こんにちは、くみです。
ラオス旅行のコストについて書きますね。(他人の旅のコストって面白いですよね)
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9泊10日・ラオス旅行のコスト
4月1日から10日まで、9泊10日の間使ったお金です。ノーンカーイでの出費は入っていません。米ドル換算レートは2014年5月現在。
トータル:2,285,000Kip(約283USD)
- 宿泊費:495,000Kip(約62USD)
一泊あたり55,000Kip(約6.8USD) - 交通費:428,000Kip(約53USD)
ビエンチャン〜バンビエン〜ルアンパバーン〜パークベン〜フエサイ、その他レンタルサイクル・トゥクトゥク等。 - 飲食費:873,000Kip(約108USD)
一日あたり10USDちょっと。
内ビールとラオラオ 232,000Kip(約29USD)毎日3ドルくらい飲んでたのかと思うと飲み過ぎだな… - 観光:105,000Kip(約13USD)
拝観料、チュービング等。 - マッサージ・サウナ:259,000Kip(約32USD)
薬草サウナ2回、マッサージ4回。 - 通信料:20,000Kip (約2.5USD)
7日間有効、400MB分のモバイルインターネット。SNSやGoogleMapならこれで十分。 - その他(雑貨、お土産など):105,000Kip(約13USD)
ビアラオTシャツは20,000Kipでした。
9泊10日で約3万円。日本国内で考えたら安いのかな。私はもうタイの物価で考えちゃうのでちょっと高いと思ってしまうのが何とも…。(半月分の生活費以上…チェンマイなら節約すれば一ヶ月暮らせるかも)
お酒とかご飯とかマッサージとかを節約したらもっと安くなりますね。マッサージ行き過ぎた。チェンマイの方がクオリティよくて安いな。
通信費を抑えたのはちょっと誇らしげ。
ラオスのモノの値段の例
旅の中で目にしたラオスのモノの値段を書いてみます。
10,000Kip≒1.24USD/126円(2014年5月現在)。
飲み物
- 水 600ml:3,000Kip
- ラオコーヒー:5,000Kip〜15,000Kip
- フルーツシェイク:7,000-15,000Kip
ビール
- ビアラオ 大瓶(630ml):底値10,000Kip
- ビアラオ缶(330ml):底値8,000Kip
食べ物
- うどん:15,000Kip〜
- ラープ(名物のひき肉料理):大体35,000Kip〜(街中のレストラン)
- カオニャオ(もち米):8,000Kip〜
- サンドイッチ:10,000Kip〜
マッサージ
- マッサージ:50,000〜100,000Kip/1h
- 薬草サウナ:15,000〜30,000Kip
買いもの
- Tシャツ:20,000Kip
- SIMカード:10,000Kip〜15,000Kip(ノーチャージ)
レンタル
- レンタルサイクル1日:10,000〜15,000Kip
物価の感想:ラオスは物価が高いなあ〜
全体的に、ラオスは物価が高いと感じました。安いのはビールとラオラオだけ。
桁が大きいせいでしょうか?バーツは桁が小さいから、40バーツと言われるとなんだか安い気がするものなあ。
でもほとんどのものが10000Kip以上で、日本円に換算したら125円以下のものがあまりないということなので、東南アジアの価格帯から言ったらちょっと変だなと感じます。食事も一品35,000Kipとか、そりゃ日本からしたら安いけど、一品140バーツ??Php200??高くない??とか思ってしまうのです。
タイでは5バーツとか10バーツで買えるもの色々あるけど、ラオスで1,000や2,500で買えるものほとんど見なかったしなあ。日本だって30円で買えるものあるのに。
なぜラオスの物価は高いのか?を考える
私の仮説です。
1. 全てが二重価格になっている
ラオス人向けの価格と外国人向けの価格がある。
拝観料などは分かるのですが、食べ物なんかは全てのお店が外国人向けに高くする、という意識を共有しているものかな?ちょっと考えにくいんだよなあ…
ただ今回私が行った場所は全て観光地なので、ありえるかも。バンビエンなんて外国人向けのものしかないし。
ルアンパバーンで唯一、レタス巻のおやつを買った時に1000Kipで、初めて1000Kipでモノが買えたので、もしかしてこれが地元価格?と感じました。
2. インフレで値段が急に上がっている
他の人のブログを見ていると、4年前と比べると価格が2倍になっている、というのがざらにあります。マンゴーは1Kg10,000だったのが20,000になってたり。
