世界の物価と生活費チェンマイ

タイ・チェンマイの物価と生活費(2018年)

タイバーツ(THB) 世界の物価と生活費
この記事を書いた人
Kumi

2014年1月よりデジタルノマド的に海外放浪生活を送っています。現在10年め。COVID-19の間はタイに留まっていました。その間に最愛の猫夫に出会ってしまう。
色んなところにちょっとずつ住んでみる、短期旅行でも長期滞在でもない感じが好き。現地SIM好き。

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こんにちは、くみです。
タイの中でも人気の北部の都市・チェンマイの物価について紹介します。

チェンマイは街もこぢんまりしていて落ち着いた雰囲気で、その割におしゃれなカフェやレストランなどが多くかなり暮らしやすい都市です。
リタイア後に住んでいる日本人や西洋人も多く、最近はデジタルノマドの拠点の一つとしても人気ですね。
物価が安い割にご飯などのクオリティが高いのも、人気の原因の一つだと思います。

チェンマイの住:1ヶ月以上住むなら個室2万円以下くらいで借りられます

まずは住環境のコストですね。
2014年にチェンマイでアパートを借りてみて、日本やフィリピンと違っていて驚いた事が色々あります。

チェンマイでアパートを借りた時の事については、こちらの記事に詳しく書いています。
1ルームStudioタイプ、ダブルベッド(ツインも選べました)、なんと湯船付きで1ヶ月5,500THB。

なので、1ヶ月以上居るつもりならQOLの面でもチェンマイでは部屋を借りちゃったほうがよさそう。

この間お風呂に行った北花庵は1ヶ月15,000THBとチェンマイの中では高いほうだと思うけど、+3000THBで毎日大浴場が使えるなら、東京で部屋を借りることを考えたら安いですよね。(コンドミニアム部分もうちょっとちゃんと調べてくればよかったな。チェンマイにいる間にもう一度くらい行こうかな)

宿も安いのですが、この間タイ全体で違法ゲストハウスに査察が入ったらしいので、今後どうなるかなあ。
私が見た限りでは、

  • ドミトリー:80〜300THB
  • 個室:400〜600THB

くらいで泊まることができます。(ハイシーズンとローシーズンで違いはあるかも)

この間、他の人の記事で『なんでドミトリーなんか勧めるのか、自分は絶対に泊まりたくない』って書いてあったのを読んだんですけど、私は別に苦じゃないし、他の国の人も使っているし、そんなに悪いものじゃないですよドミトリー。
私は効率的なものが好きなので、水回りが他の人と共用で、寝るだけのスペースなら贅沢しなくてもよくて、それでコスト削減が出来る、っていう感覚が好きです。だからカプセルホテルとかもすごく好き。まあ人それぞれですけど。

▼今私が泊まっているゲストハウス。ドミトリー200THBで朝ごはんが付くのは嬉しいです。朝ごはんしっかり食べたい派なので、毎日朝ごはんが出てくる暮らしはQOL高いです。これも宿暮らしの良いところ。

Airbnbもいいんですけど、あれってホスト側で設定できる金額が最低1泊10USDからでその上にAirbnbの手数料が乗るので、東南アジアだとたいていドミトリーよりは高くなるんですよね。だから私みたいにドミトリーに抵抗がない人間は東南アジアで使う機会がいまいちない。個室を探す時の選択肢の一つとしてはありだと思います。

Airbnb的には微妙だと思うけど、短い期間Airbrbを通して泊まって、長期間の宿泊についてはホストと直接交渉をするという人もいるみたいですね。

[aside type=”normal”] Airbnbはタイで違法なので言及するべきではないとFBでコメントを頂きましたが、違法な状態のリスティングを運用する事が違法であって、Airbnbの宿泊利用自体は違法ではないですし合法のリスティングもあります。(ライセンスなくとも30日以上のRentは合法らしく、その意味でも長期滞在を前提に書いているこの記事から削除しなければいけないという事はないはず)
短期での違法物件を予約すれば摘発のタイミングで予約キャンセルの可能性もありますが、それも含めて自己責任で利用するサービスという認識です。
この記事の主旨とは関係がないのでこれ以上は割愛します。[/aside]

[box class=”pink_box” title=”チェンマイの住まとめ”]

  • 賃貸は安く、Studioタイプ1ヶ月3,500THB程度からあります。一人なら2万円(約6,000THB)以下で十分見つかる。
  • ゲストハウスも安いので、ドミトリーなら1ヶ月6,000THB以下、個室でも12,000THB以下で住めます

