遊牧民のオリンピック『ワールドノマドゲーム(World Nomad Games)』、キルギスで2016年に観戦の様子

キルギス・ワールドノマドゲーム2016

こんにちは、くみです。
2016年キルギスの地方都市チョルポンアタで、ノマドのオリンピックとも呼ばれる『ワールドノマドゲーム(World Nomad Games)』を観戦してきました。

ノマドのオリンピックと言っても、スタバで華麗にキーボードを叩くッターン音の大きさを競ったりとか、過酷な状況でテザリングしながら作業を競うとかではありません😅

遊牧民(Nomad)の大会なんです!

この大会は2年に一度開催されるらしく、2018年にキルギスで再度開催されています。(Wikipediaによると2014年が第1回目で、3年連続キルギスで行われたようだ)
次回は2020年にトルコでの開催予定ということで、この記事を書く時期を完全に見失ってしまっていたのですが、もったいないので書きます…。2018年に間に合わせられていればもっと価値のある情報だったんですが…。しくしく

画像はすべてクリックすると単体で開くので、小さかったら拡大などしてみてください!(戻るボタンで戻ってね)

※ KGS=キルギスソム、キルギスの通貨。2016年当時のレート1KGS =1.5JPYで計算しています。
現地ではсомと書いてソムと読みます。キリル文字読み。


ワールドノマドゲーム(World Nomad Games)とは?

Wikipedia(EN)によると、
『中央アジアで訓練された、民族スポーツに特化した国際的なスポーツ競技。旧ソビエト共和国であるキルギスカザフスタンアゼルバイジャンウズベキスタントルクメニスタンタジキスタンロシアの旧ソ連共和国、その他モンゴルトルコアフガニスタン米国などがこのゲームに参加』。(太字は私による加工)

World Nomad Games (Kyrgyz: Дүйнөлүк көчмөндөр оюндары, Russian: Всемирные игры кочевников) are an international sport competition dedicated to ethnic sports practiced in Central Asia. The countries taking part in those games are the former Soviet republics of Kyrgyzstan, Kazakhstan, Azerbaijan, Uzbekistan, Turkmenistan, Tajikistan, and Russia (especially Sakha, Buryatia, Altay, Kalmykia, Bashkortostan republics, etc.) as well as other countries like Mongolia, Turkey, Afghanistan and the United States.[1] The first two World Nomad Games were held in Cholpon-Ata, Kyrgyzstan.

World Nomad Games – Wikipedia

この文だけだと全然伝わらないな…

まさに『遊牧民のオリンピック』という言葉がぴったりな、モンゴル相撲あり・乗馬あり・羊の奪い合いあり・流鏑馬あり・鷹あり・犬あり(?)の、キルギスの大自然の中で行われる草原の男たちのぶつかり合いなんです!

キルギス、おじさんと鷹

こんな人におすすめです!

  • 馬が好きな人
  • 鷹が好きな人
  • 犬が好きな人
  • 流鏑馬が好きな人
  • ゲル(モンゴルの移動式住居)を見ると嬉しくなる人
  • 荒野や草原や広大な自然を見るとワクワクする人

会場の様子

会場には競技用の動物のほか、キルギス人の観光客や地元民が連れてきたっぽい鷹や馬がウロウロしています。動物好きの人は楽しい。

キルギス・馬で川を渡る人たち

馬で川を渡る地元民の人たち

馬の背に乗って観戦するお子さん

馬の背に乗って観戦するお子さん

キルギス・ドヤ顔の鷲とラクダ

ラクダの背に乗りドヤ顔の鷲

キルギス・メスの犬とオスの犬

メスのお尻をしつこく追い続けて嫌がられているオス犬

会場はいくつかあるんですが、野外の会場はとにかく自然のスケールが違い、遠近感が狂います。これぞキルギスという風景。(2020年のトルコもこういうスケール感の会場でやるのだろうか?)

キルギス ワールドノマドゲーム野外会場

キルギス ワールドノマドゲーム野外会場

雲の影のスケールがでかい

キルギス・ワールドノマドゲーム会場

羊がつながれている。競技用ではなさそうだし、食べるのかな…?売るのかな??

