こんにちは、東南アジア放浪生活1年9ヶ月目のくみです。
ブログタイトルにもしたし、月5万円で暮らすための方法や家計簿記事も書いていかないとなーと思っています。
今回はその一環として、月5万で暮らす予算内訳や実現する際のポリシー等を紹介しますね。
※ 為替レートは2015年9月現在のものです。
ざっくり言うと、滞在費の基本は『住と食』だと考えています。最低限それがあれば生きていける。
それに移動費や日用品費、娯楽、装備(服やデジモノ等)などが積まれてきます。
私は基本食に喜びを感じる人間なので、食べたいと思ったらあまり我慢しません(幸い?コストパフォーマンスの良いローカルご飯が好きなのであんまりお金がかかっていませんけど)。ビールも飲みます。その代わりにどこをどういう風に抑えているのか説明します。
『月5万円』生活の項目定義とポリシー
『生活費月5万円』の項目定義
まず『月5万円』にカウントするものの定義を。
実際の支出には突発的な一時支出や定期的でない支出もあったりするので、『生活費月5万円』と言った時に、その中に含む項目と含まない項目をこんなふうに定義しました。
『一つの街に落ち着いてからの生活費用』ととらえて頂ければ。
(含まないものも、なるべく安くあげるためにどうしているか、後ほど書きますね)
- 『月5万円』に含むもの:住居(宿)代、食費、交際費、都市内交通費、その他日用品
- 『月5万円』に含まないもの:服や靴など、デジもの、雑貨、医療費、都市間(長距離移動)交通費、ビザ代
私の支出基本ポリシー
『月5万円以下』の暮らしを実現するために、私が選んでいることはこんな感じです。
- 交通費はなるべくローカルの手段を選び、安くあげる(リスクや時間との兼ね合い)
- 住居費は自分の快適度と相談してなるべく安くあげる
- 食事は『安くておいしいローカルの食事』が1番だけど、食べたいと思ったらケチらない、一期一会を大切に
- 日用品・化粧品などにはお金をかけない
- 交際費はケチらない(とはいっても出せる限度はあるんですが…!><)
各項目はあとで説明しますけど、基本方針としては
『交通費・住居費はなるべく浮かせる』
『浮かせたお金をご飯や交際費(という名の飲み)につっこむ』
『ご飯は贅沢なものよりもローカルのおいしいもの』
という感じでしょうか。
海外のバジェットトラベル系で有名なブロガーのNomadic Mattさんも書いていましたけど、ひたすら安く安く、というのではなく、QOL(クオリティ・オブ・ライフ、生活の質)を保ちつつ譲歩できるところは譲歩し、選択肢を知ることで賢くコストカットをして快適かつ低予算で暮らす、というところを求めています。安くても衛生状況の悪い宿はちゃんと変えますよ〜。
『月5万円』に含む生活費用
住
『住』は出費的に一番インパクトのあるところだと考えています。毎日のことなのでね〜。
例え300円の違いだとしても、1ヶ月30日、一年365日で考えたらそれぞれ9000円や109,500円変わってくるわけです。11万円大きいな!(以前宿選びで100バーツの違いにこだわって同行者とケンカをしたことが…。)300円程度で泊まり心地そんなに変わらないし、なら安いほうがいいかなーって。(変わる場合は別ですけど)
具体的には、私は大抵はドミトリーに泊まっています。
ドミトリーってご存じですか?私は3回目くらいの海外旅行で初めてその存在を知りました。部屋にいくつもベッド(大抵二段ベッド)が置いてある相部屋形式の宿です。水回りは共同で使います。個室よりかなり安いです。
▼こういうのがザ・ドミトリーです。ドミトリーについて言いたいことも色々あるので、記事書かねば!
