こんにちは、くみです。
2014年にフィリピンの仕事を退職し、なんとなくタイに渡って始まった海外放浪なんですけども。
続けているうちに、自分でもやろうと思っていなかったのに実現した貴重な体験がいくつもあります。
放浪してたらこんな事が人生で起こったよ、というのをシェアしたら放浪ライフに興味を持つ人も出てくるんじゃないかと思い、リストアップしてみました。
以前書いた海外ノマドの正直な収入の記事に、知らない人から『3年めまでにこれくらいは行けよ』みたいなコメントを付けられてちょっとひねくれていたんですけども。
考えてみたら私は稼げてないわりにこんな楽しい思いを色々してるので、別によかったかな〜と思います。もちろん生活できるくらいにはお金は必要ですけど。
放浪うっかり体験とは
普通の旅行の場合、目的地とそこでやる事や見たいものをざっくりでも決めてそのために日程を調節して旅立つ、という形になると思います。
時間・場所・目的がある程度Fixされていて、それに向かっていくイメージですよね。
海外放浪生活していると、用事がちょこちょこ入ることはあるんですけど、基本は滞在ビザや人と会う用事だけで動くので時間も場所もフレキシブルです。当初計画してない事でも、面白そうだな〜と思ったら先の予定が入ってなければ気軽に足を伸ばすことが出来ます。
自分が知っている範囲だけで暮らしているとなかなか入ってこない、現地にいると入ってくる情報や機会って実はかなりたくさんあります。知らないところでフラフラと暮らす海外放浪生活だと自分が想像もしていなかった貴重な機会にうっかり出会うっていう事が増えるんですね。
それが放浪うっかり体験です。
東南アジアノマドライフ
チェンマイでうっかり瞑想修行体験
2014年のチェンマイ滞在。その前、バンコクで1ヶ月ほぼ生まれて初めてのゲストハウス暮らしをしていた時に、チェンマイに行ってきたという台湾人の女の子から瞑想修行体験について聞いたのでした。
それまで瞑想なんてしたこともなかったし、そんな修行ができる施設があるなんてそのとき初めて知ったんだけど、なんか面白そう!と思って、その後チェンマイに行く機会ができた時にお寺にメールを送ってみたのです。いや〜貴重な機会でした。
旅行でチェンマイに来ても、瞑想修行って日数もかかるし、ここに時間を振るのってなかなか難しいですよね。
放浪生活をしていて良かったです。
うっかりバンコク長期滞在
バンコクに住んでいた日本人の友達が、部屋を借りたまま日本に一時帰国するというので、しばらく部屋に住まわせてもらっていました。どれくらいだろう…。3ヶ月はあったと思うんですけど。
思いもかけずバンコクロングステイ。ほぼシーロムで引きこもっていたので特にバンコクに詳しくなったということはないですけど。
うっかりラオス縦断の上、スローボートに2日乗ってタイ入り
初ラオス、あれは2014年の4月かな?
どうやって情報を得て決断したか全然覚えていないのですが、ビエンチャン〜バンビエン〜ルアンパバーンと縦断して、そのままスローボートでタイ入り。
多分現地(ラオス)で知ったんだと思うけども。
バンビエンとルアンパバーンもそのとき初めて存在を知ったと思う。バスの手配のリストなどでメジャーな行き先を見ていて、それで調べてみて決めたんじゃなかったかな。完全なる成り行き。
スローボートも、ルアンパバーンでチェンマイへの行き方を調べていて知ったっぽいです。
ラオスから川を経由してタイに入れるなんて日本にいた時は全く聞いたこともなかったけど、現地に行って知ることってたくさんありますね。
日本に帰る便とかが決まっていると、新しい選択肢の情報が入ってきてもそれをなかなか取ることが出来ないけど、未来が決まっていない家なし放浪生活はどこに行っても自由なのでめっちゃ楽です。すごい楽しい。
マラッカにうっかりロングステイ
フィリピンに旅行で戻ったあと、シンガポール経由でマレーシア入りして。
なぜマラッカに寄ろうと決めたのか覚えていないのですが(『深夜特急』の影響かな?)、確か最初はマラッカ滞在1週間くらいの予定だった気がします。
マラッカの街の空気感が自分の好きな感じで、ゲストハウスで仲の良い友達(ロングステイしている西洋人)が出来たこともあり、そのままずるずると50日くらい居ちゃいました。
そしてそこで出会いがあって、次の目的地がパンガン島に決まります。
うっかり最高ビーチ生活・パンガン島
マラッカで出来た友達の友達がパンガン島に住んでいて、おすすめのビーチやバンガローなどを教えてもらえたので、そのままマレーシアからパンガン島へ。
私それまでパンガン島の存在を知らなかったんです。フルムーンパーティのことも知らなかった。
まさか1日150THBでビーチ徒歩10秒のバンガローに滞在できて、目が覚めたらすぐに美しい海で泳げる環境がタイにあるなんて。
このパラダイス感、未だに私の中ではビーチ滞在経験一位を占めています。
だって1泊約500円ですよ、いくら水シャワーとはいえ。それですぐ目の前が海!クッソきれいなビーチ三昧!世の中どうなっているんだ!
