こんにちは、
タイでファイザー(Pfizer)ワクチンを1回め2021年9月13日、2回め2021年10月4日に打ってきました。
(もしかしたら必要としている人に情報が届く可能性もあるので、迷いましたがブログに書くことにしました。)
正直外国人の40代にこんなに早くファイザーが回ってくるとは思っていなくて、タイの人たちへのワクチン接種状況が気になるのですが(SinovacやAZが多いと聞いており…)しかしそこは私が打たないでいても私の分のファイザーがローカルに回るわけではないので…、有り難く打たせていただきました。
(2021年11月現在、タイではSinovac2回は中止となりました。Sinovac接種した人にはAZやファイザーのブースターが検討されているようです)
この情報自体はタイに住んでいなければ役に立たないかもしれないけど、世界的な感染症の流行時に外国にいてどのように情報を拾ってきたか、また他の国が外国人に対してどのようにしてくれたかというのは普遍的に役に立つ部分もあるのではないかと思い、残しておきます。
ワクチン接種実施の情報を知る
まず、ワクチン接種実施の情報をどうやって知ったかについてです。
私は普段
『日本国大使館』
『在住国の政府の発信情報』(今はタイに居るのでタイ政府ですね)
『地域のコミュニティの情報』
『英語・日本語の現地ニュースサイト(場合によっては現地語を機械翻訳)』
などから情報を得ています。
プラスして、COVID-19に関しては政府公認の情報ページなんかもあったりするのでそちらもフォローしています。
日本国大使館は外務省のオンライン在留届の登録をしていれば重要なことはメールが配信されてきます。(ただワクチン接種に関しては残念ながらまだあまり実用的な情報の配信はないように思います。)
在住国政府や地域コミュニティ、COVID-19の政府公認情報についてはFacebook(以下FB)でページをフォローしています。COVID-19が広まった初期にはPR Thai Governmentのページからタイ政府スポークスパーソンのNatapanu Nopakunさんの外国人向け広報動画を毎回視聴していました。
冒頭に書いた、ファイザーの接種情報を告知しているCOVID International Community Support Chiang Maiは政府公認のページです。
外国人移住者が多い地域にはExpat Communityと呼ばれるコミュニティがあったりします。(FBグループとして運営されているのをよく見ます)そういうところでも情報がシェアされたりするので、コミュニティに入っていたら公認情報ページそのものをフォローしていなくても重要な情報は見る機会があると思います。
こういう情報の入手もそうだし当日のやり取りも全て英語(もしくはタイ語)なので、私はまだまだ英語上手ではないけれど、それでもある程度のやりとりができて助かったし、こんな状況の中で国外に住むには意思疎通の出来る言語はやはり必要だなと思いました。それが英語かどうかは別としても。(例えばキルギスやウズベキスタンならロシア語になるし)
旅行ならできなくても何とかなるけど、公衆衛生や命に関わることはキツいよね…。
こういう情報が届いていない層があるのではないかというのも少し心配になります。
もしチェンマイにいてワクチンを打ちたくてでも英語の情報にアクセスできないという方がいたら伝えてあげてください。ワクチンは無料でした。
ワクチン接種に申し込む
私がチェンマイで受けた接種会の申し込み手順です。
まずEventbriteというイベント予約サイトで予約をします。
予約URLはCOVID International Community Support Chiang Mai FBページの告知ポストに書いてありました。
- こちらがEventbriteトップページ:https://www.eventbrite.com/
- EventbriteのChiang Mai Public Health Officeのページ:https://www.eventbrite.co.uk/o/chiang-mai-public-health-office-34448518385
Eventbrite自体はワクチンに限ったものではなく、色んなイベントの参加登録に使えます。使ったことのある人も多いのでは。
あとは『Wall of Chiang Mai』というチェンマイのワクチン接種情報管理システムに自分の情報を登録しておきます。 ⇒ Wall of Chiang Mai