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チェンマイの食:日本食もローカル並みの驚くべき安さ

チェンマイは食にも恵まれている都市ですね。
特に日本食が目を疑うくらい安くて、日本食がないと生きていけないタイプの人にも優しい都市だなあと思います。

モノにもよりますけど、一品50〜60THBとローカル食並みの値段で、えっなんで?という気持ちで一杯になります。バンコクなら多分150THB以上はするよね…

チェンマイのお好み焼き

日本人の方が営まれているお好み焼き、なんと50THB

焼肉をお腹いっぱい食べても安い。どうなっているんだ。
この間、友達とチェンマイホルモンに行って

  • 生ビール2杯&大瓶ビール1本&酎ハイ1杯&ワイン1杯
  • やみつきキャベツ
  • 牛タンネギ塩
  • 厚切り牛タン
  • カルビ三種盛り合わせ
  • ホルモン三種盛り合わせ
  • サムギョプサルセット
  • にんにくホイル焼き

を頼んで992THB、一人496THB≒約1,650円でした。
日本で食べたら3倍、バンコクで食べても2倍はするだろうなあ。

旧市街の中は観光エリアなので、このクオリティで70THB???高すぎない?みたいなご飯屋さんもあるんですけども、私の気に入っているローカルご飯屋さんはカオカームー35THBで満足な味だったりと、クオリティと値段が結構バラけている印象ですね。

カオカームー

ローカル食のことも安いからって見下している人がたまにいますけれども、ローカルの人のご飯をそんなふうにしか見れないなら早く日本に帰ればいいのにって思います。(まあ私もフィリピンご飯についてはあまり人のこと言えないけど…)

栄養バランスはまたトピックが違って、日本でも外食ばかりだとなかなか野菜が取れないのでそれはタイに限ったことではなくて。ただ中国の経済飯みたいなベジタリアンのぶっかけご飯がタイにもあるので(チェンマイにもあります)、野菜不足はそれで補えるんじゃないかな。

良くも悪くもタイは外食文化なので、油分を取り過ぎになるみたいなのはどうしてもあるよねえ。キッチンの付いているアパートやコンドミニアムも少ないし。私はたまにゆで卵とトマトときゅうりをパンに挟んで塩ふったのだけにしたり、炊飯器を買って野菜と鶏のスープを作ったりします。

茹で野菜をお腹いっぱい食べる、とかはどうしても自炊でないと難しいもんね。あとはスーパーの野菜サラダコーナーとか?(この間Kad Suan KaewのTOPSのサラダ売り場で焼き野菜を売ってたのを見ました。おいしそうだったな〜)
西洋人も多く訪れるのでおしゃれオーガニックビーガンレストランとかも色々あるけど、日常使いっていう感じじゃないしな〜、それなりに値段もするし、毎日はちょっとね。

食の予算は完全に人によると思うんですけど、個人的な感覚としては1日200THB、もう少し贅沢をしても(2日に1度は飲みに行くみたいな)、1日300THBくらいで満足した食生活を送れるんじゃないかなあと思います。ストイックにしたら1日100THBでも行けるかもしれないけど。

[box class=”pink_box” title=”チェンマイの食まとめ”]

  • ローカルご飯は35THB程度からあります
  • 日本食も安くて、一品50〜60THB程度であります

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チェンマイのカフェ:居心地よくておしゃれで安いカフェがいっぱい

色んな人が書いている通り、チェンマイはカフェ天国です。
ほんと回りきれないくらいカフェがあってちょっと歩いたら3つくらいカフェに当たるし、雰囲気が良くて居心地の良いカフェがほんと多い。

▼My Mapsいまいち更新しきれてないですが… Googleさんもっと使いやすくしてほしいな〜💦

これはチェンマイだけではなくてバンコクでもそうなんですけど、タイのカフェの価格帯って大体3つに分かれます。

ローカルのカフェが雰囲気悪くて美味しくないかというと、必ずしもそうではないんですよね。
私がよく通っていたシーロムのローカルカフェは居心地よくてコーヒーも美味しくて35THBと安くて、店員さんも優しいし水もいつも無料でついでくれて非常に良かったです。

チェンマイでもTCDCの前にあるローカルのカフェがお気に入りなのですが、雰囲気がめっちゃ良くて、ケーキの品揃えも充実していて、コーヒーもなかなか美味しくてアメリカーノ30THBとかです。

OWL Coffee & Bakery

もちろんアメリカーノが90THBや100THBする高いカフェもあると思うんだけど(スターバックスもありますし)、チェンマイでは60THBくらいで充分おしゃれで居心地よくておいしいコーヒーが楽しめるので、無理に高いカフェを選ばなくてもいいよな〜と思います。
ローカルカフェ探訪楽しい。

[box class=”pink_box” title=”チェンマイのカフェまとめ”]

  • アメリカーノ30〜60THBくらいで良いカフェたくさんあります

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チェンマイのワークスペース

デジタルノマドに必要なワークスペースですけれども、チェンマイはそのあたりも充実しているらしい。
らしい、というのは、私がコワーキングスペースとかあまり行かないタイプなので、あまり詳しくないのですが…

