こんにちは、くみです。
最近フィリピンでのお仕事のお話があり、真剣に就労を考えています。
しかし、行くとなるとかなり長期間になるのと、そんなに簡単に行ったり来たりは出来なさそうなのと、就労はおろか海外に住んだ事も一度もない私なので、色々と悩むところはやっぱりあり。
フィリピンもまだ行った事ないですしね。
この悩みの過程をシェアしたら、これから海外で働く事を考えている人たちにヒントになるところがあるのではと思うので、書ける範囲で書こうかなと。
一番大きな悩み
日本での生活基盤を保持するか?処分していくか?
現時点では、ここが一番大きな悩みです。
日本の住居を保持していくと、家賃や光熱費などがすっごく痛い。
向こうの物価にすると大変な事です。
でも処分していくと、今まで何十万もかけて構築した日本での生活基盤がなくなってしまう。
少なくとも帰ってきた時にまた敷金礼金用意して賃貸を借りるコストは発生しますよね(敷金礼金いらないところを探すという選択肢もあるけれど)
帰ってきた時にしばらくホテル暮らしになるだろうことも悩みです。
私にもノーアポでいきなり友人宅を訪ねて2週間居座るくらいの精神力があれば…。(←された方)
保持する場合の悩み
固定費(家賃+光熱費)の余分支出
家賃は払い続けるしかないと思いますが、せめて光熱費を一時中止できるか調べてみました。
- ガス
東京では東京ガスは一時中止ができるようです。 - 電気
東京電力は一時中止は出来ないのですが、連絡をした上でブレーカーを落としていくと基本料半分で済むプランがあるらしい。(未確認です) - 水道
水道もこの感じだと一時中止は受け付けてくれそうですね。
→水道の使用開始・使用中止(23区) | 手続き・料金 | 東京都水道局 - その他…
光熱費の他に変動固定費というと通信費がありますね。私はSoftbankとEmobileを利用しているのですが、どちらも縛りがあるから悩ましいなあ…。一時中止できても、しないのと変わらない金額がかかるようだし。思い切って解約、でなければ、一番安いプランにして維持するしかないのかな。
日本の経費(家賃とか光熱費とか通信費とか)の支払い方法
これらの日本での経費を残していくときに、収入がペソになるので『どうやって円で支払うの?』という問題があります。これはちょっと大きい問題なので、別に項目建てよう。
保持しない場合の悩み
日本に帰ってきたときの生活基盤
向こうで生活はできると思うんですけど、日本に帰ってくる時に帰る家がないというのは結構大きい問題ですよね。その時発生する費用としては、当面の住居費、新しい住まいを借りるための費用が考えられます。
下手すると成田に着いた段階で一文無しになっていたりして…
そうなるとどうやって生きて行くんでしょう私?
今の部屋は家賃も安く設備も良くてちゃんとリノベーションもしてくれてて駅も異常に近い超掘り出し物物件なので、解約するのが惜しいなあという気持ちも正直あります。
今持っている家財道具の処分
賃貸契約のみならず、家財道具をほぼ処分していかなければなりません。(船便を使って向こうに色々運ぶだけの余裕もなくて…><) また売れないものを引きとってもらう費用も結構発生するのではないかと思います。 これに対してはいくつか対処方法があります。
- トランクルームを借りる
留学経験のある方にも勧められた方法です。具体的な大きさをまだ調べていないので、どのくらいのものが保持できるのか分からないけど…。 家賃ほどではないけど、固定経費が円でかかるという問題はあります。また、日本に戻ってきた時の住居の心配は変わらず、あくまで持ち物に対する解決方法ですね。向こうにある程度行っていたらトランクルームの費用で買い直せちゃったりするかもしれない… - 処分しちゃって、戻ってきた時に家具付きのところに住む
シェアハウスとかはそうなのでしょうか?ちょっと魅力的ではある。今よりも多分家賃は上がっちゃうでしょうけど…電子レンジとか冷蔵庫とか洗濯機とか、24時間使っているわけではないから、そういう家電をシェアするのは合理的ですよね。
本当は向こうに行っている間自分の部屋をそのまま家具付きで信用のおける方に貸せればベストなんですけど、無断転貸は契約で禁止されているし、うちは大家さんと一緒に住んでいるのでそんな事をしたら絶対に分かるので、「信頼の置ける人を探す」「そして大家さんの了承を得る」という二つの事をクリアしないと無理なんですよね。
大家さんの理解を得やすいという点で肉親に住んでもらうことも考えたけど、奴は煙草を吸うので部屋を汚すし、その前に連絡が取れないのでまず無理だろうなあ… 東京中心部に出るのにとっても便利な場所なので、もし興味のある私のお友達はぜひご相談ください。
そしたら大家さんに相談してみるので…
他の悩み
海外の生活に順応できるか?