しかし、ラオス人の所得ってそんなに急激にあがってたっけ?ラオス人がインフレにあえいでいるという話も聞いた事ないし(私がないだけかもだけど)、GDPから言っても、もっと安くないとおかしい…
インフレで国全体の物価が上がっているというよりも観光で拓けてきて外国人向けの値段を高くしていると考えた方がしっくりくるかな。(あと昔のブログでもラオスはモノが高いと書かれていました。)
3. ラオス人は自給自足の生活をしており”販売しているもの”は全て外国人向け、なので高い
これは地球の歩き方に書いてあったのかな。これは納得です。飲食店は外国人ばかりで、ラオス人はほとんど見ませんでした。(ホテルのバーとか、裕福そうな人が使っていましたが、それが国民のスタンダードとはとても思えません)
ほぼ全ての商業活動が外国人向けだから外国人向けの値段。交通と飲食と宿泊はかなり当てはまる気がします。例えばタイだと朝は豆乳が屋台で6バーツでたくさんのタイ人が買っているんだけど、ラオス人向けの1,500Kipくらいの何かなんて、レタス巻きくらいしか見なかった。もしかしたらラオス人が行くところにはあるのかも?少なくとも私が今回行動した範囲にはなかった。
4. ラオスには大規模製造業がほとんどなく、生活必需品でも輸入品になり高くなる
これも地球の歩き方に載ってたのかな、これも納得です。ミニマートという小さな商店に入って色々見てみたのですが、お菓子や日用品など、ほとんどがタイや他の外国からの輸入品でした。そりゃタイより高くなるわ。ラオス人は休日タイまで買い出しに出かけることもあるとか。
国内唯一?の大規模製造業がLBC(LAO BREWERY CO,LTD)のビアラオとLBCが作っている清涼飲料水なのだそうで、確かにビアラオはシンハーやチャーンよりは安い。
ただラオスは農業国なので、これは飲食店にはあてはまらなさそうですね。農産物は安いはずだもんね。
ラオスの物価が高くなる要素のまとめ
要素としては、
- ラオス人は自給自足の生活をメインとしており、購買活動にあまり参加していない
- 観光が活発化しており外国人旅行者が年々増えている
- LBC以外に大規模な製造業がなく、商業製品はほぼタイなど外国からの輸入(国民の職業のメインは農業)
こんな感じ?これらの要素が上で挙げた4つの仮説のように絡み合って今の状況を作っているのかな。
オランダ病では?というご意見もTwitterで頂いて、私はこの概念あまり詳しくないのですが、ラオスは元々製造業発展してないしなぁ。ただ『天然資源の輸出で通貨高が進み、当のラオス人は農業&自給自足なのであまり影響を受けていないけど観光客は直撃されてる』というような事も、確かに考えられるのかも。
観光地としてちょっと心配なラオス
タイやベトナムと比べると…
私は二重価格はあって当然だと思うし(観光資源は特に)、お金を落として行くのは物価の高い国に生まれて物価の差で楽しませてもらっているので当たり前と思うのですが、ラオスはタイやベトナムという観光大国に挟まれているわけなので、タイより割高感があったらよほど観光資源が魅力的でないと人が減って行っちゃうんじゃないかな、と感じます。
ラオスの良さは人が素朴なところ…?ほんとに?
ラオスの良さは「何もないところ」「人々がガツガツしておらず素朴なところ」と聞いていました。
しかし前者はともかく、後者はそうでもないんじゃないか、という印象を今回受けました。
バンビエンの橋で私にマニーと絶叫してきた少年もそうだし、ルアンパバーンの托鉢でおばさんにもち米などを押し付けられて「マニー!マニー!」と言われた時のがっかり感は鮮烈でした。確かにホーチミンやニャチャンの市場に比べたらルアンパバーンのナイトマーケットはのんびりしていたけど…
観光地じゃないところに行けばいいのかなあ。しかし、観光地じゃないところをうろうろできるほど私のさすらいスキルがまだ高くないなぁ。
それでもまたラオスには行ってみようかなあ
私にとっては、それでもビエンチャンの薬草サウナとメコン川のほとりでまったりするのは魅力的なので、そのためにまたビエンチャンに行きたいなあとは思います。ビール安いしね!
ルアンパバーンは一緒に行ける彼氏か夫ができたら…、今度は雰囲気のいいメコン川ほとりのテラス付きの宿で豪遊?する!ラープも食べる!><(一品が高かったので今回結局ラープは食べずじまい…)
これでラオスの記事はおしまいです。
次は今いるチェンマイのことについて書く予定です。
▼これかっこいい…ちょっとほしい。
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