こんにちは、くみです。
先日、バンコクでバイタク(の服装をした男)に荷物を持って行かれたので、事例を共有します!
みんなも気をつけてね!
状況などを説明しますね。
※ アイキャッチはイメージです。(Photo: Motorcycle Taxi By Mark Fischer )
被害に遭った状況
- 場所:プラカノン駅近く(この辺で声をかけられた:https://goo.gl/maps/YzQEiDaoRDT2)
- 時間:ちょっと遅め、夜22時頃
- 状況:
バックパックとサブバッグとラップトップバッグを担いで、友達の家に行くのにUberに乗ろうと思ってスマートフォンアプリで探していたら、バイタクの服装をしていた男性に声をかけられる。
100バーツというので高すぎると断ったら(本来20〜30バーツの距離でUberだと45バーツ)、勝手に値段を下げていって、30バーツというのでまあそれならいいかと思って乗ることに。自分でバックパックとラップトップバッグを持ち、サブバッグを前に預かってもらってバイタクに乗ったが、指定の場所を過ぎても走り続けるので、地図を確認するからと止めてもらう。
降りたら、まだ料金を払ってないのに私のサブバッグを持ったまま走り去る。
料金を受け取らずに、私が降りたらすぐに走り去ったので、おそらく間違いなどではなく確信犯。
他の国(例えばカンボジアやベトナムとか)だと確かに『このまま荷物を持っていかれたら困るな』と思って警戒したりはするんですけど、バンコクはユニフォームを着ていることもあって、ちゃんと職業についている人、という意識でつい見てしまいましたね…。
まあカンボジアはちょっと危なすぎるので、手ぶらくらいの身軽な時でないとバイクには乗らないけど…
今思えば不審な点
最初からぼったくってこようとした
道端で声をかけられたけど、正規のバイタクは待ち場以外で乗せちゃいけないらしいんですよね。
待ち場以外で乗って問題無い時も何度もあったけど、今回の人は20-30バーツの距離を100バーツと言ってきて、おかしいなとは思ったんです。(断ってたら30バーツまで下げては来た)
普通のバイタクはこんなにぼったくった値段を言ってくることないですよね。もしかしたら10バーツとか20バーツ程度はあるかもしれないけど…
プロのバイタクとは思えない点がいくつもあった
あと運転がドヘタクソで途中めちゃ揺れて怖かった。あんな揺れ方、バイタクで一度も経験した事ないので…初心者なのかな、事故ったら怖いなとは思ってた。
指定した場所を通り過ぎたのも初めてのことで変だった。
その時は発想がなかったけど、今考えるとどこかでユニフォームを買っただけで、正規のバイタクドライバーではなかったかもしれない。背中の番号やバイタクの免許証があったかも思い出せない…ユニフォームもなんか新しいような気がした。
在住の友達が
『荷物を受け取るのを忘れてバイタクがそのまま走っていってしまうことは何回かあったけど、待ち場から乗った時は荷物を待ち場に届けてくれていた』
と話していたけど(それもすごい話だ)、偽物だったら全然望めないよな。
前にサブバッグをおいてとお願いしても最初分かってなくて受け取ってもらえなかったので、最初から荷物狙いだったとも思えない。
最初から荷物狙いだったら、そもそも私が荷物を預けた段階で私を乗せずに走り去ったと思うし。
すごくお金に困ってて、バイタクに扮して旅行者にふっかけて小銭稼ぎをしていて、今回は走ってる最中に(もしくは降りた直後に)魔が差して荷物を持ち去ることを思いついたとかじゃないかな。
考えられる対策
この被害を防ぐためにはどうすればよかったか、またどうしたら被害がより軽減されたか考えてみました。
- バイタクは必ず待ち場から乗る
- ふっかけてくる奴には値切れても乗らない(根切り交渉とかは他の国では普通だけど…最初明らかにぼったくりな価格というのは、タイでは良くない人という事かもしれない)
- 背中の番号や組合の免許証のようなものを確認する
- そもそもバイタクに乗らない(便利だけど確かに日本人にはおすすめできない)
→これ、旅行ならともかく在住だとなかなか難しかったりしますよね - Uberなど追跡できる乗り物に乗る(タクシーもあとから分からないよね)
→これはかなり安全度が増すけど、居住者だといつもとは行かないよな〜