私はその都市で暮らす事が目的なので、特に個室はいらないというか…
寝心地が良くて水回りが許容範囲の清潔度合いであればあまり気になりません。
生活のプライオリティが『自分のお部屋で落ち着く』とかだと厳しいかも。そういう人は多分移動ぐらししないんだろうけど…
もちろん安ければ安いほどいい…と言っても、毎日汚いのを我慢して精神ダメージを受けたり、南京虫で実害を受けたりしてQOLの低下を招いたら楽しくないので、きれいで安いところを探しましょう〜
ドミトリー形式は同部屋の人と話したり共有スペースで話をしたりする機会も多いので、色んな国の人と知りあえて楽しいですよ。それもドミトリーのポジティブな面の1つです。盗難には注意。
ドミトリーじゃなくても、個室で暮らしながらも生活費が安いという都市もあります。それは個別に紹介しますね。
安くて快適な宿の探し方とかチェックポイントとかも記事にしないとな〜。そのうちしますね。
食
食は私は人生の楽しみなのであんまり我慢しないのですが、幸いにローカルフードを楽しめるので安く済んでいます。現在の食目標は一日100〜150バーツ程度(約330〜500円)1ヶ月で15,000円以下。まあお酒飲むんでちょっと厳しいんですけど…(´Д`;) 飲まない人は楽勝じゃないかな…
バンコクは1食40バーツ(約133円)、ベトナムは1食3万ドン(約160円)程度でローカルのおいしいものが食べられるので嬉しい。ローカルの食べ物がおいしいというのは大事ですね。
▼1本5,000VND(約27円)の屋台の生春巻
東南アジアではローカルのものが食べられない人は、長く滞在するのは辛いかも。インスタント麺やコンビニのご飯もあるんですが、それが続くと身体を壊しますよね。自炊であればある程度節約はできますが、キッチンと冷蔵庫のある宿ばかりでもないし。私の幸福度における食の占める割合が大きいからそう思うかもだけど、食べ物が合う場所に住むのはQOLの面でも大事です。
海外で日本食行く人の気持ちがわからなくて、実際もう1年半以上日本に帰っていませんが日本食恋しくならないんですけど、マニラだけは食のレベルがあれで日本食料理やさんに通ってしまった…。外国料理はどれも高いんですけど、そのあたりの価格帯だと日本食が1番ヘルシーで飽きなくていいんですよね(´Д`;)
お酒については私結構好きなので、マレーシアのような酒税が高いところは厳しいです…><
これは我慢するよりも、ベトナムやカンボジア・ラオスのようなビールが安いところに行って浴びるほど飲みましょう!せっかく『場所の自由』が手に入ったライフスタイルなので!( ´∀`)そのほうが人生楽しいよ!
タイも、安くはないんですけど…まあ許容範囲かなあ…
都市内交通費
これは治安リスク・時間との兼ね合いになるんですが、私は基本ローカルの交通手段を使ってコストを安くしたいと思っています。『お金で安全を買う』ともいうけど、治安の悪いところは大抵タクシーも危険だし。(特に女性。運転手による強盗はもちろん、連れ去られて強姦される事もあるので。決して考え過ぎではなく、フィリピンでは地元のフィリピン人がその危険に怯えていました。マニラはバスも危険なので八方塞がり感ありますけど)
本当にお金で安全を買おうとしたら、マニラならお抱え運転手を雇うとかそういうレベルになっちゃうわけです。なので治安の悪くないところに住むの大事ですね…
▼2011年でちょっと古い記事ですけど。ホーチミンもやばいタクシーたくさん走ってました。今はどうなのだろう…
例えばバンコクでは私は基本バス移動してます。
BTS・MRTはバスよりちょっと高いけど道路が混むリスクがないので、人と約束したりという時はそちらを使ってますけど、バスに不満はないので混雑する時間でないならバスを選びます。
タクシーは一人では出来る限り使いません。バスの方が他人(少なくとも運転手とキップ切る人)がいるから安心なので。
ちなみにマニラはバスに銃を持った強盗が乗り込んでくることも普通なので、特に深夜は全く安全ではないです。(地元のフィリピン人はそれを警戒して一人でバスに乗るのを避けたりしていました)
▼関連記事にローカルの移動手段について書いた記事もまとめてるのでどうぞ〜
ジョホールバルにいた時は治安が原因でUberを毎日のように使っていましたが、それも毎日のことになると結構な出費なんですよね(´・ω・`)
▼ジョホールバルでは歩いていると強盗に遭います
チェンマイやマラッカのような、街が小さくて徒歩移動で十分、というところを選ぶのも手だと思います。
日用品・消耗品
生活に必要な日用品はこんな感じかな。
- 洗濯用洗剤
- UVケア
- 石けん・シャンプー・コンディショナー(宿が用意していることが大半)
- ティッシュ・トイレットペーパー(宿が用意していることも)
- コンタクトレンズの溶液