これはおそらく地方ごとに違うシステムが動いているのかな。後述するワクチン情報アプリの『หมอพร้อม』(Mor Prom、モープロム)は全国なんですけど。
これはしていなくても現地で登録させられるらしく、事前登録していなかったらしき人がやたら時間を取っていました。この種のものは事前登録おすすめ。
ワクチン接種の様子
1回め当日の接種の様子です。
(当日のメモのコピペなので変なところもあるかも。あとで写真もいろいろ貼りたい)
EventbriteのeチケットとChiang Mai Wallで発行される13桁のIDを接種会場に持っていく。私は念の為どちらも印刷していきました。パスポートも忘れずに。
まず窓口に並んで体温を測られ事前の申込みリストから名前をチェックされ、当日発行の受付番号を問診票と一緒にもらいます。(私は111番でした)
問診票を記入して番号を呼ばれるのを待ち、違う窓口でパスポートと問診票をチェックして接種会場の中へ。(それまでは屋外の待合のような感じ)
接種会場で氏名や問診票の内容、今までワクチンを本当に打ったことがないかなどを確認されてから等間隔に並べられた椅子へ。
係の方が回ってきてワクチンを打ってもらうのですが、写真係の方もいて驚きました。(写真撮りましょうか?と言われ、スマートフォンを渡すと撮ってもらえます)
SNS時代なので、接種風景をシェアしてもらってワクチンへの意識を高めるのが狙いなのかもしれない。マレーシアにはワクチン会場に自撮りパネルが会ったとも聞きますし。
それから30分待って血圧と血中酸素濃度を測ってもらい、何事もなかったら帰ってよし。
待っている間お水を配る係の人も回っていて、お水を2回ももらいました。ありがたい。(水をたくさん飲んでおくと副反応が少ない?という話を聞いていたので)
冷えたお水と常温のお水と2種類用意しているのが心遣いを感じます。中華系の人も多いもんな。
待っている間に次回の予約の紙も配られました。2回目ももう確保されているのか。
タイのワクチン情報アプリへの登録
タイには『หมอพร้อม』(Mor Prom、モープロム)というワクチン接種情報を管理するスマートフォンアプリがあります。
หมอพร้อม
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現状は登録したからといって特に生活が変わることはないのですが、デジタルヘルスパスとして使われるという話もあるので、まあ登録しておいたほうがいいかなって。自分が打ったのが本当にPfizerだったのかも確認ができました😅
Mor Prom登録にはタイ人は国民IDを使用するらしいのですが、私はChiang Mai Wallで配布された60から始まるIDを利用しました。接種当日はおそらくまだデータベースに私の接種情報が入っていなかったためか登録ができなかったのですが、翌日は問題なく登録ができました。
後でスクリーンショットを貼ってもう少し細かく情報を書く。
ワクチンパスポート
タイには物理的なワクチンパスポートも存在していて、国際旅行をするときには役に立つようです。
私はまだ入手していないのですが、アメリカ人の友人が帰省するために取得していました。
Facebookでは代行業者なども出ているようですが、基本的には自力で入手でき、料金は50THBと聞いています。
今は混雑していると聞いたのですが、そのうち私も取りに行こうと思います。
Mor Promで予約できるというのも聞いたんだけど、見てみたらPick Upはバンコク近郊のノンタブリーにある2箇所の施設しか選べず、Postal Deliveryは選べないようになっていたので、ノンタブリーに直接取りに行くケース以外はまだ整備中なのかもしれません。
終わりに:COVID-19ワクチンに対する私の考え方
最後になりますが、COVID-19のワクチン接種については色々な考え方があると思います。
相手が感染症である以上、個人の枠組みではなく人間という種としての枠組みで考えるべきだと自分は思っていますが、他の人がみんなそう考えるべきとも思ってはいません。
私の知人・友人にもワクチンは打たないと言っている人もいますし、もちろん、様々な事情で打てない人もいると思います。公衆衛生上他者に重大な影響を及ぼすというのでないかぎりは、その人達の選択や現状は尊重されるべきだと思います。
私個人は医学情報を精査できるほどの知見はなく、ただ私自身にとって健康上ネガティブな影響があったとしても結果として人間という群を良い方向に持っていけるのであれば、ワクチンは人間の取る手法としては正しいんじゃないかなと思っています。
自分と周りの人にとって最善と自分が思える選択肢を取れればいいですね。