こんにちは、くみです。
2013年の出費記録から、フィリピン生活の生活費を計算してみました。
意外と高い…!
2013年の出費記録を月で慣らして見てみます。
家賃と光熱費は価格の変動が激しかったので、一般的な日本人が住むコンドミニアムの数字にしてます。
項目が細かくってすみません…
2013年の出費、月平均(※ 日本円での出費は除いています)
- 食事:P10,000(約24,000円)くらい
- 交際費:P8,000(約19,000円)くらい
- 家賃:P15,000(約35,000円)くらい
- 光熱費:P550(約1,300円)くらい
- 情報通信費:P550(約1,300円)くらい
- 交通費:P1,000(約2,400円)くらい
- 娯楽:P2100(約5,000円)くらい(マッサージが大半)
- 健康関連(コンタクトレンズや薬など):P600(約1,400円)くらい
- 家具・電化製品・雑貨:P800くらい(電気湯沸し器や炊飯器、スマートフォンなど)
- 日用品:P700(約1700円)くらい(コンタクト保存液やシャンプー、ティッシュ、その他消耗品)
- 衣料品・靴:P1800(約4,300円)くらい(洗濯やさん代含む)
- 美容・コスメ:P1650(約4,000円)くらい(Waxingとネイルと美容室が大半)
- その他雑費、用途不明金 :P1,000(約2,400円)くらい
計 月 P44,000(約105,000円)くらい
物価の差が1/5と言われている事を考えるとかなり高いですね…
出費の反省
食事と交際費
インパクトがあるのは食事と交際費ですね…
食費、マカティは安くて美味しいご飯やさんが全くあまりなくて、ホステル住まいだったので自炊もできず、割高な日本食レストランか油がギトギトの健康に悪いチキンとかという選択肢しかなく食費が高くつきました…。月2万4000円って日本と変わらない、変わらないよ…。ちなみにこれ飲み会代は交際費の方に入れているので食費には入っていません…
交際費は飲み会や人におごった分などをカウントしているんですが、マネージャ職でよく周りのスタッフの分を持っていたので交際費が跳ね上がってしまっている部分があると思います。日本より格段に下がった収入で年間20万円以上も交際費に使っていたと思うとなんだかクラクラしてしまいますね…。まあ好きでやってたのでいいんですけど…
家賃・光熱費
家賃ですが、周りの日本人は大体2万ペソのコンドミニアムに住んでいたので1万5,000ペソはちょっと安いですね。普通にマカティやセブシティに住むんだったら、多分2万は見ておかないと厳しいのではないかな。アパートだったらもっと安く済むけど(マカティで12,000ペソとか)、住んだ事がないので問題点はちょっと分かりません。
3,000ペソとか5,000ペソとかのベッドスペースという選択肢もありますけど(ドミトリーみたいに一部屋4〜6人、二段ベッド)、ベッドスペースは人間関係次第なので、自動的に金持ちと思われてしまう日本人にはちょっと厳しいかもしれません。(私は一緒の部屋に住んでいるオーナーから途中で家賃を5000ペソから7000ペソに上げると言われて、オーナーの契約書を無視した態度に不安を覚えて途中で出てきました。あと同室の人も電話番号を教えたら仕事中に電話をかけてきて化粧品とか売ろうとしてきた。)
光熱費は電気代350ペソ水道代200ペソくらい。
フィリピンは光熱費(電気代)が高いとよく言いますけど、私エアコンが好きじゃなくて全く使わなかったのでこれくらいで済んでいるんじゃないかな。多分冷蔵庫とエアコンを使わなければ、盗電でもされていない限り安く済むと思う。エアコンが手放せない人はキツイですね。ぐぐったら月3,000ペソとかかかってる人もいるみたい…うーむ。
情報通信費
オフィスに光が通っていたし、マカティではホステルに泊まっていてそこにWi-Fiが飛んでいたので電話代しか使ってませんでしたが、データ通信するのであれば1GB・30日間有効で499ペソ(約1,200円)です。使い放題だと30日999ペソ(約2,400円)。私にはすでに高く感じる…
交通費
交通機関が整っていないため、セブもマニラもほぼタクシー移動になります。初乗りはP40ですがどこに行くにもP100くらいはかかった印象。しかもひとりで乗ると危ないというおまけ付き。私はマカティではオフィスに行く以外はほとんど移動は日中のみ徒歩圏内でした…。なのでちょっと安めかも。オフィスからの帰宅は徒歩3分のところに住まいを借りたのでよかったですが、それでも夜中の2時とかに帰る事ばっかりでちょっと怖かったなあ。私は路地に飲み友達が出来たので、路地まで行けば危険を感じる事はあまりありませんでしたが 🙂