私が行ったことがあるのはこんなところかなあ。

  • TCDC チェンマイブランチ
  • Wake Up 
  • CAMP at MAYA

CAMPは(私が行った時は)ネットが1レシート2時間制限で長居がしづらく、場所も旧市街からちょっと遠いのであまり行ってないんですよね。行くならTCDCかなあ。
他にもコワーキングスペースあるらしいんですけど、今の所TCDCで満足してるからな〜。

TCDCはバンコクと共通で年間1,200THB、チェンマイだけなら年間600THBととても安いです。
AIS DCとも共通で使える。

周りの人が真剣な感じなのがいいですよね。カフェのリラックスした雰囲気も好きですけど。

[box class=”pink_box” title=”チェンマイのワークスペースまとめ”]

  • チェンマイだけなら年間600THBでTCDCに通えます

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チェンマイの交通

チェンマイ内の交通はだいたいこんなところでしょうか。

  • ソンテウ(乗り合いトラック):一人30THB
  • タクシー・トゥクトゥク・Grab
  • レンタルバイク・レンタル自転車(Mobikeがおすすめ)
  • バス

バンコクのバスほどではないけれど、交通機関はどれもまあまあ安く、旧市街周りで暮らす限りは交通費もそんなにかからないのではないかと思います。

私のおすすめはシェアサイクルサービスのMobike。
現在キャンペーン中なのか、1ヶ月150THBで乗り放題です。
このサービスずっと続いてくれればいいな〜。

チェンマイ(というかタイ)のモバイルインターネット

通信費も、1Mbps固定で良ければモバイルインターネットが半年600THB・1年1200THB(つまり1ヶ月あたり100THB、約335円)でUnlimited・使い放題なので、タイはかなりそのあたりの費用が安く住む国だと私は思ってます。
(1Mbpsが不足なら4Mbps・6Mbpsのプランもあります)

そこかしこに無料のWi-Fiがあるので、モバイルインターネットにそんなに速度を求めることもないかな〜と思うし。

チェンマイの物価・その他諸々

あとは物価ってなんだろう。医療費とかかな…病院に行ってないから分からないな〜🤔

あっ大事な事忘れてた、マッサージは他のタイの都市と同じくとても安いです。
最安値1時間120THB、普通のマッサージ店の平均は1時間200THBかな。
私のおすすめはお寺でのマッサージ。

洗濯に関してですが、街なかにコインで動く洗濯機があちこちに設置されています。
安くて10THB・高くて30THB、大体は20THBってところかな。
ランドリーも1Kg40THBで見かけました。

水はコンビニエンスストアで1.5L10THB前後で買えますし、水の自動販売機なら1L0.5THBとか1THBとかかな?

服なんかも他のタイの都市と同じく、かわいい服が日本に比べるととても安く手に入ります。
これは今日買ったワンピース、350THB(約1,170円)。

チェンマイで買ったワンピース350THB

350THBって服一着の値段としてはタイだと高めの方だけど、まあワンピースだからね。
他にもロングスカートを220THBで買いました v😄v

チェンマイの物価・まとめ

生活費って、大きな部分は住と食ですよね。チェンマイはその2つに関しては非常に住みやすい都市だと思います。
安いだけじゃなくてQOLが高くなる街だよね。

私だと住1日200THB・食1日200THBで1ヶ月12,000THB、それにマッサージを週2回行って(チップ込で1回200THB程度として)+1,600THB。
時々飲みに行ったりしても、1ヶ月15,000THB(約5万円)くらいで暮らせるかな〜。
ホテル個室だとこの値段では無理かもしれないけど、前述の通り部屋を借りてしまえば個室派の人も充分これ以下の予算で暮らせるんじゃないかなと思います。

チェンマイも実は物価はじわじわ上がってきているみたいで、去年カオソーイやさんで10THBだったタイティーが15THBに値上がりしていたりしたんですけど、でもご飯屋さんのタイティーが10THBっていうことの方がそもそも安すぎなので、20とか30になってもあまり驚かないかな。
最近チェンマイで部屋を借りようとしていないので、賃貸の値上がりなんかに関しても私はちょっと疎いのですが、現状が非常に安いので多少値上がりしても不思議はないですよね〜。3,500THBって言ったら1万2千円以下だもんな。

2014年に初めてチェンマイに来た時、ドミトリーの同室だった年上の台湾人人妻に『チェンマイで1ヶ月500USDは使いすぎ。私はタイ語教室の授業料を含めて1ヶ月300USD以内で暮らしている』とバジェットマウンティングを受けましたが(笑)、お酒を飲まずご飯の贅沢もしない人ならそれくらいで暮らせるのかもしれないです。

2014年にもチェンマイの生活費については記事を書いているんですけど、いまいち面白くないのでこの記事どうしようかな。

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