パンガン島は人間模様がちょっと面白いというか…、
50〜60代の男性3人が朝からHow to 絶頂会議をやっていたり色々面白すぎるのですが、基本みんな自立した紳士なのでそのへんイヤなことはあまりありませんでした。
あと私は犬やネコとばかり遊んでいました。
ミャンマーでうっかり世界遺産・バガン
ミャンマーへは友達に会いに行ったんです。
バンコクにいる友達が共通の友達に会いにヤンゴンに行くというので、私も便乗して。
バンコクの友達は勤め人なので数日過ごして帰っていったんですけど、私はすぐに帰るとビザ代と移動費がもったいないノマド暮らしなので、そのまま滞在してングエサウンビーチとかに行ってみたりしていました。
そうこうしていたところ、『ミャンマーにいるならこの都市は行っておいたほうがいいんじゃない?』という情報をいくつか頂いて、その中の一つが世界遺産・バガンだったんです。
いや〜私観光にあまり興味がないから、世界遺産とかも調べてなくて…、ふらっと行ってみて、度肝を抜かれました。
なんやーこの光景!!
まるでRPGに出てくる光景のような…(という例えが悲しい現代人)
似たような経験として後でうっかりウズベキスタン・ヒヴァに行ったことも出てくるんですが、たいして知りもしなかったのにうっかり世界遺産に立ち寄ってしまう、というのが海外放浪生活の怖いところです。
日本で働いていたらなかなかこういう機会作れないよね…
うっかり電気も水道もネットもない島で夜光虫・シアヌークビル
シアヌークビル自体、なんで行ったのか理由をあまり覚えていないんですけども。
シアヌークビルに滞在している中で、ボートトリップで小さい島に寄ったんですね。
それで、その島に泊まろうと思えば泊まれるらしいこと、宿泊コストもそこまでは高くないこと、なんといっても『電気も水道もネットもない』という事を聞いて、えっなにそれめっちゃ面白そう!と思い、その島・コタキエフ(タキエフ島)を開拓することを決めました。いや〜あれは良かったな〜。
生まれて初めて、海で光る夜光虫を見ました。空にも満天の星、海にも輝く光で、こういう光景がこの世に存在しているのは奇跡だなあ、と思った。
こういう島って日本の情報にはあまり載ってないですよね。載っていてぎりぎりロンサレム島とかだよな〜。
西洋人旅行者はそのへんすごい貪欲だなあと思います。やはりこういうところを見つけるなら英語の情報なのだなあ。
うっかり台湾原住民のお祭りに参加し、台湾一周、その後地方都市で1ヶ月ステイ
ちょっと時期が前後しますが、2015年の夏。
同じく放浪生活を送っている友達が、台湾の原住民族のお祭りがあるから誰か行かない?とFBにポストをしていました。
日本で働いているときだったら、行きたいけど時間の都合がつかないかも…と思って諦めたかもしれないけど、そこは海外放浪暮らし、気になるのはコストだけです。
という事で、台湾の原住民族・阿美族のお祭りに行って、みんなでお家にお邪魔してお酒をごちそうになったり、阿美族の人の家に泊めてもらったり。お友達もできました!いえ〜い。楽しかった〜!