これは実はあまり心配していません。
フィリピンはタイやベトナムと違って食生活がヘルシーではないようなので(具体的には甘くてこってりしていて脂質が多くて野菜をほとんど摂らないらしい)、そこはちょっと心配ですけど、野菜を買って自炊するなら問題はないかな。
多分外国の人が「日本の納豆に馴染めるかな」と心配するレベルかな…。
治安もベトナムとそんなに変わらないならば多分やっていけると思う。
住民票を抜いていくか?いかないか?
私たちの世代はもう公的年金に期待をしていない人間がほとんどだと思うので、これは健康保険をどう考えるかで変わってくると思います。
住民票を抜いていかない場合
日本の住民票を抜いていかない、つまり国民健康保険に加入したままだと、向こうでは一旦医療費を全部払わなければいけないですが、帰国した時に60%帰ってくるのだとか。それとあと年金の積立が続けられるのがメリットですね(年金はメリットと言い切れるか最近の状況だと自信がないですが…)
そのかわり、国民年金、国民健康保険、都区民税は払い続けなければいけません。月何万にもなるのでかなり痛い。
住民票を抜いていく場合
国民年金、国民健康保険、都区民税の支払いがなくなる。
そのかわり健康保険がなくなるので、代替手段を考えなければなりません。
トータルでこちらのほうが安くなるので、今のところこっちのほうがいいかなと思っています。
代替手段としては、民間の海外保険、現地での健康保険等。クレジットカード付帯保険もありますね。
フィリピンの情報を見ていると、医療費は比較的安いらしいので、そこはちょっと安心しています。死んだりしたら輸送費高いんだろうけど…
また『金なし、コネなし、フィリピン暮らし!』によると、フィリピンの歯科には期待ができないようなので、日本でしっかり治していかないといけないですね…
金なし、コネなし、フィリピン暮らし!改訂版
志賀 和民 イカロス出版 2012-01-13 |
ペソで円の引き落としをどう支払うか(ペソを自分の円口座にどう入金するか)
これが朝から調べているんですけど、うまい解決方法が見つからない…。
円をペソに変えるのは簡単そうなんですけど。 三菱東京UFJ銀行のマニラ支店があるらしいんですけど、円口座にペソ入金できるものなのか?
【追記】
三菱東京UFJさんに確認したところ、マニラ支店のサービスは法人向けで、個人の円口座は入金も出金も出来ないし、ペソ口座の開設もできない、という事でした。ぐぬぬ
または現地の銀行の口座を開設して、ドル建てか円建てできるか確認するか…。
円建ては難しそうな印象があるんですけど、一旦ドルに直すと差損が大きそうだしなあ。
または、現地の両替商にペソから円にしてもらって、それをなんとかして(ってどうするんだろう)自分の口座に入金する…
うーん…
ベトナムドンを日本円に変えるとすごくレートが悪くなる、という話を思い出すに、ペソから円もすごくレートが悪くなりそうですね…
このあたり、なにかよい手段をご存じの方がいたら教えてください><
【追記】
向こうで銀行口座を開設する時にデビットカード機能付きのものにして、フィリピンのデビットカードから自分のPayPal口座に支払いして自PayPal口座から日本の銀行口座に引き落とす、という方法を考えました。
これだと 「フィリピンの銀行でデビットカード付きのキャッシュカードが作れるか?」 「フィリピンのデビットカードから自分のPayPalに支払いできるか?」 という二点がクリアできれば、何とか行けそうな気がします。
(PayPalは日本の個人同士の送金はできないんですが、ヘルプを確認したら海外の個人との送金はできるような事が書いてあったので、試してみる価値はあるかなと思っています。まずは銀行口座開設だなあ)
日本のような買い物ができるか?