参考: - 配車サービス『Uber』、海外でタクシーの代わりに使うメリットを海外生活4年以上の視点から解説するよ – Kumi-Log
- 貴重品と貴重でないものを分け、貴重品は他人に預けない(これは今回良かった、奇跡的に重要なものは入れてませんでした)
※ 降りたあとすぐ走り去られて、荷物を取り戻すスキがなかったので、そこを気をつけても仕方がないかも。自分が受け取るのを忘れたとかには有効かもしれないが
※ サブバッグを持っていなければとか、あいつに預けなければとかのifも考えたんですが、どう考えても相手はお金に困っている人だし、そしたらそれはそれでスマートフォンやメインバッグ・ラップトップバッグを強奪されていたかもしれない。
あの時持って行かれて一番困るのはラップトップバッグだったので、サブバッグで済んでむしろ良かったのかも。
もうとにかく、荷物が多い時はバイタクに乗らない!(最初からUberに乗っておけばよかった)
そして貴重品は自分がホールドできる場所に持っておく!
というのは今後徹底しよう…。
まあ断ってスマートフォンでUberを探し続けていたら、もしかしたらスマートフォンをひったくられていたかもしれないけど…セブンイレブンの中とか、危なくないところで探すのがいいかもなあ。
ダメージコントロールをもっと真剣に考えないとなあ
悲しいけど、どこに居ても被害に遭う時は遭うので(日本はこういう系の犯罪は少なさそうですけど)、被害に遭っても最小限に食い止める/リカバリーできるようにダメージコントロールをもっと真剣に考えたほうがいいかもしれないですね。
特にデジモノ系なあー。これ一度真剣に考えないとなあ。スマートフォンとラップトップ同時に持って行かれたら、Google・FB・Twitter・Dropbox・1Passwordなど、どこにもログインできなくなるので…。怖い!
被害に遭ったものリスト
ちょうど前日に荷物の整理をしていたこともあって、致命的なものは入れていませんでした。
パソコンとかHDDが無事でよかったー!!
色んなものをごちゃあ…と入れていたので、まだ完全には思い出せてないと思うんだけど。
- 人から貰った白Tシャツ3枚(せっかくTripullさんにもらったりしたのに…)
- 黒スカート1枚(BetaBrandで買ったばかりの88USDの;;)
Travel Yoga Skort (Black) - キーホルダーとか(方位磁石、ドイツで買ったハンドジェル、防犯ベル、人からもらった猫と魚のキーホルダー、軽い栓抜き)
方位磁石気に入ってたのになー;; - お茶、コーヒー、調味料類:はあー沖縄の塩〜〜〜
- ヨーロッパからのお土産類;;
- 洗濯物(パンツ1枚、靴下、スカート、タイパンツ2枚)※どれももうボロボロで擦り切れてる感じだったのでこれらはまあいいです
- 鉄剤
- 水着と水中眼鏡(水着も買い換えようと思ってたんだけど、水中眼鏡は性能良かったんで惜しいなあー)
- U字鍵
手に入れたばかりだったのに;; - SIMカードセット
まだ期限の長いTrueのSIMとChat SIMが入ってた〜 - 封筒、シール、筆記具:100均のぽち袋とか、ちょっとしたお礼を伝える時に重宝してた『ありがとう』シールとか。あードイツで見つけた2色の蛍光マーカーも入ってたな〜〜
- パスポートケース(空):処分しようと思っていたものだからいいけど…
- ハンカチ
- 裁縫セットと輪ゴム
- 500gまで測れるデジタルスケール
これアイテムについて書く時に重宝してたのにな〜 - エクササイズ用チューブ:これはもっと軽い平ゴムタイプのにしようと思ってたから良いけどさ…
- 防水カメラ:これ地味に痛いなー;;同じのを買い直すのも悔しいので、この機会に防水機能のあるコンデジかアクションカメラに買い換えるか…
痛いのはBetaBrandのスカートと防水カメラかなあ…
アイテムとしては方位磁石と水中眼鏡とデジタルスケールも気に入っていたので痛いけど。
まあ、全部 お金で解決できるものと言えば言えるので、そこは不幸中の幸いではありますけど。
パスポートとかラップトップとかHDDとかはきついので、あっちに入れていなくて助かった。
あともう既に販売していないeneloopの小型USB充電器もあっちに入れていなくてよかった…と思って今Amazonを見たら再販しているのかな??これミニマリスト垂涎のアイテムなんですよね。
最近タイの治安ってどうなの?
