こんにちは、くみです。
海外滞在で避けられないことの一つが『現地通貨を手に入れる』。
私は空港の記事では必要なこととして3つリストアップしてますが、現地通貨(キャッシュ)を手に入れるのはその中の一つです。(例えば:キルギス・ビシュケク マナス国際空港、現地通貨・SIM入手や市内への行き方)ちなみに他の2つはSIMと移動です。
日本から数日旅行に行くだけだったら簡単なんですけど、長期滞在となると色々とコツが必要になってきます。今回は自分のために現地通貨を手に入れる方法とそのメリット・デメリットをまとめてみます。
手段1.日本円をキャッシュで持っていく
まずは王道、日本円をキャッシュ(現金)で持っていく。
- レートが良いことが多い
- わかりやすい
- 現金を持ち歩くリスクがある
- 物理的に限度がある
- 日本円が人気のない地域もある
- 両替所を探して行かなければならない
現金両替はレートがいい反面、現物を持ち歩くリスクはあります。(以前ホーチミンで数十万円を持ち歩いていた人が盗られたと聞いて、えっそんなに持ち歩くことある?って震えました…)また物理的にも限度があります。私みたいに何年も日本に行かない…ってなると、日本円のキャッシュなんて当然もう持っていない。
また東南アジアではメジャー通貨として扱ってもらえますが、日本円?なにそれ?という地域もあります。(両替できなくはないけどUSDやEURのようなメジャー通貨と比べるとレートが悪かったり)
両替所に実際に行かないといけないのもだるい。両替所によってはレートが悪いのもストレスです。ホテルとか空港とか。
短期旅行におすすめの手段です。
あと海外に長くいる人に日本円を現金で持っていくと両替に使えるので喜ばれたりします。
手段2. クレジット・デビット・プリペイドカードでATMからおろす
王道その2。
- 現金を持ち歩く必要がない、必要なぶんだけ入手できる
- カードの紛失や不正利用リスクがある
- 為替手数料が高く、長期間では割高になる
- ATM手数料が割高の国もある(タイなど)
クレジットカードでキャッシングして繰り上げ返済すれば手数料安く済むのかな?
デビットやプリペイドを使えばクレジットカードが不正利用されたりATMに吸い込まれたりするリスクを減らせます。まあデビット・プリペイドが不正利用されてもめんどいんですが…
しかし外貨為替手数料が高くて、大体3%~4%かな?
短期滞在ならいいんだけど、一年ずっと海外にいると、例えば生活費で100万円使うとすると3~4万円は外貨為替手数料になるので結構ばかにならない。
WISEだと為替手数料が大体1%以下程度だったのでWISEのデビットカードおすすめです。(手数料は通貨の種類によります)
手数料はWISEのウェブサイトで調べられます。USDからだとJPYより安いな。
ATMからおろす時は為替手数料の他に1.75%+70円のATM手数料がかかるんですが、月に2回、合計3万円分まで無料です。
手段3.現地銀行口座へWISEから送金
私が現在タイでやっているのはこれ。WISEという金融サービスを使って外貨から現地通貨に換えて現地の銀行口座に送金するという手段です。
WISEの紹介記事はこちら。
現地銀行口座を作ることが必須になります。信用できる現地の友人がいたらそちらに送金してもいいかもだけど、多額だと税の申告のときに問題になったりするのだろうか?
- 手数料がかなり安い
- カードの紛失リスクが低い、万が一吸い込まれても現地銀行のATM用カードなら再発行も容易(タイの銀行はカードレスの引き落としがアプリでできます)
- 銀行口座を作るのがハードル高い
WISEの中で外貨(JPYやUSD)をTHBに変換し、それをタイの自分の口座に送金し銀行のATMから現地通貨をおろすという流れになります。
WISEは送金手数料が大変に安いので、私の中ではコンスタントに安く現地通貨を手に入れられる方法として現在重宝しています。
USDからTHBに変換するときに大体0.6%、JPY-THBだと0.8%ちょっとかな?WISEのTHBから自分のタイの銀行に送金するときに31.70THBかかります。(送金額によって変わってくるかもしれない)
他の国のアクティブな銀行口座を持っていないのでタイでしか試していないんですが、ジョージアとかでもできるのかな?
この方法だとクレジットカード等がATMに吸い込まれたりスキミングされたりするリスクも回避できます。タイだとカードレスでアプリでおろせるので、ほんとストレスがなくなってよかったです!
あと外国のカードでおろす際の現地ATM手数料も回避できます。タイだと一回220THB(約850円・2023年3月時点)もかかるのでバカにならなくて…
現地の銀行口座を作るというのがハードル高いですが。
タイバーツは東南アジア圏で比較的強いのでラオスに行くときもレート良く両替できますし、
周辺国の両替所ではまず扱ってもらえますし、タイ国内でUSDを買ってもそんなにレート悪くないので世界最強のUSDのキャッシュが容易に手に入れられるので、タイは個人的におすすめできるなと思っています。
タイの銀行口座、私は教育ビザで作れましたが、このあたりは条件流動的なので銀行に相談してみてください。観光ビザで作れる時代もあったそうだが…
もちろんアメリカやユーロの銀行の口座が作れればそれに越したことはないだろうけど。
現地通貨を手に入れるために:日本を出る前にあったほうが良いもの
長期で海外にいるとなによりリカバリー策がいくつかあったほうがいいので、上記に挙げた方法を併用するといいと思います。
- 現金
- 国際ATM対応のクレジットカードやデビット・プリペイドカード
- WISE
むかーーーしはトラベラーズチェックとか聞いたことがあったんだけど、今はもう使われていないのかなー。
RevoultというWISEの競合サービスも気になるので、日本に戻ったときにアカウントを作りたいなと思っています。
WISE+現地銀行口座の組み合わせができるようになる前は現地採用の友人に日本円を送って現地通貨をもらうということをしてました。しかし相手が日本円必要ならいいけど、そんなに必要でもなかったらいちいち頼むのも迷惑になるし、1・2回ならいいけど長期間お願いするのも申し訳ないので、代替手段が見つかって良かったです。
日本から来る人に現金を持ってきてもらうのも、人によっては嫌がったり怪しんだりしてこちらの信用が低下したりするので…お金周りのことって難しいですね。