例えばKindleとかiPadとか…もうすぐ誕生日なのにAmazonのウィッシュリストでプレゼントを贈ってもらえなくなる><!(真剣) いやまあ冗談ですけど。郷に入らばという事で、これは向こうに行ったら気にならなくなるんじゃないかとは思うけど…でも書籍も自炊しとこうと思うので、KindleかiPadほしいなあ…(今買うお金はない)
【追記】フィリピンにもAppleStoreありましたね!あと正規販売店もあるようです。ベトナム人の友達が「ベトナムで買うと偽物かもしれないから」と日本でわざわざ買っていたので、もしかして東南アジアではみんなそんな感じなのかと思っていたけど、そんなことはないようなのでひと安心( ´∀`) あとは渡航するとしたら考慮しなければいけないことの自分メモ的ですけど。
家財道具の処分
本・雑誌
選別して、いる本はひたすら自炊、いらないものは売る・捨てるですねえ…
落ち着いて自分の本棚を見てみると、自己啓発とかビジネス関係が異常に多く、なんだか『仕事が出来るようになりたい』という強迫観念がひしひしと伝わってきて怖いです。
あとこの間発見したのは2006年ころの雑誌で『なぜかいつもベストポジション!得する女の真実』とか『もっともっと「女」を楽しもう!見逃してない?本当の醍醐味』みたいなのを連続で2冊買っていて、多分この頃は自分が女としてすごく欠損しているというか女としての良い所を全て捨てているような状態なのを自覚していて、何とかしたかったのだろうなあと…。
でその結果、「女」として生きる事を完全に諦めたようです。。それでいいのか。
本とか雑誌をフラットな目線で眺めると、自分の強迫観念の種類がわかって面白い…ですよ…多分…
大きな家具
処分しなければいけないうちの家具は、
- 横150cmのデスク
- IKEAの座り心地のいい仕事用椅子
- プリンター台
- ベッド
- ガラステーブル
- ツッパリ式の天井まである本棚
- 無印良品のクリアケース(6個くらい)
- 洗濯機棚
これ全部有料で処分するとなるとちょっと大変だなあ。
IKEAの椅子とかまだまだ使えるし気に入っているので惜しい… 洗濯機棚なんかは札幌時代から使っていてサビサビなので、処分するのは構わないんですけども。
家電
- 27インチのイイヤマモニタ
- Mac mini(core i7の頼りになるやつなんですが…モニタがないとただの箱なので、MacBookAir一台に絞ろうかと思って)
- プリンター
- EeePC(貴重なWindows機なので残すかなあ…)
- 小さな卓上スピーカー
- ScanSnapS300
- 除湿機
- 布団乾燥機
- 電子レンジ
- 冷蔵庫
- 洗濯機
かかるお金
向こうにむかう時に発生する費用
- 成田空港までの交通費(2000〜3000円くらい?)
- 予防接種代(破傷風とかA型肝炎かな?一本1万〜2万円くらい)
- 海外旅行保険代
- スーツケース代(大きいのを持っていないので…100Lのほしいなあ><) 本当は船便などで荷物を送った方がいいんだろうけど…
- フィリピン情報下調べ
『金なし、コネなし、フィリピン暮らし!』の他に、定番の『地球の歩き方』と『旅の指さし会話帳 フィリピン』は買おうと思っています。
※ 追記 この記事を書いた当時は知らなかったのですが、フィリピンは地域で言語が分かれており、セブではタガログ語を使っていないのでタガログ語を覚えていっても意味はないようです。(セブの言語はセブアノ/ビサヤ語です) 指さし会話帳は一応ビサヤ語も少しカバーしているようだけど…
向こうで発生する初期費用
住居の初期費用
会社によっては部屋を用意してくれたりするらしいんですけど、今回のお話は自力で住む場所を確保する必要があるとの事。大体賃料の2ヶ月分を見る必要があるという事でした。2万ペソの住居なら7〜8万円か…><
ビザ代?
労働ビザなら、会社で見てくれるのかな。
発つ前に日本でやらなきゃいけないこと
- 郵便を止める
- 水道光熱系の手続き
- 各種引き落とし口座の残高の確認と補充
- 知人への挨拶と向こうにいる間の連絡先の伝達
- Huluの解約
- SoftbankとEmobileどうするか決める
- ドクターシーラボの定期便の解約
あと何かあったかな…
書き出したらだんだんすっきりしてきた。
例えば実家ぐらしの人とか、いざとなれば実家を頼れる人だったらここまで悩まなくて済むのでしょうけど…
冷蔵庫と洗濯機は買い直すのが大変といえば大変なんだけど、まだ買って3年目なので今売ったらお金にまだなるといえばなるので悩みます。(5年を過ぎると値段がつかないんじゃなかったかな)
大きな悩みは部屋を解約するかどうかですね…。
今住んでいるところ、本当にいいところなんですよね…><
※ この記事は『海外で働くエンジニア(or Webの人) Advent Calendar 2014』の12月1日分のエントリとして登録しています。他にも海外で働くWeb系の人たちの記事が読める予定のようなので、興味のある方はぜひ見てみてください 🙂