医療・健康管理

海外ノマドと健康・病気について

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この記事を書いた人
Kumi

2014年1月よりデジタルノマド的に海外放浪生活を送っています。現在10年め。COVID-19の間はタイに留まっていました。その間に最愛の猫夫に出会ってしまう。
色んなところにちょっとずつ住んでみる、短期旅行でも長期滞在でもない感じが好き。現地SIM好き。

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こんにちは、くみです。

前回の記事に対して、FBでもTwitterでも健康のことについてコメントがあったのと、
前から健康保険のことは知りたい方が多く何度か質問を受けていたので、
保険と健康・病気について書こうと思います。

書いてたら長くなってきちゃったので、病気編と保険編に分けます。

海外での私の病気・通院歴(2018年4月現在)

私が身体的にタフというか、体力はないんですけど耐久力はある方だというのは、タイ国鉄3等深夜列車やベトナムナイトバスにたびたび乗ったりしていて感じます。
正直そこに助けられてる部分は多いと思うので、健康だからやれるんだろうと言われるとそうなのかもしれないとは思うんですけど、そんな中でもトラブルは数回あります。

海外で病院にかかった事といえば、フィリピン在職中に風邪をひいたら病院に連れて行かれたのと、放浪中はインドで腹を下したのとウズベキスタンで食中毒により救急車で搬送されて入院したことがあります。(そういえばベトナムの小さな医院で点滴打ってもらったこともあったっけ)

フィリピン:通院

フィリピンの時は普通の風邪なので診察して終わりで確か4,000円相当くらいだったんじゃないかなと思うけど、付き添いの同僚に帰りなぜか歩きで帰らされたので、付き添ってくれるのは嬉しいけど家で寝ているより悪化したな…みたいに思ってしまった。すみません。(朦朧としてたけど私もタクシー乗りたいって言えばよかった)

デング熱だったら入院して数万かかるらしいです。4,000円くらいだったら保険があっても申請するの微妙といえば微妙ではある。(指定病院で保険会社が立替え支払いしてくれるシステムの保険だったら楽ですけど)

インド:診察+投薬

インドの腹下しは痛みもなくそんなに緊急な感じではなかったのですが、しばらく治らなかったので念のため病院に行きました。
薬を飲んだらすぐに良くなったので、現地の薬すごいなって思った。


インドでお腹を壊したので病院に行ってきました!診察費と薬代で700円ちょっと – Kumi-Log

ウズベキスタン:緊急搬送+入院(1日)

インドの時に比べると、ウズベキスタンの食中毒はもっとずっとやばめな感じでした。
腹痛と嘔吐と下痢が続き、思考力もなくなり、在住の友人に助けを求めたんですがそのメッセージのやりとりもうまく書けないくらい思考力が低下していて。
ドミトリーだったので同室の人とゲストハウスの人が救急車を呼んでくれて、病院に担ぎ込まれました。


ウズベキスタン・タシケントで、食中毒で救急車で運ばれ入院した話。手当の内容や費用など – Kumi-Log

本当はもっと入院していないといけなかったんだけど、ビザがちょうど翌日切れる予定で不法滞在になるのが怖かったので(ウズベキスタンはゲストハウスの滞在証明書も必要でそのへんがとても厳しいイメージ)、日本国大使館の人とも相談した結果、1日で退院することにしてもらったのですが。
高額の支払いを覚悟していたのですが、確かに周りの人が安いから大丈夫とは言っていたんですが、なんと救急車搬送+1日入院+腸内洗浄+数回点滴+2〜3回の食事で、かかった費用は約250円でした…

どうも国営の病院に連れて行かれたのと、緊急事態だったのと、手術の必要ない内科処置だったみたいないくつかの条件が重なってそういう請求額になったらしいのですが、実際のところはよく分かりません。
ウズベキスタンはウズベク語とロシア語話者ばかりで病院では全く英語が通じず、スマートフォンの充電器がゲストハウスに置き去りだったので使えなかった事もありちょっとした意思疎通も難しく、そんな事情を聞けるような状況ではなかったんですよね。(現地で青年協力隊をしている友人が助けてくれて本当に助かりました…)

他の病気・怪我

言われてみれば他の病気って確かにそんなにしてないんですけど、他の人はどうなんでしょう…。
健康だからそんな暮らしができるんだって言われるからには、他の人はみんなもっと大変な病気をしているんだろうか。手術が必要なレベルとかかな。確かに40代からは何があるか分からないって言われるしなあ。