ドローンを持ってきている人たちもいて、ドローン羨ましかったです。自然が雄大だから楽しいだろうなあ。話を聞いたらどこかのメディアと言っていた。

ワールドノマドゲームにドローンを持ってきている人たち

競技関係者やスタッフの人たちのために、組み立て式住居のユルタが立ち並んでいます。
これは私が泊まったユルタ(→ 『満天の星を見ながらリアルノマドな気分に浸ろう、キルギス・ベルタムユルタキャンプ宿泊レポート – Kumi-Log』)とは違って、観光客用ではない地元用のリアルユルタですね。

ワールドノマドゲームの野外会場に立ち並ぶユルタ

すごくキルギスっぽいユルタの写真。お気に入り。

キルギスっぽい、チョルポン・アタ ワールドノマドゲームのユルタ

建てているところも見かけました。
元々遊牧民用の移動住居だから、こういう時便利なんだな。

ワールドノマドゲーム会場で建てている最中のユルタ

2018年に行われた競技

Wikipedia(World Nomad Games – Wikipedia)によれば2016年は23競技だったワールドノマドゲーム、2018年は37に増えたようです。(ちなみに2014年の初回は14種類)太字は2016年にあったもの。

  • Alysh:Martial Arts Sports (Traditional Wrestling)
  • Armwrestling
  • Ashyrtmaly Aba Gureshi
  • At Chabysh:Horse Racing
  • Burkut Saluu:Traditional Hunting
  • Byshty Zhorgo
  • Dalba
  • Distance Shooting Archery
  • Endurance
  • Er Enish:Horse Competitions
  • Flat Racing
  • Goresh:Martial Arts Sports (Traditional Wrestling)
  • Great Nomad Wrestling
  • Gushtini Milli Kamarbandi
  • Gyulesh:Martial Arts Sports (Traditional Wrestling)
  • Horseback Archery
  • Kazakh Kuresi:Martial Arts Sports (Traditional Wrestling)
  • Kok Boru:Horse Competitions
  • Kunan Chabysh
  • Kurash
  • Kyrgyz Kurosh:Martial Arts Sports (Traditional Wrestling)
  • Mangala:Traditional Intellectual
  • Mas-wrestling:Martial Arts Sports (Traditional Wrestling)
  • Mongol Bokh
  • Ordo:Traditional Games
  • Oware
  • Pahlavani
  • Sambo
  • Ssireum
  • Sumo
  • Taigan Zharysh
  • Toguz Korgool:Traditional Intellectual
  • Traditional Archery (Korea)
  • Traditional Archery (Kyrgyzstan)
  • Traditional archery (Turkey)
  • Tug of War
  • Zhorgo Salysh

なるほど分からん!

説明を訳そうと思ったんだけどさすがに書ききれない…
気になる方は公式サイトをご覧ください。→ All Sports|World Nomad Games 2018
公式サイト(と開催期間中は公式アプリ)の説明を頑張って読んだらどんな競技か何となく分かるようにはなっているはず。写真もあるし。

2016年ワールドノマドゲームのWikipediaによると2016年は以下の競技もあったようなんだけど、名前が変わったのかな。中央アジアのスポーツよくわからない。2018年と重複を見落としているものもあるかも。

Jorgo salysh / Kunan Chabysh / Cirit / Aba kurosh / Chong at chabysh / Hiking shooting/Horseback shooting / Mass bow range / “Undok”, “Chyrga” / Dalba oynotuu

2016年に一番金メダルが多かったのは、開催国のキルギスタン。2番めトルクメニスタン、3番めはカザフスタン・ロシアと、あからさまに地の利が出ていました。まあ国によって参加する競技がバラバラなので。
日本も実はレスリング系で参加していたんですが、メダルが取れなかった国はWikipedia上のリストに乗っていないのだろうか…?

2016年見た競技で記憶に残っているのはボールの代わりに死んだ子羊を奪い合ってゴールに入れるというもので、そのボール代わりの子羊は勝者が食べるんだとか。よくぶつかる事で肉が柔らかくなって美味しいということだった…。これ動物愛護団体から抗議来ないのかな。

多分これだ。→ Kok Boru|World Nomad Games 2018 

競技場がとても広いので肉眼ではよく見えないのですが、

キルギス・ワールドノマドゲーム屋内会場

モニターが用意されているので、ゴール近くのもみ合いなどがよく見えます。
最初ボールが何か分からなくて、
「…羊?」
「えっ、生きてるの?本物?」
「まさか…イミテーションでしょ?」
と、ゲストハウスで知り合って一緒に観戦していた人たちとザワザワしました。

キルギス、羊を投げ入れる競技の様子

ゴール前の接戦。

キルギス、羊を投げ入れる競技、ゴール前の接戦

屋外の競技場では流鏑馬(ホースアーチェリー)があったり、犬のかけっこがあったりと、雄大な自然の中でほのぼのと楽しめました。当時バスを調べなきゃいけなかったりで行くのがちょっと大変だったけど、屋外競技の観戦はおすすめ。

キルギス・ワールドノマドゲームのアーチェリー キルギス・ワールドノマドゲームのアーチェリー

西洋人顔の謎の団体。装束がかっこいい。キルギス人は日本人と同じモンゴロイド系の顔なので、西洋人顔は目立つ。
背中に『Magyar-Turan』と書いてあった。検索してみたらハンガリーの団体っぽいです。

キルギス・ワールドノマドゲーム、謎の団体。ハンガリー人?

