで叩いて水分飛ばして乾くまでの時間短縮したりできるので便利なんですけどね。

    寝具の交換頻度

    数日滞在くらいなら気にすることないと思うんですけど、一ヶ月とかいるなら気になりますよね。大体1週間に1回くらいなのかな。言わないと替えてくれないところもありそう。

    普通のホテルと違って、毎日ベッドメイキングとかは基本的にないです。
    また人件費の節約のため、自分でシーツをセッティングするところも台湾では結構ありました。チェックアウトの時に自分でシーツ類を外して持って行ったり。

    大体こんなところかなあ。他にも何かあったら加筆修正します。

    ▼まとめる予定のドミトリー紹介記事

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