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30円!シーロムから路線バスで魔のドンムアン空港へ|タイ・バンコク ドンムアン空港 (1)

東南アジア:タイ
この記事を書いた人
Kumi

2014年1月よりデジタルノマド的に海外放浪生活を送っています。現在10年め。COVID-19の間はタイに留まっていました。その間に最愛の猫夫に出会ってしまう。
色んなところにちょっとずつ住んでみる、短期旅行でも長期滞在でもない感じが好き。現地SIM好き。

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こんにちは、東南アジア放浪生活1年8ヶ月めのくみです。

バンコクから台湾に小旅行に行く事になり、初めてドンムアン空港を利用しました。2015年8月の話です。

私はドンムアン空港を個人的に『魔のドンムアン空港』と呼んでいます。

  • 友達が飛行機の便に間に合わなくなりそうになってタクシーを使ったものの渋滞で閉じ込められて心労でお腹が痛くなったり、
  • 間に合うだろうと思っていたら渋滞に巻き込まれて間に合わなくて翌日新しい便を取り直すはめになったり…

とにかく向かう時に問題が発生するというか、時間に遅れるというか、そういった話をよく聞いていたからです。

私は!今回!そんな魔のドンムアン空港に勝ちました!シーロムからたった9バーツ(約30円)で到着に成功!完全勝利!v(‘∇’)v イェーイ

ドンムアン空港とは

ドンムアン空港は、タイ王国・バンコクで最初に建設された空港です。
東南アジアのハブとなり活躍しましたが、スワンナプーム国際空港が新しく開港してからはその国際空港としての座をスワンナプームに渡し国内線メインとなり、現在はLCCの増加に伴い再び国際空港としてLCC便に重宝されるようになっています。

エア・アジアなどを使う方はお世話になると思います。私は今回タイガーエア・台湾。バンコクからチェンマイなどの国内線もドンムアン空港ですね。

タイ・バンコク市内からドンムアン空港への行き方

スワンナプーム国際空港は現在のタイの国の顔なので、ちゃんと『エアポート・レール・リンク』という非常に使いやすい連絡鉄道が走っているのですが、ドンムアン空港はどうにも行きにくいんですよね…

タクシー

日本人はこの手段が一番多いのではないでしょうか。バンコク市内の各地へはメーターで200〜300バーツが相場のようです。

ただバンコク市内は時間帯によって渋滞が大変な事になるようなので気をつけてください。帰宅ラッシュとかすごいのかな…場所にもよって、スクンビットからサイアムにかけてのあたりや戦勝記念塔周りは非常に混むので注意です。

あとメーター使う使わないとかもめたりする可能性があってそれがちょっと面倒。
女一人だと面倒なことが起こる確率さらに増えるので私はタクシー嫌いなんですよね…。日本人女で倍率ドン!さらに倍!!倍プッシュだ…!

Uber

バンコクではUberも使えます。バンコク市内のUberサービスエリアからドンムアン・スワンナプーム両空港へは定額制で、uberXは500バーツ・高級車のUberBLACKは1,000バーツとなっています。お金の面で揉めないのでタクシーよりは楽だけど、そもそも高いというね。

列車

ドンムアン空港の直ぐ側には鉄道駅があるんです!

えーじゃあ何も渋滞する車に乗って行かなくてもいいんじゃん!と日本人の感覚では思ったのですが…

バンコク在住者の誰もが「鉄道はおすすめしない」というんですよね…(´Д`;) なんでもすごく遅れるからという事で…

遅れるって言ってもちょっと早く出れば、渋滞に巻き込まれるよりは…と思ったのですが、数時間レベルで遅れるとかタイ国鉄ならありえるんではないかと思えてきて(個人的にはそこまで遅れたことないんですけど…)今回はちょっと怖くて試せませんでした(´Д`;) 空港から帰る時なら時間的にあまり問題はないので、試してみようかな…
時刻表のとおりなら、ファランポーン駅から大体1時間かからずに着くはずなんですが。