えっ…ブログ記事?うん…
ごめんなさい…
なんか写真も食べ物と犬とネコの写真ばっかりで、肝心のお祭りっぽい写真がなかなか見つからなかった…
その時は、なんか分からないけど急にやる気が出て、台北・花蓮・光復・高雄・台南・台中と台湾の有名都市をグルっと回ったのでした。(後日台東にも行きました)
また、これは全くの別ルートで、フィリピン時代お世話になった方のお友達の台湾人とパラワンで知り合ったのですけど。その方が恆春という南の都市に部屋を持っていてそこに1ヶ月住んでいいよと言われたので、真に受ける能力が高い私は行ってきましたよ(`・ω・´)
旅行で数日行くのと1ヶ月くらい住んでみるのとでは、都市の見せる顔ってやっぱり違ってくるので、そのへんが経験できるのもノマド暮らしの良いところだな〜って思います。
インドでBitcoinを交換し、うっかりインド人の友達ができSIMを手に入れる
他の人に持ちかけられた企画で、Bitcoinを外国で対面で交換してみよう!というのがありまして。
Mycelium WalletのMarket Place機能で探して、インド人に会ってルピーとBitcoinを交換してきたのです。
私そのときチェンナイ入りで、不幸にもSIMが買えなかったんですけれども。
このBitcoinerのインド人のひとがすごく親切でいい人で、私がSIMなくて困っていたので、彼のSIMをくれたんですよね。
その後アグラで合流予定だった日本人の友人に「インド人と友達になってSIMを手に入れました!」と言ったら「意味が分からない」と言われました。
インド人と・友達になって・SIMを手に入れました。
一生の内、何度使うか分からない文章です。こういう時やはりインド人という言葉の持つパワーの強さを感じます。
中央アジア放浪(2016)
キルギスの草原でうっかり羊の解体を見る
そもそもキルギスに行くことになった理由自体が『インドからどこに安く行けるかスカイスキャナーで見ていたら、たまたまキルギスが片道1万6千円くらいと安かったから』といううっかり理由なんですけど。
最初は首都のビシュケクにいて、なんかゲストハウスで知り合う人がみんなカラコルというところに行くっていうから、いいところなのかな?と思ってカラコルに行ってみたんですよね。
それで最初はゲストハウスに泊まっていたんですけど、そこのスタッフの子の親戚がホームステイを受け付けているというので、民家に泊まるの面白そうだなと思って行ってみたんです。
そしたらたまたま親戚の集まりみたいな行事があって。
私も連れて行ってもらえて。
そしたらそれが草原のど真ん中の家で。
なんか分からないけど羊を一匹〆て。
みんなで解体を始めたんです。
えっ…
ちょっと…
いくらキルギスだからって発生イベントが遊牧民過ぎない?
さすがに解体の写真は自重しますが…(というか、なんか色々申し訳ないかなと思ってあまり撮っていない)
男たちは皮を剥ぎ肉をさばき、女たちは川で腸を洗います。私も腸洗いに参加しました。
あっ草食動物の腸ってこうなってるんだーって…、草がウンコになる過程を直に見ることができました…
いやー…なんというか…
こんな経験、したくてもなかなか出来ないと思うので…、ほんと幸運でした…
羊は…みんなでおいしく頂きました…
キルギスではユルタ(モンゴルのパオみたいな遊牧民のテント)にも泊まったんですけど、これはうっかりというより泊まる気満々で探して泊まりました。
これもね…記事に…書くよね!
うっかり遊牧民たちのオリンピック・Nomad Game観戦
遊牧民たちのオリンピック・Nomad Game。
中央アジアを中心とした国々が、遊牧民族の誇りをかけて、子羊をボール代わりに投げあったり鷹や犬を操ったりして戦います。
…聞いたことあります???
私は正直なかったです。
ふらっとキルギスに寄ってみなかったら、それがこの時期じゃなかったら、存在を知らずに人生を終えるところでした。
これは、馬に乗った競技者が本物の子羊の死骸を(いやまだ生きているんだったかな…?)ボール代わりに奪い合い、ゴールに投げ入れて点数を競う競技です。
…本当だよ!