私はタイの治安って周辺国(マレーシア、カンボジア、ベトナムなど)よりは格段に良いと思っていて、首都で比べてもバンコクはクアラルンプール、プノンペン、ホーチミンよりは治安が良いと思ってたんですね。
経済も上向きで、バンコクのタイ人も豊かになってきているし。
だけど、もちろんそれは全員じゃないし…、
最近治安が悪くなってきているという在住の人のコメントもありました。
今年始めにも、シーロムで偽警官による強盗事件があったみたいですね。
同じ人が同じ場所で2回も遭うってことは、常習化した縄張りですよね…
JBの時もそうだったけど、こういう犯罪者ってカモをバイクで巡回して探しているみたいなので、聖域はない気がします。外国人が多くてひと気がなければどこでもあり得るのかも。
タクシーも怖いね…。男性の友達がバンコクのタクシーは安全って言いきっていたけど、強姦って被害者が届け出にくいので、男性の見えないところで被害が起こっている事はあると思う。異性に見えない世界ってあるから。金品だったらまだリカバリーが聞くけど、強姦とかは何年も十何年も影響が続くからね…。
しかしこの対策の『1人でタクシーを利用する際に犯罪被害防止策として最も良い方法は、乗車してすぐに誰かに電話をかけることです。運転手にも聞こえるように、乗車した場所、現在の場所、助手席前に明示してある運転手の名前などを伝えて下さい。運転手に電話の内容を伝えるためにはタイ語で話をするのがベストですが、日本語でも地名であれば伝わるでしょう。』ってハードル高いな。これタクシーに乗るたびに毎回できる人って少ないんじゃ…
今までタイ国内では他の国よりもちょっと油断していて、スマートフォンを手に持ったまま移動したり、深夜も一人で歩いて帰ったりしていたんだけど、少なくともラップトップなどを持っている時はやはり控えた方がいいのかも…。
ただ、今回のケース、色んな在住の人(みんなもう何年も住んでいる)に話しても『聞いたことがない』と言っていたので、レアケースみたいです。偽のぼったくりバイタクが途中で魔が差した、という感じなのかなあ。
警察は捕まえられないのかな
何人かに警察に行くか相談したけど、行っても無駄、という意見ばかりでした。でも何もせずに諦めるのも悔しいな…。
まあ金目の物やパスポートは入ってなかったし、別に保険を申請するわけじゃないから被害届作ってもらっても仕方ないと言えば仕方ないのだが。
日本だと、警察に相談して近隣の防犯カメラなどをチェックしてもらって、ってできるのかもだけど…
せめて大使館には報告したいけど、連絡先が電話なのよなあ…😢
いやービックリした!
まさかバンコクであんな事するバイタクがいるとは(偽かもだけど)…。全く想定してなかった、これは油断したなあー。
まあ、日本人の短期旅行者はバイタクなんて(それも荷物をたくさん持って)乗らないだろうし、在住の人は在住の人で顔見知りの地域のバイタクに乗るだろうから、これ被害に遭う可能性があるの私くらいで誰の役にも立たない共有かもしれないけど😅
それ以外の犯罪もあるので、気をつけて楽しい海外を過ごしてくださいね!私も気をつけます〜!
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