あと列車は種類がいくつかあるんですが、Special Expressとかだと近いのに結構いいお値段になったはず…
タイ国鉄の時刻表によると、ファランポーン駅からドンムアン駅までは朝4時20分から夜の22時25分まで、35本の便が出ているみたいですね。そのうちSpecial Express(特急)は4本、Express(急行)は7本、Rapid(快速)は9本、Ordinary(普通列車)は14本。(残り1本は書いてない。謎です)
Special ExpressもOrdinaryもドンムアンまでなら乗っている時間はたいして変わらないので、バジェットトラベラーならOrdinaryを選びたいところですが…

バス

さて、私が今回利用したのはバスです。
道路を走るため車やUberと同じく渋滞に巻き込まれるという制約があります。また停留所に寄りながら走るので、上記2つにくらべてかかる総時間は長くなります。

私の支出の判断基準に『宿泊と交通は必要がない限りは節約する』というのがあります。ちょっと早めに出るくらいで交通費が1/15とかになるなら私にとってはそっちの方がいいかなって。タクシーと違って完全に明瞭会計なのですごく気が楽ですし。(ちゃんと運賃が書いてある乗車券をくれます)

バンコク・シーロムからドンムアン空港までバスで向かう!

さてようやく本題です。

シーロムからドンムアンまでのバスルートと番号

バンコク・シーロムからドンムアン空港までバスで行くときは次のルートがあります。

  1. シーロムからドンムアンまで直通で行く路線バスに乗る(路線番号:504)
  2. まずシーロムからチャトチャック公園まで行き(路線番号:77か177)、
    チャトチャック公園でドンムアン行きに乗り換える(路線番号:29、59、504、510)

※ 上記は2015年8月現在です。バス路線は変わることがあるので必ず最新のものをお確かめください。

Google先生によると戦勝記念塔の近くで乗り換えるルートもあるようなんだけど、そっちはよくわからないなあ(´・ω・`)

チャトチャック公園からドンムアンにエアポートバスが出ているという情報もあったのですが、今回は残念ながら未確認です (>_<)

バンコクのバス路線を調べるためのおすすめ冊子

バンコクのバス路線図、私が使っているのはDACOの『バンコクバス路線図』です。

有料ですが優れもの。Google Mapsなんかでも調べられるんですが、目の前に来たバスが目的地に行くものなのかさっと確認するにはやはり紙媒体が便利です。(1つの停留所に何種類もの番号のバスが来るし、目的地に行くのも1つではないので)

私の方針

シーロムからはよくバスを使ってるんですが、よく来る番号とあまり見かけない番号があるんですよね。

77はめちゃ本数があってよく見ます。504はたまに見るけどそうでもないかな。177は覚えている限り見た事ない…
なので体感的な頻度としてはこんな感じです。

77 >> 504 >>>>> 177

なので、
「504が来たらラッキー、そのまま乗ろう」
「77は数本見送ってみて、それでも504が来なかったらエアコンバスじゃないやつに乗ろう」
と決めました。

エアコンバスと非エアコンバスがあります

バンコクのバスはエアコンバスと非エアコンバスがあって、私エアコン好きじゃないしエアコンバスはちょっと高いしで良い事ないのでいつも見送ってるんですよね。(時間のない時は別だけど、そもそも時間に余裕のない場合はバス自体向いていませんね…いつ来るか分からないので)

エアコンじゃないやつは窓開けっぱなしで(時々ドアも開けっ放しで)、埃っぽいとかボロいとか色々言われてますけど、私は楽しいです〜。疾走感があって好き。

タイムスケジュール

乗り遅れたらしゃれにならないので、さすがに今回は時間に余裕を持って計画…
Google先生によると、シーロムからドンムアンまで渋滞なしで

  • 車なら20-30分
  • バスだと1時間半

という事。ええーそんなに違うの(´Д`;) まあいいけど…

飛行機が12:55発。
国際線なので2時間前には着いておきたいからドンムアンには少なくとも10:55には着いていたい。
バスが本当に1時間半かかるならば9時半には乗らないといけません。
という事で9時ちょっと過ぎにはバス停に立つ事にしました。9時半までには乗って11時には着くという計算だ。果たして間に合うのか。

