こんにちは、くみです。
昨日、在タイ日本国大使館からメールを受け取って驚いた方もいたのではないでしょうか。
ビザ免除制度を利用した長期滞在を防ぐためにタイの入国が厳格化しているというのは前々から言われていた事なんですが、なかなか確定情報としては伝えられていなかったですよね。
今回は官報に告示されたという事で、確定情報として機能するのではないか。
今回の告示のポイントになりそうなところと、いい機会なので今年の私のタイの入国履歴を振り返ってみます。
周辺国でのタイビザ取得の記事はこちらをどうぞ。
今回の告示のポイント
タイ入国管理局は国境を接する国からの査証免除措置を利用しての入国を暦年で2回までとする旨の内務省令を12月1日付け官報に告示しました。同措置は12月31日より施行されます
- 国境を接する国からのビザなし入国が制限される(ラオス、カンボジア、ミャンマー、マレーシア)
- 暦年でカウントされる
この2点かな。
最初は陸路入国だけかなと思ったけど、この文章だと国境を接する国からの空路入国も制限されると取れます。どうなんだろう。
それ以外、例えば日本からの空路入国であれば問題なさそうです。
また暦年で2回というのは、その年の1月1日〜12月31日の間の入国をカウントされると取れますね。
長期滞在者じゃなくても、短期間で陸路で東南アジアを行ったり来たりする人は引っかかりそうですね。私だ。
来年からは気をつけないといけなさそうです。
私の今年のタイ入国履歴
ここで私の今年のタイの入国履歴を振り返ってみます。
今までは適切なビザを取って入国していたのですが、今年はなぜかタイビザを取る機会がなく、90日ルールとか査証なし入出国は年4回(入国2回)までとか色々聞いていたので、いつ止められるかなあと思っていました。
タイの「ビザなし1年90日ルール」について | 世界を旅するガイド Photrip フォトリップ
これが2016年の私のタイ入国履歴です。全部査証免除で入っています。
- 2月16日:空路・台湾より入国(26日間滞在)
- 5月1日:陸路・カンボジアより入国(18日間滞在)
- 6月8日:空路・ミャンマーより入国(30日滞在)
- 10月15日:空路・中国より入国(30日滞在)
- 11月22日:陸路・ラオスより入国(30日滞在予定)
つまり、データ的には下記のようになります。
- 空路入国 3回
- 陸路入国 2回
- 国境を接する国からの入国 3回
- 滞在日数 134日予定
自分で思っていたより空路入国が多かった。
しかし、もし空路でも国境を接している国であればカウントされるのなら、今年のような動き方ではダメになる可能性が出てきました。
ちなみに11月入国の時点で1年の間の滞在期間は90日を超えていたので、年間90日ルールは明確には施行されていなかったみたいですね。
(長期滞在者を取り締まっていきたいという事なので、おそらくタイ長期・周辺国短期のような履歴の人には厳しかったのではないだろうか。私は一応インドや中央アジアに行っていた時期も長かったので)
2017年はタイ入国に際し、こう気をつけよう…
自分が気をつけようと思う事をまとめました。
- 周辺国からの入国の際は適切なビザを取る
(ちなみにラオスとマレーシアでタイビザを取得した時はタイの入出国の航空チケットは求められなかったんですけど、カンボジアやベトナムでは求められるという情報があるので、大使館のある国によって条件が違うのかも…) - 国境を接していない国から飛んでくる
(台湾やシンガポールが多くなりそう) - 自分の入出国履歴をカウントする
(まあ2回までなので、意識してなくても分かるか)
来年はアジア以外にも活動範囲を広げていきたいなーと思っているので、タイに入る事自体が少なくなるかもしれませんが…
▼周辺国でのタイビザ取得の記事はこちらをどうぞ。
ベトナムも厳しくなったし、せっかくカンボジアの数次ビザを持っているのに、隣国が厳しくなるとなかなか陸路移動もしづらくなりますね。
ただ発展して先進国に向かっていくにあたって必要なことなのだろうし、この国を好きな者としてはこういった変化は歓びを持って受け入れていくべきなのだろうなあ、なんて思っています。
タイはかなりバランスがよく、滞在していてとても楽しい国だと思うので、その魅力の部分はいつまでもこのままでいてほしいな。(物価は上がるでしょうけど)
訪れる外国人がタイの法律を守り、タイの人や文化を尊重して楽しんでいけるといいですね。
関連記事
- ビザ関連の記事はこちらのタグをどうぞ→ Tag: ビザ – Kumi-Log