本当にあった話なんだ…
ま、まあ、キルギスに住んでいるか海外放浪しているかでないとなかなか経験できない、貴重な体験でした。
しかし、キルギスすっごく雰囲気が…すごく良い…自然のスケールがでかい…
うっかり青の都サマルカンド・ウズベキスタン
えっとですね、ウズベキスタンに行くことになった理由は、山口の誇るウズベキスタン起業家の重村先生がタシケントにいらっしゃる時期だったので…
遊びに来てください!と言われて、じゃあ遊びに行きますね〜!と言って、本当に遊びに行っちゃったんです。真に受けて。真に受けるスキル高いです私。社交辞令を私に言わないほうがいいですよ。
あと他にも日本時代の友達がたまたま協力隊でタシケントにいたので、友人が2人も同時にいるならこれは会いに行くしかないだろうと。
ウズベキスタン行くのそんなに大変じゃなかったですよ、キルギスから約1700円で行けました。
それで、目的が人に会うことだったのでウズベキスタンではノープランだったんですけど、協力隊の友達が誘ってくれて、日帰りで青の都・サマルカンドにうっかり行くことになりました。
…。
…これ、絶対『ここに来るのが一生の夢』の人がいるような場所だ…。
『友達の住んでいる街に遊びに行ったら、日帰り旅行で誘われたのでノリで行っちゃいました!』
で来るところじゃないぞ…。
カッパドキアも多分そうだと思うんですけど、旅行で来ようと思ったらお金もかかるし日数もかかるから、すごく調整して一生に一回とかの機会で来れる場所だと思うんです、多分…。
なんかついでみたいに来ちゃって…ありがたみがない来方ですみません…。
か、海外放浪していたら、サマルカンドいつでも来れるよ!
うっかりヒヴァ遺跡・ウズベキスタン
同じくウズベキスタン。
ウズベキスタンでは、旅行者が立ち寄る都市は大体タシケント・サマルカンド・ブハラ・ヒヴァだと聞いて。
それで、ヒヴァはタシケントから遠いこともあってなかなか行けないところだと聞いたので、まあ時間に余裕もあるし見てみるかと思って列車でふらっと行ってみたんですね。
どう見てもRPGの世界やろ2回め!!
非日常感しかない…。
非日常マップに投げ込まれました。
あと泊まったゲストハウスでなぜかパーティをやっていて(確か息子さんの誕生日とか割礼祝とかそんなだったかな?)、しがない旅行者の私がなぜか宴の末席に加えて頂きました。
この雰囲気でコカコーラがあるのがシュールだな…
もしかしたら世界一周している人とかも同じような経験をしているかもしれないですね。
放浪という括りでは同じ枠だもんな。
うっかり中国入り、シルクロードのスタート地点・西安へ
ウズベキスタンからカザフスタン経由でまたキルギスに戻ったんですけど、その時すでに10月になっていて。
中央アジアって夏はめっちゃ暑いんですけど、冬はめっちゃ寒くなるんですよ。
東南アジア装備しか持っていない私がいて生きていけるところではないです。サンダルとか正気か。
なので『一刻も早く戻らないと寒さで死ぬ…!』という緊張感で、東南アジアへの帰路を探したんですけど。
確か、カザフかキルギスからタイに飛ぶのと、カザフからウルムチに抜けて西安に飛んで西安からバンコクに飛ぶのと、コスト的に同じくらいだったんです。
…コストが同じなら、行ったことのない所に行けるルートのほうが絶対得だって思いません?
というわけで、うっかり初中国入りすることになりました。
まだなんにも記事に書いてないけど、西安楽しかったな!(ネット環境と大気汚染以外は)
あと私シルクロードリテラシーゼロで全く知らなかったんですけど、西安ってシルクロードの出発地点だったんですね。知らずにうっかりシルクロードを逆走してしまった。浪漫のない人間ですみません…。
ヨーロッパ放浪(2017)
行くつもりがなかったのにうっかりカッパドキア
これね〜…
カッパドキアに行くために頑張っている人に、すごく申し訳ないのだが…
ほんと行く予定なかったんです…
ジョージアで会った知人が車でヨーロッパを通り抜けるっていうから、面白そうだなと思って乗せてもらって…
それでたまたま通っただけなんや…
うっかりカッパドキア、この記事を書こうと思ったきっかけなんですけど。
トルコ・カッパドキアってどう考えても『よし、次の旅行はカッパドキアに行こう!』と気合を入れて、お金もスケジュールも調整して行くところじゃないですか…
ドライブインの延長みたいな『あれっここどこ?なんか栄えてるから休憩しようか』みたいな気持ちで、なんかたまたまカッパドキア来ちゃった、とか、そんな人生になるとは思っていなかった…
そういう意味ではヨーロッパの都市、結構な割合で『うっかり来てしまった』感が強いんですよね。
書いたらきりがないけど、ブルガリアもハンガリーも今回寄ろうとは思ってなかったもんな。
ほんと放浪生活楽しいです。
ドイツの田舎でうっかりホームステイ
ドイツではベルリンで友人何人かに会って、そのあと以前那覇で知り合ったドイツ人が住んでいるのでライプツィヒに来てみたんです。
その友達が(その時点では、ゲストハウスで少し話して連絡先を交換したくらいでそこまで親しかったわけでもなかったのに)なんだかすごく親切な人で、彼女の家にずっと泊めてくれて、あまつさえ(って日本語のチョイス合ってる?)彼女の実家に一緒に連れて行ってくれたんですよ…
ドイツの田舎で、人んちの実家で3食ワイン付きとか…
本当にすみません…
すっ…すごい良かった…
あああー私も外国人の友達にこういう経験を提供できる実家だったらなあーーーー
もちろん、働かざる者食うべからずなので、私もりんご収穫とかじゃがいも収穫とか手伝いました。とはいえ微々たる労働ですが…
ウィーンでうっかり本場ホテル・ザッハーのザッハトルテ
まさか自分が、ウィーンで本場ホテル・ザッハーのザッハトルテを食べる人生になるとは思っていなかったです…
なにこれ…『いつかウィーンでホテル・ザッハーのザッハトルテを食べたい…』って思って生きてても達成難しくない?