実際:77番が何度も来たのでおとなしく77番に乗りました

やはり504が来る前に77が何度も来たのでおとなしく乗りました。9バーツ(約30円)。

シーロムからチャトチャック公園に向かう77番のバスの車内はこんな感じです。

The bus to Chatuchak

77番はシーロムからセントラルワールド・プラチナム市場・インドラスクウェア・戦勝記念塔と通り、このまま乗っているとモーチット・バスターミナルまで行ってくれるという非常に使える路線です。

実は私この日1つミスをしまして、チャトチャックまで行くって言えばよかったのに、料金回収のおばちゃんに「モーチットまで行く」って言っちゃったんですよね…
BTSモーチット駅はチャトチャック公園にあるので間違いではないんだけど…私の荷物を見てモーチット・バスターミナルに行くと思われたのか、チャトチャック公園で降りようとしたらおばちゃんにめちゃくちゃ止められました…(制止を振り切って降りました…)ごめんおばちゃん…次からはチャトチャックパークって言うね…

チャトチャック公園前でまさかの無料バス

さて次は29か59か504か510に乗換えです。ちょうど29番の赤バスが来ていたのでするっと乗り込みました。

バンコクのバスは種類が色で分かれていて、赤バスは通常9バーツのところを6.5バーツなど、料金がちょっとお安い私のような貧乏人にやさしいバスです。

そしてこの赤バス、時々無料のものがあるんです。
乗りこんでからしばらく待ってみても料金回収の人が来る気配がありません。…これは無料バスだったか!( ‘д’)クワッ

…国費を使った国民向けの福祉なので、正直外国人が無料バスに乗るのちょっと申し訳ないなと思うところはあるんですけど…、ちょっと嬉しい自分もいて…違う形でタイに還元できるようがんばります…

あれ、今検索したら2015年7月31日に無料赤バスは終了するって書いていたニュースサイトもあったんだけど、だとしたら私の乗った無料バスはなんだったのだろう…

まあタイは一度決まったとしても、色々変わりやすいんですけど…

Google Mapsを緊張とともに見つつ、降りるタイミングを図る

チャトチャック公園からドンムアン空港へは急に空いている道路になるので、バスはぐんぐんとスピードを上げて疾走します。頼もしくもあるし、また『乗り過ごしたらどうしよう』とちょっと不安にもなります。

バス利用で一番不安に思うのが『どこで降りたらいいのか』だと思います。
バス停の名前がきっちり決まってるならいいけど、…決まっているのかもしれないけど、タイ語なのでまず読めないし…有名なランドマークがあるならいいけど、そうでなかったら調べるの大変だし…

私は大体Google Mapsとにらめっこですね。
あと今回みたいな時は乗ってすぐに運転手さんとか料金回収の人とかに「ドンムアンエアポート?(に行きますかの意)」って聞いちゃえば、その後も気にかけてもらえますね。
私はさらに、近くなったなと思ったら「ドンムアン?」「ドンムアンヒア?」としつこく聞いて「まだだよ」って言われたりしてました。

地方だと英語が通じないこともあるので『サータニー(駅)』とか『サナームビン(空港)』とかを覚えておくといいかも。ドンムアン空港は『サナームビン ドンムアン』になります。タイの人優しいから多少発音が変でも汲み取ってくれる…(つД`)

このあたりで無事降りました( ´∀`)

降りたところの光景。

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時間ですが、9時半くらいにはバスに乗れて、10時半には着けました
ちょっと道路が混んでたりしたところもあったので、それでも1時間で着けたというのはなかなか良いのではないか。
これが平日夕方だったら大惨事になっていたかもしれませんが…

バス到着地点からドンムアン空港内へ

連絡通路になっている横断歩道を渡ります。

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渡ったところでまた降りて空港に入るのかなと思ったのですが、そのまま空港に入れました(入り口に気づかずに降りてしまった…)

入り口はこんなです。

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こんなの気づかないよ…。

 

 

無料バスだったりとちょっと変則的でしたが、たった30円で無事にドンムアン空港までたどり着くことが出来ました!

次回はドンムアン空港の便利な施設についてご紹介します( ´∀`)

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