レースに出る犬さん、しっぽがくるんとなってかわいい。ぜひクリックして拡大してみて

キルギス・ワールドノマドゲーム、ドッグレース

飛び跳ねてる犬さん、かわいいのでぜひクリックして拡大してみて

キルギス・ワールドノマドゲーム、ドッグレース

ワールドノマドゲームのチケットの値段

ワールドノマドゲームの中で、有料チケットがいるのは開会式と閉会式です。
2016年はそうだったし、2018年も公式サイトを見たところ同じだったみたい。

2018年の開会式のチケットは400〜4,900 KGS(約600〜7,350円)、閉会式は350〜3,800 KGS(約525〜5,700円)だったようですね。

競技はすべて無料で見れました。
ちなみに、開会式も閉会式もオンラインで中継されます。私達はゲストハウスで見ていました。

ワールドノマドゲームの開会式をオンラインで見る

ビシュケクからチョルポン・アタへの行き方

2020年は会場がトルコだそうなので、この情報どこまで役に立つかわかりませんが…😂
チョルポン・アタには、ビシュケクからマルシュートカ(マルシュルートカ、乗り合いバン)で行けます。

チョルポン・アタ(英:Cholpon=Ata)はキルギス語で『Чолпон-Ата』と書きます。
キリル文字なので慣れないとすんなり読めないが、上記の文字を書いてあるバンを探そう。(チケットはバスステーションの窓口で買います)

2016年のチョルポン・アタ行き運賃はビシュケクから280KGS(約420円)でした。
走行距離が260kmちょっとなので、すごい安い。

ビシュケクからチョルポン・アタまで行くマルシュルートカのチケット

期間中に泊まったチョルポン・アタの宿

すでに記憶が定かでないのですが、期間中は『Apple hostel』 と『Guest house on Akmatbai-Ata 29』に泊まりました。

私が予約した時はApple hostelのドミトリーベッド1台で15USDだったのですが、今見たら7USDになっている。きっとワールドノマドゲーム期間中は値段が上がるのではないだろうか。
西洋人が多かった記憶。

Guest house on Akmatbai-Ata 29は現在オンライン上の予約サイト上での扱いが見つからないので、もしかしたら廃業したか、今はネット上の予約を受け付けていないのかもしれません。
キッチンがあって住みやすいゲストハウスでした。

観戦を便利にするアプリ

ワールドノマドゲーム期間中は公式アプリがありました。
開催が終わると見れなくなっちゃうみたいだけど…。
iOS版はまだ見れるかな??(手元に最新OSのiOS機がなくて確認できず)

World Nomad Games 2018

World Nomad Games 2018

Kamalov Erzhan無料posted withアプリーチ

 

『world nomad games』で検索するとストアにでてきます。
2020年のものはトルコが作るんだろうか…?

次回のワールドノマドゲームは2020年トルコ開催

次回は来年トルコですね!

キルギスは雄大な自然が素晴らしかったけど、トルコはどういう会場になるのかな〜。
見に行けたらいいな。

キルギス・ワールドノマドゲーム 他の写真

他にもいっぱい写真を撮ったので、その一部をギャラリー形式でお見せしますね!
クリックすると単体で開きます。

ラクダさんもかわいかった。おめかししてたし、観光用に来てたのかな??

キルギスの男の子はまだ小さいうちから馬に乗るんですね。乗っている姿をちょこちょこ見かけました。

私も鷲をとまらせてもらいました。有料で160KGS(約240円)だったけど、正直言い値だと思う。
爪が獰猛なのでカバーを付けるんですけど、それがちょっと重かった。

キルギスで、鷹と私

いろんな出店が出ていて、お土産ものを見るのも楽しかったな。

謎帽子が好きです。ウズベキスタンでもかぶったな。

長丁場なので、レストランもありました。ユルタの中で食べるスタイル。楽しい。
カラコル名物アシュランフーとパンとお茶で80KGS(約120円)。安い。

はあーこの記事を2018年の開催前に書けていれば、、、会場がトルコに変わるとは、、、
将来またキルギス開催になってこの記事が役に立ちますように〜!🙏

関連記事

キルギス関係の記事は、他にもマナス国際空港についてやキルギスSIM記事ユルタ泊など書いているので、ぜひ見てみてください〜。まだまだ書かねば…。
Category: 中央アジア:キルギスタン – Kumi-Log

キルギスはまだまだ英語が通じにくいので、キルギス観光はビシュケクで知り合った元青年海外協力隊の日本人の方が運営している、日本語の通じる旅行代理店『NH Tabi Company(キルギス現地旅行会社)』がおすすめです!
『Kumi-Logを見ました』と伝えてもらえると嬉しいです〜。(バックマージンとかは特にないが)

 

 

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キルギス・ワールドノマドゲーム2016