放浪していて思うこと

海外放浪している理由1:世界中で住みやすい都市を見つけたい

放浪していて思うこと
この記事を書いた人
Kumi

2014年1月よりデジタルノマド的に海外放浪生活を送っています。現在10年め。COVID-19の間はタイに留まっていました。その間に最愛の猫夫に出会ってしまう。
色んなところにちょっとずつ住んでみる、短期旅行でも長期滞在でもない感じが好き。現地SIM好き。

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こんにちは、くみです。
私が海外を放浪している理由のひとつに『世界中で、住みやすい都市を見つけたい』というものがあります。
理由というか、これは目的かな。

最近、私のミッションとして公言することも増えていたので、改めて記事にしてみます。

日本にいた時は、典型的な海外旅行のイメージしか持ってなかった!

日本に住んでいた時、海外にほとんど出たことのなかった私は、海外といえば典型的な日本人の海外旅行のイメージしか持ってなくて。

ツアー旅行でこそないですが、4泊5日で10万円前後の予算1泊1万円前後のホテルに泊まり、味も値段も外国人向けのレストランで名ばかりの現地料理を食べ、観光地だけ巡って日本に帰る。
こんな形で海外で暮らし続けるなんて、ちょっと無理ですよね。

ドミトリーはもちろん、バックパッカーというものの存在も知らなかったなあ…

初めての海外居住、だけど物価が安い印象はあまり無かった

私の初めての海外長期滞在はフィリピンでの事業立ち上げにジョインした時で、セブとマニラに1年3ヶ月住みました。

以前記事にも書いたとおり、フィリピンってある程度の生活水準で住もうとするとそんなに生活費は安くないんです。仕事をしていたせいもあるし、地方都市ならまた違うかもしれないけど。(一応マネージャだったので、下についてくれた子たちに日常的におごるのが当たり前だったし…それがフィリピンの文化なので。まあしない人もいますけども)

家計の中で大きな部分を占める家賃も、マニラとセブは高くて、私が探した時は大体月5万円(当時の為替レート)から。頑張って探してようやく3万7500円(同)の部屋が見つかるくらいで。
(もちろんローカルの人向けにもっと安いアパートやベッドスペースはあるのですが、先進国から来た外国人がそういうところに住むのは治安上かなり勧められない事のようです。私は「1週間立たないうちに聞きつけられて強盗に入られるよ」と言われました。)

東京で住んでいた1Kの家賃が5万円だったので、フィリピンで家賃に月5万円払うなら東京とあまり変わらないなあ…って思っていたんです。現地採用扱いだったので、収入は日本で働いていた時の1/2以下になってたしね。

放浪を始めて気が付き始めた。お金の価値が日本と違う

驚いたのはフィリピンでの仕事を退職し、タイに渡ってからです。
友達が「ここバンコクなら月6万円で生活できますよ」と誘ってくれて、少しの間バンコクで過ごすことにしたんです。(そのまま今に至るんですけど)

フィリピンでは月10万円かかっていたので、最初は半信半疑だったんですよね。
だけど本当で、大都会バンコクだからむしろ少し高いくらいで。月予算5万円でも毎日ビールを飲んだりカフェに行ったりマッサージに行ったり、生活レベルを落とすわけじゃなく、むしろ日本にいる時よりも楽しめる
国と都市によっては生活費を月3万円くらいまで抑える事もできるという事が、放浪生活を続けるうちに分かってきました。

お金の価値が日本に住んでいた時と違うなー、って。
バックパッカーをしている人には当たり前のことだと思うんですが、普通の日本人の価値観しか知らない私には本当に驚きでした。

具体的に言うと、例えばタイのチェンマイなんですけど、あそこは私の考えが変わった場所のひとつです。
びっくりしたポイントは『気軽に部屋が借りられる』『外国人にとっても楽しみがたくさんある』というところかな。
住居費もドミトリーなら1泊500円程度からあるけど、ドミトリーが嫌な人でもアパートの個室を1ヶ月1万5千円(4,500バーツ)程度で借りられる。

チェンマイで借りた部屋

私がチェンマイで月5,500バーツ(現在のレートで18,230円)で1ヶ月借りた、湯船付きのワンルーム。

物価が安いから文化的じゃないかと言ったら全くそんな事なくて、小洒落たカフェがたくさんあるし。落ち着くお寺もある。ナイトマーケットも楽しい。温泉まであるんですよね!そりゃ日本人リタイア組も多くなるわ。

