こんにちは、くみです。
最近知人がBluetoothヘッドセットを買ったので、私も欲しくなって、Amazonで人気でかつ安いのを買ってみました。
しかし。確かに通話は出来るんですが、音楽が聞けません。
そして英語のアプリの発音も聞けない。Skypeもできない…
色々調べたところ、Bluetoothのプロファイルが音楽に対応してないそうなんです。
…プロファイルってなんだ。
そう、Bluetoothヘッドセットのプロファイルの知識を何も持たずに、買ってしまったのです(´Д`;)
※この記事は2011年に書かれたもののため、情報が古くなっています。特に具体的な人気商品などについては、Amazon等でご自分で検索してみてください。
この記事はAmazonの商品説明及びメーカサイトを参考にして書きました。
もしプロファイルやそれ以外の記載で技術的な誤りがありましたらご指摘いただけると助かります。
Bluetoothヘッドセットのプロファイルとは
「音楽聞けない!なんで?」と必死になって調べ、ようやくプロファイルの事を理解しました。
Bluetoothのプロファイルとは、『Bluetoothで通信する際に使用される、機器の種類ごとに策定されたプロトコルの標準
』なのだそうです。
ざっくり言うとプロファイルとは機器の特性に合った通信手順とそれに対応した設定の定義で、それによって出来る事出来ない事が決まってくるんですね。
わたしが買ったヘッドセットは、”通話のプロファイル”には対応していたけど”音楽のプロファイル”には対応していなかったんですね。
自分メモも兼ねて、ヘッドセットのプロファイルをまとめておきます。
※Bluetoothには様々なプロファイルがありますが(Bluetoothプロファイルの一覧 – Wikipedia)、ここではヘッドセット関係のみまとめます。
Bluetoothヘッドセット・プロファイルの種類
通話のみのプロファイル
HSP(Headset Profile)
PC・携帯電話 – ヘッドセット間などで用いられる、音声入出力を行なうためのプロファイル。
HFP(Hands-Free Profile)
携帯電話 – ヘッドセット間などで用いられる、電話の発着信や通話を行なうためのプロファイル。
HSPとHFPはセットになっていることが多いですね。
※定義はBluetoothプロファイルの一覧 – Wikipediaより引用
音楽も聞けるオーディオ対応プロファイル
A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)
デジタルオーディオプレイヤー – ヘッドフォン間などで用いられる、ステレオ音質のオーディオデータをストリーミング配信するためのプロファイル。
AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)
デジタルオーディオプレイヤー – リモコン間などで用いられる、操作対象デバイスをリモコンからリモート操作するためのプロファイル。
※定義はBluetoothプロファイルの一覧 – Wikipediaより引用
音楽が聞きたかったらこれらのプロファイルに対応してないといけなかったんですね。
前はBluetoothのヘッドセットではiPhoneの曲送り・曲戻し(=AVRCP?)は(iPhone側の理由で)対応してなかったらしいんですが、iOS4.1で対応になったとの事。
(iOS:iOS デバイス対応の Bluetooth プロファイル※Appleサイト)
オーディオ対応プロファイルではどこまでできるのか?
Skypeは使える?アプリの音声は聞ける?
A2DP対応なら音楽は聞けると思うんですけど、Skypeは使えるのか?英語のアプリの音声は聞けるのか?ちょっと分からない感じです。
Skypeやアプリの音声ははたしてオーディオ扱いなのだろうか?
電機店に行って店員を問い詰めたのですが、「プロファイル」という単語を出した時から店員の顔が険しく目が泳ぐ感じになって、「音楽ならヘッドセットで聞けますよ、大丈夫です」という言葉を繰り返すばかり。Skypeとかアプリの事を聞きたいんだよー。分からないなら分からないって言ってくれればいいのに!
ぐぐるとSkypeでは使えないという情報は出てくるのですが、やっぱり実機で確かめないと納得できない。
こりゃもう人柱になるしかないなーと思っていたのですが…
よく考えたら、うちにもう一つBluetoothのヘッドセットあった!!( ´∀`)テヘッ
両耳タイプなのですが、ちょっと重かったのと通話でノイズが入ると言われてお蔵入りになっていたのでした…!確か音楽も聞けたはず!これで確かめればいいんじゃん。
コレ↓
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説明書を見たら、確かにA2DPに対応してる!これで確かめられるぞ。やったね
A2DPプロファイルを実機チェック!
というわけで試してみたところ、
- 英語アプリ(30日TOEIC単語)→聞けた!やった!
- Skype→音が出ない(´;ω;`)
Skypeはやっぱりだめみたい、、、パソコンのSkypeならできるのにね;;これはSkypeの都合なのかしらAppleの都合なのかしらSoftBankの都合なのかしら・・・
ちなみにiPadでも試してみたのですが、英語アプリ(Real英会話)やピアノアプリでも音が出たのに、Skypeは出ませんでした…
同じIPフォンアプリのViberではどうなんでしょう。試す機会がないのですが気になります。
というわけで、現状はSkypeでは使えないという残念な結果ですが、音楽や英語アプリが聞けるのは電車とかで非常に役立つので、欲しいなあと物欲を募らせています。
結構高額なヘッドセットでもオーディオプロファイルに対応していなかったりするので、買うときは注意ですね。
BTヘッドセットの違いはプロファイルだけではなくて、マルチペアリングに対応してるかどうかとか、Bluetoothのバージョンはいくつかとか、コーデックはどうかとか様々な違いがあるので、あくまでもひとつの参考として。そもそも通話が出来れば十分!っていう人もいるだろうし、そこは自分のニーズを把握して、ですね。
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