私そもそも自分がヨーロッパに来れる人間になるとも思ってなかったしな…
元々ジョージアには行きたかったんですけどね、
そこからウクライナに行ってみようかな〜と思ってたら知り合いの方の車に乗せてもらったのでトルコ通ってヨーロッパ通ってウクライナに行って、
そこからどうしようかな〜って思った時に何人か友人がいるからそうだドイツに行こうと思って、それでなんとなくポーランド〜ドイツと来て、
まあせっかくだから(?)チェコとオーストリアにも行ってみようかと思って、ふらっと来ちゃったんですよね…
なんかね、陸路あまり高くなかったし…
いやーもうほんと…
リモートとかノマド生活で私より稼げる人ほんとたくさんいると思うんだよ…
放浪生活しないともったいないよ…
経験を価値観の最上位においた場合に、やらない理由がない。世界一周と違って別に帰らなくてもいいし。
本場のミュンヘンでうっかりヴァイツェンビア
オーストリアからドイツに戻って、フランクフルトにインドで知り合った人がいるので会いに行こうと思っていて。
ルート上にあったのでミュンヘンに寄りました。
これなあー、残念だったのが『ミュンヘンでうっかりオクトーバーフェスト』にならなかったことです。
例によってドイツに行くまでオクトーバーフェストがミュンヘンでやるなんて知らなかった私なのですが、ドイツで聞いて欲が出て、ちょうど10月に通るからふらっと寄れるなあと思っていたんだけど…、
オクトーバーフェストって9月にやるんですよね。
紛らわしい名前をつけおって…
ふぇぇ…
だけど本場ミュンヘンで大好きなヴァイツェンビアを飲めて幸せです!!
チェコでも『うっかりチェコビールをチェコのパブで飲む』という体験をしましたが、私チェコビールよりヴァイツェンの方が好みっぽくて、チェコビールはあまり印象に残らなかった…
ちなみにミュンヘン、ドイツの中でも宿代が高いんですよね。オクトーバーフェスト中なんてすごいらしいです。
これはホテルとか泊まったら辛いなあー。私はカウチサーフィンで泊めてもらいました。
スペインでの予定がなくなり、ギリシャの島にうっかり滞在
ギリシャの島自体は、『低予算でも行けるところ』を意識的にかなり探して行ったんですけど。
そもそものギリシャに行くことになったのは、めっちゃ成り行きでした。
元々、スペインで知り合いの方が巡礼をやっていて、途中で合流しませんかって誘われていたのでそのつもりでドイツからスペインへの便を探していたんですよ。でもぎりぎりまで予約せずにいたら、その巡礼の旅をしていた人が途中で切り上げて帰っちゃって。
一人で行くのもなんだしな、どうしようかな、もう10月だしそろそろ東南アジアに帰らないとな、って迷っているところに、スカイスキャナーを見ていたら謎のギリシャーシンガポール経由バンコク・片道192EURの便が出てきて。
あーこれギリシャから帰るしかないなって。
そのときいたフランクフルトからアテネまで確か3,000円くらいで便があったし。(Ryanairおかしいですよね…)
片道2万7千円くらいでドイツからタイに帰れるとは。
それで、まあアテネに寄ろうってことになって、
ギリシャといえば島だなって、
ギリシャに一生の内何度来れるかわからないからとりあえず島に行っておこう、
でもあんまりお金ないから低予算で行ける島ないかな、という事で、前述の記事になったわけなんです。
いや〜アイギナ島よかったな!!