ジプニーに乗ればワンライドP8〜10ですが、日が暮れてからの乗車はフィリピン人にすごい勢いで止められました。フィリピン人でも高価な持ち物を持っている時は乗らないのに外国人(それも日本人)がやるのは自殺行為なのだそう。
娯楽(主にマッサージ)
マッサージはセブで一時間P250、マニラでP450と日本と比べると格段に安かったので月に何回も行っていました。なので結構かかっているという。でも月P2,000なら5000円くらいだから日本だと1〜2回だよねえ。やっぱり安いなあ。
健康関連
コンタクトレンズは、1Dayはこっちで買うと日本より高いくらいなんですが、なんと一枚一ヶ月使えるというコンタクトレンズが6枚(一眼3ヶ月分)でP785(約1,870円)で売ってました(ブランドはアキュビュー)。という事は両眼で一ヶ月1,250円くらい?でも一枚を一ヶ月使い続けるのは目に悪そうですよね…
風邪引いた時に病院に行ったら診察代2,000ペソ、薬代370ペソでした。診察代5,000円!日本なら保険が効けば2,000円かからないのに…高いよ〜
日用品
買うのは大体石鹸やボディソープ、シャンプー、デンタルケア関係、消毒用アルコール、トイレットペーパー、ティッシュ、生理用品などなど。石鹸とかは日本より安い気もしますがトイレットペーパー(フィリピンではバスルームティッシューと呼ぶ)は日本より高いような気がする。コンタクト保存液も消耗品なので日用品に入れました。
洗濯代
洗濯機がついてるコンドミニアムってあるにはあるけど少数派なので、大抵は洗濯やさんに出すことになります。一回100〜160ペソくらいだった。お店によっては最低Kgが決まっていて、私がマカティで使っていたとこは2Kg出しても3Kg出しても4Kgの値段からでした。小物は手で洗ってたので、大体月に1〜2回利用する感じ。
女性特有の出費
服とか靴とかちょっと高いですね。そんなに高い服は買ってないのだけど…一枚450ペソ(約1,000円)とか。
靴は一ヶ月でダメになったりするので毎月買い替えていた覚えがあります。(SMで399ペソの靴とかよく買ってました…)
あとマカティではWaxingとジェルネイルにはまって毎月行っていました。ジェルネイルは600ペソ(約1,400円)で、日本に比べたら全然安い!とはいえ男性には不要な出費ですね。
という事で、食費と交際費をもっと削って、色々買ったりするのを控えて安いところに住むと30000ペソ以下で行けるかな。マニラで食費を削るとダイレクトにQOLと健康に響くので辛いんですが…。(健康と食費を考えると逆に夕ごはんはオートミール一択とか食べないとかになるかも…)
理想の家計簿
働くとかスタッフにおごるとか考えず、旅人として来た場合の理想の家計簿を作ってみる。
- 家賃・光熱費:P 16,000
- 食事:P 5,000(マカティでは無理な気もするけど…)
- 交際費:P 1,500(マカティで飲むと安いとこでも一回P350はやっぱりかかるかなー…。それを週1で4回として)
- 交通費:P 1,000(観光とかするのであればもっとかかる気もする)
- マッサージ:P 1,800(P450×週1回/月4回。セブならもっと安い)
- 情報通信費:P 1,000(1GBプラン+通話とかで)
- その他日用品・洗濯代など雑費:P 1,000
計 P 27,300(約65,000円)
こんな感じですね。食費に相当無理がありますけど…。セブシティならカリンデリア(作りおきの料理が並ぶ大衆食堂)もそこそこおいしいので可能かもしれない。
それでも現地の人の収入から考えたら大分お金がかかっているんですよね。
マカティの現地の人の月収が(大卒で)2万ペソくらいらしいので、住居をベッドスペースにするなどして圧縮すれば、あとお酒も飲まずマッサージにも行ったりしなければ2万ペソ以内に収められるのかな…。
マカティとかセブシティではなく田舎に住めばもっと安く済むんじゃないかなとは思います。
セブでもセブシティではなくてマクタンだとだいぶ違うのかな。
▼フィリピンに長期滞在を考えているなら、この本はかなり役に立ちますよー。住居の情報や予算別のライフスタイルなど参考になりました。
志賀 和民 イカロス出版 2012-01-13
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