海外では日本と違う病気にかかりやすくなるので、ワクチンとかは打つようにしています。
2017年はヨーロッパに行ったこともあって、麻しん+αを念のため打ってます。

あと、私は直系を含めて親族に乳がんが多い乳がん家系なので、リスクは高いです。
2017年に一旦日本に帰国した時は、乳がん検診を含めた簡易健康診断には行ってきました。
お金のある人なら人間ドックとかいいと思うんですけど私はまだその収入レベルではない…

風邪は何度かひいています。
食べ物が食べられなくなったレベルのものはまだないので、栄養のあるものを食べてひたすら寝て、休息を取って治しています。そういう時のために個室に泊まれるくらいのお金は確かに常に用意しておかないとなとは思う。

フィリピン時代は業務をAM2時までやって仮眠してAM4時に会社を開けて、昼仮眠に帰ってまたAM2時まで働く、みたいな生活をしていて一瞬身体が壊れ、40度まで熱が上がったりする事はありました。(この時はひたすら寝て薬を飲んで治しました。多分過労による一時的なものだったのではないか)

怪我は何度か転んで擦りむいたりレベルのものはありますが、手術が必要なレベルはまだないです。怪我でも破傷風になったら大変だけど…

あっ、あと、歯がやばいです。完全に見て見ぬふりをしています。100万円あったら日本に帰って治療したい。
(バンコクや高雄で応急処置として何度か歯科には行ったんですが…)
歯に問題のない人が羨ましい…

私 前歯が折れていて、日本にいた時に結構高いお金(20万くらい)をかけて処置をしたんですが、フィリピンに行ってすぐくらいにそこがダメになっちゃって。仕事があるからそんなに長い間 帰国もできず、仮歯の応急処置のままで。
そのまま数年過ごしていてそれが結構ヤバイ感じです。普通のちゃんとした日本人なら通院して治すんだろうなあ…
(一応2017年帰国した時に診てもらったんですけど、やっぱりそこの治療には半年以上かかるらしいので一旦諦めました)

海外にいる方がかえって身体にいいと思うところもあります

過去の色んなことの影響だと思うんですけど、私は耐久力はあるんですが体力が現在いまいちなく、働けるだけの気力がなくて1日の中で長く休んでいる時とかもあって。
そういう時は日本で社会人をやっているよりも、海外の物価の安い国で少ない時間働いて生きられるこの暮らしで助かったなと思うこともあります。

私は長時間労働の環境が多かったので、日本にいる方が多分身体が壊れてるなあと思います。
フィリピン時代の会社も日本系ですし。

こういう労働環境にずっといたくないけど組織に所属していると私はそれを変えるのが難しいので、解決のために所属しないと決めてるところもあるかもしれません。フリーランスとして日本で暮らせるレベルでは稼げてないし、と考えると、今の暮らしに落ち着くのかも。
本当は日本にいても海外にいても問題ないレベルで稼げるのが理想ですけど!

命の安さについて

診察・通院レベルなら、アメリカは分からないですが東南アジア(シンガポールを除く)では払えない額ではないと思います。(特に現地の人も行くような状況と場所の場合)
海外で厄介なのは入院・手術と交通事故レベルの怪我ですよね。
それが発生するとしんどい。

私は自分の人生や命に色々と諦めがあって海外に出てきたところもあるので、自分の命の安さをある程度自覚していて、
例えばがんになったとしたら、私は普通の経済レベルの日本人と違って生き延びることはできないだろう、と考えていて。
カンボジアで月給100ドルの人が乳がんになったとして、手術を受けて治療できるかというとおそらく難しいだろう。今の私は日本の人たちよりそちら側に近いということです。(例に出した収入レベルの人には失礼な話かもしれず、申し訳ないですが…)

すぐ死ねたらいいけど、変に生き残ってしまう怪我(片足切断とか)だと厳しいなあ…とか時々考えたりします。それは多分日本国内でも厳しいんだけど。
また、死ぬにしても死んで親族が確認のために現地に行かなければいけない国や、死体が日本に搬送されないといけない国だと余計なお金がかかって大変なので、死ぬなら勝手に火葬かなにかにして処分してくれる国で死にたいなという事も時々考えます。(できれば墓もなくて済むよう骨は砕いて海に撒いてほしい)
別に死にたいわけではないんですけど。

いずれにしても、あまりちゃんとずっと生きられる前提で物事を考えていないところが今はあるので、そのへんが多分外から見ていて『健康だから出来るんだろう』と思われるところなのかもしれません。

保険についてはまた別に書きますね。
でも私はそこらへんについてはあまり詳しくないので、そんなに期待しないでください。

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