まさか『ギリシャの島で過ごす』人生までゲットできるなんて直前まで全然思ってなかったですよ…。
いや〜放浪生活最高!!
まとめ:うっかり放浪生活最高!!
どうでしたでしょうか、これらは『月5万円で海外放浪生活』という言葉から想像できる人生だったでしょうか。
私は全然想像できませんでした。
(ヨーロッパ放浪とかは、クラウドファンディングで助けてもらったのとLINEスタンプの売上金をおろさずにいて10万円くらい貯まっていたりして、本当に月5万の予算でこれが実現できたわけじゃないけども)
▼こちらの記事も合わせて読むと、『なんでこの生活でこんな経験が出来てるんだこいつ』という思いが深くなります
驚くべき低所得なのに(笑)、なんでこんなに色々経験できたのかなって考えたら、私は『時間』と『場所』の自由がある、という事が大きかったと思うんですね。だから、機会が目の前にあったとして、そちらに行けた。それが放浪生活の醍醐味だと思うんです。
(もちろん泊めてくれたり車に乗せてくれたり、そういう助けてくれた人に恵まれた、というのもあります。感謝。)
世の中の自由は『お金』『時間』『場所』の3種類ある、と私つねづね思っていて。(これに人間関係の自由を足して4つにする人もいるけど)
多くの人は『お金』の自由にまず意識がいきがちだと思うんですけど、『時間』と『場所』の自由だけでもこれだけ出来るよ、っていうのは、同じように自由に生きていきたいと思っている人に伝えたいなあ、と思うんです。
まあお金の自由もあったほうがいいのは間違いないけどさ。(笑)
私、被雇用であってもそうでなくても、お金を稼ぐ才能が全然ないみたいなんですよね。ブログにそういう要素を求めて来た人はガッカリするかもですけど、すみません。
こういうのは『学校でいい成績を取る』ような能力とも『仕事をする』能力とも別なんだと思う。自己肯定感が高くないと難しい。残念ながら私には欠けているものです。
そのあたり私は長年の間いろいろ経験してゆっくりと諦めての今なので、冒頭でちょっと言ったとおり、この生活でいくら稼ぐかみたいなレースのトラックに再度無理やり乗せられても困るところがあって。
あとお金稼ぎだけが価値観のレースは私が日本にいてどの自由もあまり感じられなかった頃の延長にある世界観なので、せっかく色んな事から自由になって新しい経験をたくさんしているのに、その古い場所を再度自分の視野に入れる気にあまりなれないんですよね。
人生で仕事でしか実現できない範囲のものってあると思っているので、仕事は真摯にやっていきたいとは考えているんですけど。こっちもどうも才能あまりないみたいだなあ。
むしろこの収入でこんな暮らしを実現できている、という事の方に、私の能力やスキルは在るんだと思います。
場所と時間の自由もそこそこ持ってて私よりお金を稼げてる人たくさんいると思うんですけど、そういう人たちなら私よりずっと楽しい暮らしができそうなものだけど、意外としないですよね。それが時々不思議です。
まあ私のはあまり将来を考慮してない捨て身の戦法に近いですけど…。完全に今キリギリス型だもんなあ。
自分でもちょっとうまく理解が出来ないのは、20代の大学出たばかりのバックパッカーならともかく40歳独身の人間がこういう事を言って生きているというところで。こいつ大丈夫なのか?という気持ちに当然みなさんなると思うし、私も我に返るとちょっとなるわけなんですけど、まあほそぼそと仕事もさせて頂いているし、なんとかなるかなあ。世界一周と違ってサステナビリティあるし。
色々な要素を考えると日本にいた頃よりめっちゃプラスだし、経済的にもやっていけるなら、今の暮らしを死ぬまで続けたいなあと今のところ思っています。私にとってはとても楽しいので。
ただ、もし月収100万とかになったら取れる選択肢の範囲が今と確実に変わるので、そうなったとき私はどういう放浪生活を送るんだろう?ということへの興味はあります。
それ、死ぬ前に1ヶ月分くらいは実現してみたいですけど😅
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