チェンマイのカフェ

チェンマイにはこんな小洒落たカフェもあります

私はお酒を飲むし、作業のためカフェに通うのでそれでもお金を使う方で、チェンマイのゲストハウスで知り合った40代の既婚台湾人女性はタイ語学校の費用を含めて1ヶ月300USD以内に収めていると言っていました。(彼女によると月5万円は『使いすぎ』なんだそうです…)

カンボジアも驚きだったな〜。行く前はプノンペンとシェムリアップ(アンコールワット遺跡)しか知らなかったから、暮らすなんてイメージ全然なかった。ビーチリゾートで約50円で生ビールを飲んで暮らせるなんて想像もできなかった。

世界には、暮らしやすい都市がたくさんあるのでは?

それで、思ったんです。
私が知らないだけで、外国人としても暮らしやすい、こういう素敵な都市が世界中にあるんじゃないか?』って。
日本人があまり知らない、経済的にも生活しやすい都市を見つけていきたいな、と思うようになりました。そういう都市を見つけて、紹介していきたいなって。

もちろん、住むのが安いからというだけではなく、『自分が今まで経験したことのないものに触れたい』という好奇心も大きいです。
初めての海外旅行、タイ・バンコクのスワンナプーム空港のセブンイレブンで、自分の見たことのないものが自分の見たことのない通貨で売られているのを見た時のあの興奮は、今でも覚えています。
しばらくそれから、飛行機に乗っている時に地上を見ては『もしここで墜落して不時着したら、私の見たことのない街があって、私の見たことのない文化があって、私の見たことのないものを私の見たことのない通貨で売っているんだろうか』とずっとドキドキしていたくらいです。
ああいうときめきを見つけていきたい、という気持ちも大きいのかもしれない。

私の暮らしやすい都市の基準としては、客観的に説明できる項目はこんな感じです。

  • 物価が安く
  • 治安も悪くなくて
  • 食べ物も美味しく
  • ネットもある程度速くてデータも安く
  • 生活を楽しむ要素もある(カフェとか、ビーチとか)

だけど、何よりも『暮らしていて幸せ感のある都市』ってあるなあと感じていて。私にとってはカンポットやマラッカがそうなんですけど。
幸せ感はスペックではなく空気感のようなものなので、どの都市にそれを感じるのかは人によって違うかもしれませんが、最大公約数はあると思うので、自分の感覚に従って発掘していきたいと思っています。

暮らしやすい都市の情報を共有したら、他の人の人生にも役立つのでは

日本にいた時、私は海外でこういう暮らしができるという事を全く想像もしていなかったので、
私が海外の都市の情報やライフスタイルを色々共有することで、人生に悩んで少しだけ立ち止まりたい人や、勉強などの自己投資をしたいけど経済的に難しくて悩んでいるという人にも貢献できるんじゃないかな、と思うようになりました。選択肢を増やす手伝いができるかな、というか。

例えば、日本で一人暮らしで3ヶ月仕事をせず、英語の勉強をしたり別のスキルを磨いたり、イラストやアプリなどの制作物を作ったりするのって結構な金銭的負担だと思うんです。諦めてすぐに被雇用の口を探す人もいると思う。

でも生活費が月5万円で、なおかつ生活レベルが日本にいる時以上に保てるなら?
自己投資の時間が日本にいる時よりも確保しやすくなりますよね。外国にいる事で、英語を使ったり非日本人と会話をしたりという刺激もあるし。(もちろん病気や怪我をした時のリスクや滞在ビザなど、色々気をつけることはありますけど。個人的には1〜3ヶ月なら気にするようなリスクは少ないと思う)

もちろん、海外で暮らすという部分で、順応性の有り無しみたいな適性はあると思うけど。
みんなにとってベストな選択肢というわけでは、もちろんないです。日本で暮らすほうがいいという人ももちろんいると思う。コストの面だけで言えば、実家ぐらしや地方で十分かもしれない。
放浪生活の適性という点では、私はかなり異常値な方だし…

でも私はずっと全然知らなくて、32まで海外に出なかったことが今考えるとかなり悔しいくらいなので…、
この暮らしを始めたことで自分の人生の幸せ感が別人になったくらいかなり変わったと私は思っているし、
自分が感じていること、楽しさ、良かったこと、また生活を易しくするための知識や情報をシェアするのはきっと誰かの役にも立つんじゃないかなって信じています。

『住みやすい都市を見つける』というアクションから生まれた将来の希望もあって。
それはまた別の記事に書きますね〜。

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