- 歯磨き関連(歯磨き粉・マウスウォッシュ)
- 生理用品(女性のみ)
- 虫除け
コンタクトレンズ溶液は支出割合としてちょっと大きいんですよね、今のところ私の知ってるバンコクの最安値が355ml+60mlで160バーツ(約533円)。1ヶ月以上は持ちます。355ml×3本のパックとかのほうが安くはなるんですが、移動があるので大きいビン3本はきついかな〜。
コンタクトレンズ関係は目のいい人には必要ない出費なので、『月5万』計算からは省こうかな…
あとはたかが知れてますね。洗濯用洗剤とか小さいのは10バーツ(約33円)とかでコンビニで売ってますし。
ちょっと生理用品の支出とかさばるのが痛いので実は今対策を考えているんですが、まあその他はローカルの人も使うものなので東南アジアはそんなに高くはないです。生理用品を除けば月1,000円も予算を確保しておけば十分。
UVケアは、私はコンビニで売っている約50円のUVクリームを使っています。
…スキンケア何でもいい派…。すまぬ… 女として… すまぬ…すまぬ…><
予算
都市にもよりますけど、私の予算はこんな感じでざっくり立ててます。
- 住:15,000円+α(1ヶ月4500バーツ、一日500円≒150バーツ)
- 食:15,000円+α(一日500円≒150バーツ)
- 交通:1,000円以内
- 日用品:1,000円くらい
- その他:残り(交際費、お酒の浪費、マッサージなどの娯楽、雑貨や服を買ったり)
タイにいることが長いので、何となくバーツでめどを立てちゃってるんですけど…w
『住』がこの水準の都市は東南アジアでも限られてくるので、そうでない都市に滞在している時は『その他』をなるべく節約して、余った分を『住』に割り当てるようにしています。
逆に『住』『食』予算をもっと圧縮できる都市もあって、円相場にもよりますが頑張れば3万円以下で暮らす事も可能。具体的な都市については次回の記事で紹介しますね。
『月5万円』の計算に含まない費用
長距離移動
長距離移動は鉄道・バス派です。これは働いている人には真似できない…。すまぬ…><
嫌がる人が多いタイ国鉄夜行三等で移動したりしています…
▼このカテゴリーの記事に書いてます〜
長距離バスや夜行バスなんかも好きなので積極的に使っています。フィリピンのローカルのフェリーも楽しかった。
私大学が札幌だったので、新潟と札幌間を新日本海フェリー雑魚寝18時間とかで移動していて…。長距離移動は結構慣れてるんです。札幌〜東京18切符の旅とかもやったし。
こういうのっていつ体力的にきつくなるのかな〜。37歳現在まだまだ大丈夫そうなんですけど。
もちろん時間のほうが大事だったり、リスクを考えたらそれは選べない、っていう判断もあると思うので、個人の判断で交通機関は選んでくださいね。特に長距離なら定期的な出費ではないので、そこにお金を使うのもひとつの判断だと思うので。
服など
私が現在着ている服はほとんどバンコクのウィークエンドマーケットで買っています。これ記事書かななあ…(´・ω・`)
大体一着150バーツ、高くても200とかです。500円〜667円という感じかな。もちろん耐久性はないんですけど、こっちだと汗もかくし洗濯回数も多いし、なので半年に一回は新しいものを仕入れて古いものは捨てるという感じで。消耗品扱いですね。
タイの綿の服は軽くてかさばらず洗濯しても乾きやすいので重宝しています。
靴はほとんどビーサンで過ごしていまして…
スニーカーも買わなきゃなあと思うんですが、マラッカで盗まれ、ジョホールバルで忘れて、どうもスニーカー縁がない(´・ω・`)
今欲しいと思ってるのは紐できゅっと絞るタイプの裸足で履くやつです。
▼こういうの。台湾ではもっと安かったような… あまり高いと盗まれた時のショックが大きいので安く済ませたい派。
ビザ代
日本人がビザなしで滞在できる期間は国によって結構違います。より長い国に滞在したほうがビザ代や移動費は安くなります。
- マレーシア:90日
- 台湾:90日
- タイ:30日(再入国の繰り返しが厳しくなってるので、適切なビザの取得をおすすめします)
- フィリピン:30日
- ベトナム:15日
- ラオス:15日
- カンボジア:無し、ビザ必須(年次ビザがお得なのでお勧めです。私も3年のほしいな)
ビジネスを行う場合やローカルで働く場合は、ビジネスビザやワークパーミットなどの適切な取得をおすすめします。ローカルで働くのではないケースでもビジネスビザが必要な国もあるので、その国の法律をよく調べてくださいね。
次回:5万円以下で暮らせる都市について具体的に書きますね
以上を踏まえて、現時点で私が考える『月5万円』の暮らしが可能な都市と難しい都市を次回ご紹介しますね。
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